kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

結果がでたけど ―― NY株一時250ドル超高 中間選挙、想定通り

アメリ中間選挙の開票が終了しました。
それで結果は、と言えば。
ほぼ当初の想定通り、と言いますか……
的確な解説をまとめているニュースサイトを探したのですけど……
ないですねぇ。
どこも『トランプ敗北』一色で。
上院は共和党過半数を占め、
下院は民主党過半数をとって議会を制したことで、
『ねじれ国会(議会)』になって。
これから政権運営が難しくなるので、トランプ大統領にとって中間選挙の結果は大打撃だ、と。
ほぼ、この論調一色で紙面というか、記事が埋まってます。
でも、
これって記事を書いている『記者』の願望が言葉になっただけで。
事実かどうか怪しいんですよね。
というのも、
政権運営に大打撃なら、まず真っ先にマーケットが反応するはずなんですけど。
選挙結果後のニューヨーク市場は、爆上げ相場です。
それを受けて、
本日の日本市場も全面高の展開です。
マーケットの評価は、
『想定通りで既存路線に変更無し』
つまり。
『今まで通り、何も変わらないだろう』
て判断なんですよねぇ。
マスメディアの、
誰も自分の発言に責任を取らない放言満載の記事よりも、
明日の金が掛かったマーケットは、
トランプ大統領アメリカ全体として、
今回の中間選挙の結果は想定の範囲内の出来事に過ぎない。
大勢に影響を与える物では無い。と見てるわけです。
……まあ、
今の時点では何も起きてないので。
これから、
起きた時に個別に判断していく。ってことなんでしょうけど。
私としては、
マスコミが盛んに煽っている『中間選挙敗北の結果によるトランプ大統領の後退』よりも、
マーケットが評価している、『想定された選挙結果による現状維持』評価の方が、
現実に即した評価である、と思っています。
というのも、
アメリカのマスコミ、
そしてそれを情報源にしている日本のメディアは、
盛んに『トランプ大統領自国第一主義』を否定しますけど。
でも、
彼の語る自国第一主義をかみ砕いて、
日本的な言葉に置き換えれば、
『国内産業を保護するためにTPP加盟は反対だ』と言っているだけなんです。
グローバリズムに対応できない、
地方型の中小企業、自営業者の暮らしを保護するために、
アメリカに有利な取引をしよう。と選挙民に訴えて、
支持を集めているわけで。
国連や各種基金への支援打ち切りも、
日本的に置き換えれば
『ODAをやめて日本国民のために金を使え』って話で。
国民からすると、
ある意味至極真っ当な主張なわけです。
そして、
支持者を固めて票を集めるために、
各地を回って遊説を繰り返している……
これ、日本に置き換えるなら
東北とか日本海側とか地方を回って『票集め』をする
『どぶ板選挙』そのものですよ。
そういう風に、
日本の身の回りに起きている出来事に置き換えて、
トランプ大統領』という人間の主張を見てみると、
彼が巻き起こしてる対立、というのは、
アメリカが内に籠もって国際協調を無視している』
アメリカが孤立を目指している』とか、
そんな一方的な話ではなくて、
『これまでの超大国の地位を維持するのか、それとも普通の大国になるのか』
という、
他国が成長してきた現実を目の当たりにしているアメリカ国民にとっては、
避けて通れない選択であり、議論なわけです。
そしてそれは、
これまでアメリカ一辺倒で寄りかかってきた日本を含めた西側諸国(あえてこの表現を使いますが)にとって
アメリカが背負っていた責務、役割をどこまで負担していくのか、
誰がどうやって負担するのか、
という、非常に厳しい現実を突きつけられた摺り合わせの日々な訳です。
歴史的な視点から評価するなら、
今起きている『トランプ旋風』は遅かれ早かれ、
アメリカの衰退に伴って訪れる過程の一コマであって。
トランプ大統領』が出現しなくても、
いつか他の誰かによって起きていた事件でしょう。
マスコミには、
そういう視点からきちんとした報道をしてほしいのですけど。
相変わらず『暴君トランプ』一辺倒の記事ばかりで……
じゃあ、
翻って反トランプを掲げる民主党は、
トランプ大統領を支持していると目される『忘れられた人たち』を助けるために、
どんな有効な支援策を打ち出しているのか、
と言えば、
相変わらずグローバリズム主体の地方切り捨て策ばかりなわけで。
分断を煽っているのは、どっちもどっちなんですよね。
トランプ支持派も反トランプも、どちらも互いに歩み寄るところがなく、相手を罵っているだけで。
そろそろ、
まともな評論が出てきても良い時期なんですけど。





 7日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米中間選挙が想定通りの結果となり、先行き不透明感が後退したとの安心感から続伸し、前日からの上げ幅が一時250ドルを超えた。
 午前10時現在は前日比150・17ドル高の2万5785・18ドル。ハイテク株主体のナスダック総合指数は84・62ポイント高の7460・58。
 選挙では民主党が下院で多数派を奪還し、上院は共和党が多数派を維持。市場では、追加減税の実現は難しくなったものの、大型減税が引き続き経済成長を支え、成長を後押しする政策が継続するとの見方が出て、買い注文が優勢となった。(ニューヨーク 共同)


まあ、
これは私の勝手な認識ですけど。
トランプ大統領』と『反トランプ』を日本の事例に当てはめて例えると、
辺野古移設を進める政府』の立場がアメリカ民主党、反トランプで、
『沖縄地域住民の意見を尊重して移設反対する沖縄県知事』の立場がトランプ大統領でしょうか。
だから、
日本の野党やマスメディア的には、トランプ大統領とは『見習うべき偉人』であるはずなんですけど。
なぜか、
日本の野党のマスメディアは彼の行動を全否定しているんですよね。
いや、
それはあんたらの普段の言動、全否定なわけで。『自分たちは『暴君』です』で認めてみるようなものなんですけど。
それをまったく理解していないのが、
残念すぎる。というか。
つくづく『バカだなぁ』と呆れてしまうわけです。