kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

いよいよKADOKAWAも終わった ――

もともとの発端は、
ニコニコ闘会議で、法律破りの高額賞金ゲーム大会を開こう、という暴挙から始まって。
その時点で、仕切りは大失敗。
ゲームベンダーに赤っ恥を掻かせたので、
責任者が腹切って辞職すればそれで終わった話だったんですけどね。
それを『俺は悪くない。法律が悪い』とごねまくって、
話広げていって、ついにここまで話を大きくしてしまった、という――
私的にはそんな風にしか見えない事案なのですけど。
ザックリ乱暴に書けば、
一番最初の闘会議の事例だって、
ADOKAWAなりニコニコ動画ドワンゴなりが、
賞金提供元になってゲーム大会開けば、
法律的には問題なかったのですよ。
『KADOKAWA』なり『ドワンゴ』なりが、大会組織委員作って資金出して大会を主催して、
ゲームベンダーには別口の広告費なりで賞金分を大会とは別途に予算計上して補填して貰えばよかっただけで。
そういう汗を掻くことすらせずに安直に他人の財布当てにしてオリンピックを目指すとか、そんなこと軽々しく口にするなよ。
それをゲームベンダーの販促費から金出せて、
放映権料タダで独占して自分のところだけ利益だそうとか、
そういう『コスい』商売しているから結果として首が絞まっただけで。
それを今度はゲーム業界全体に広げて、
業界から金を絞り尽くそうとか……KADOKAWAは業界を潰す気か、と
腹立ち捲りですけど。
これな座組で
電通仕切りの広告スポンサーが付くわけないだろ。
ADOKAWAが主催の高額賞金大会やって、
それで動員数とか十分な黒字出した上で、
その数字持って行けば、他の企業だってスポンサーとして参加してみようか、
ってはなしになりますよ。
ところが、
それすら無くて、
自前でヤルと赤字になるから、他の企業に金出せよう、って
どうみても失敗確定の興業に、
どこの企業がスポンサーとして名乗りを上げるんですかね。
自社で、
スター選手を抱えている場合は親企業が名乗りをあげる場合もありますけど。
スキーとかスケートとか、
その他の日本のマイナー競技はだいたいこのケースなんですけど。
というか、このJeSUの仕組みを考えた人は
日本のマイナースポーツのスポンサード状況とか全く理解しておらず、
オリンピックなんて目指す気まったくないのが丸わかりなんですけど。
だいたい実業団以下、プロ競技から遠いマイナー競技のスポンサーになってくれている企業って、
その企業にオリンピック出場する選手がいるご縁だったり、
関係者がそうだったりそんな縁故でスポンサードしている例が多いんですよ。
義理人情の心意気です。
それで所属する会社の名前の宣伝にもなればマシ程度の『広告』として跳ね返ってくる、って
建前で企業としてもまったく畑違いのスポーツ振興に予算組んで、
所属しているアマチュアセミプロ選手に便宜を謀っているわけです。
ところが、
JeSUの仕組みだとプロ認定されたプレイヤーが大会に出たら
副業規定に引っかかるそうですから。
こうなってしまうと本末転倒で、
記事にも書いてある通りアマチュアセミプロ層がごっそり減ってしまって、
競技人口のピラミッドが崩壊することになります。プロだけ残って底辺が消滅するという。
これでオリンピックを目指す、とか。なんの笑い話だよ、って内容です。
少なくとも、
こんなふざけた制度設計でオリンピック目指すとか、出来もしない、そんな覚悟もない、
いい加減なことは言って貰いたくないです。
私は、
北海道に居たときに近所に雪印のアイスホッケーリンクがあったご縁で、
アイスホッケーの大会のお手伝いにも、ボランティアで参加したりして、
役員さんとお話しする機会もチョコチョコありました。
オリンピックを目指すってのは並大抵の話じゃ有りません。
損か得か言えば、赤字続きです。
だって競技で勝っても、金メダルとっても収入が増えるわけじゃないんですから。
それが観客動員に直結して観客収入やグッズ売り上げが恒常的に伸びる、ってわけじゃないですからね。
それでも選手強化と競技振興は継続しなければならず、
そのために延々とお金が消費されていくだけです。
たとえばラクビー、
一時期ブームになって五郎丸選手がテレビCMに出まくりましたけど。
2年くらい経って今、どうですか?
テレビ見かけることも、話題に上ることもほとんどありません。
ラクビーの競技人口が増加傾向続いている、という話にも聞きません。
現実はそんなものです。
というか、
『KADOKAWA』はそろそろダメ人間を切れよ。
このままじゃ会社全体を潰すことになるぞ。



 JeSU(一般社団法人eスポーツ連合)が興行権を確保して、無理にでもプロ団体にしたいっていう理由は、単純に浜村通信JeSU開催のプロ大会(たぶん日本選手権的なものを『闘会議』か東京ゲームショウでやる)の看板スポンサーの権利を電通に買い切らせて組織の運営費に充てたいというビジネス的なものでしょう。

全てのゲーム会社に考えて欲しい「プロ認定制度」の問題点と新しい提案 - カジノ合法化に関する100の質問
http://blog.livedoor.jp/takashikiso_casino/archives/9774274.html

 最後に、なんか「オリンピックに選手を派遣したい」という夢は大事だと思いますが、少なくとも室内のアジア競技大会(2018年)については、アリババグループ子会社のアリスポーツが仕切るわけです。
アジアオリンピック評議会が「e-Sports」を競技種目に―2018年「アジア競技大会」から本格デモ導入 | エンタメウィーク
https://ent.smt.docomo.ne.jp/article/321627

 そこで採用されているゲームは、オリンピック全体のゴールドスポンサーであるアリババグループの影響は受けざるを得ません。なので、目下のタイトルはValve「DOTA2」、ABの「Hearthstone」、「スタークラフト2」と、場合によってはエキシビジョンでEA「FIFA」シリーズであって、今後追加されるのは中華系タイトルが中心になるかもしれません。
 そういうオリンピックに日本国籍のゲーム選手を派遣するための座組をJeSUが作る話を、これらのゲームに全く絡みのないウメハラさんその他e-sportsのリアルプレイヤー並べてきてコミュニティと話し合っても、さほどの意味を持ちません。そもそも「ゲーム大会」と「e-Sports」と「オリンピック選手派遣」とが全部ごっちゃになっているのです。結局出る選手は世界的にプレイヤーがいて公平な協議制のあるゲームで活躍する人たちとなり、いま最前線で活躍している人たちとは全然違う分野の選手が増えることでしょう。

 一方で、なぜかプロライセンス対象タイトルというものが、JeSUによって勝手に決められています。どういう根拠でタイトルが制限されているのか理解に苦しみますが、なぜか「パズルアンドドラゴンズ」とか「モンスターストライク」などが入っています。国内大会できちんとプレイヤーのいるゲームを選んだのかもしれませんが、要するに浜村通信が声をかけやすいメーカーから許諾が取れたから名前が挙がっているだけで、オリンピックの正式種目になるはずがないパズドラでプロライセンス発行する意味がどこにあるのか理解ができません。
 ましてや、コナミ「ウィニングイレブン」などをJeSU公式種目(何それ?)にしたところで、競合であるEA「FIFA」シリーズが大会エキシビジョンに採用されたとき、大会に人を出すJeSU浜村通信コナミになんて説明するのかという話になります。JeSUではプロライセンスを出していないはずのゲームが室内競技としてジャカルタ大会で採用されたとき、JeSUはどうやって選手を派遣するつもりなのでしょうか。プロ認定していない選手を連れていくんでしょうか。そうだとすれば、JeSUは何のために存在するんでしょう。
 つまりは、オリンピックへの出場はJeSUのプロライセンス発行の口実に過ぎず、プロライセンス発行予定タイトルが1%もオリンピック正式種目になる可能性がないのにJOC消費者庁の名前を勝手に持ち出してゲーム大会の箔付けに使うべきではないと思います。
 自分が大事に思っている東京ゲームショウ(での目玉イベントとしてのe-sports大会)とKADOKAWAドワンゴのイベントである『闘会議』のスポンサー営業のためにJeSU立ち上げましたという話にすぎないので、そうならばそうだとはっきり正直に言ってくれれば問題点がスッキリするのではないでしょうか。


ところで、
いろいろ調べていくと、はてなダイアリーって<iflame>命令がまともに使えないのですね。
なので、他のブログからの埋め込みやろうとすると、
四苦八苦するわけですね。
どうしよう、
そろそろダイアリーからブログへ切り替えるべきなのか……というか、
そういう時期はとっくに過ぎているんだろうな。
私みたいなのは、
『化石』レベルなんでしょうねぇ……
切ない。