福島第一原発の事故で、東京消防局の隊員が、危険を顧みず原発に放水をして、一躍ヒーローになりました。
で、それに続くように大阪、横浜と各地の消防局から隊員がかり出されて、
原発に放水しています。
なんというか、隊員様の献身をけなすつもりはありませんが。あまりこれが常態にならないことを願います。
もともと、常道から外れた無理、無茶、無謀な任務が、かろうじて成功しているだけなのですから。
それを、志願が当然、というような空気が醸成されることは間違いだと思いますし。
また、成功が続くことで、成功を前提にして変に士気が上がり、
功名を競い合って安全が軽視されるようなことになるのも、間違いだと思いますしね。
気を緩めず、安全第一で、無理が限界を超えない程度に、
頑張ってほしいと思います。
大事なことは、不慮の事故を防ぐことです。
それは、
原発の暴走を収束させる、という意味であると同時に、
隊員たちの事故を防ぐことでもあります。
そのどちらが欠けても、この作戦は失敗です。
犠牲者を出さないこと。
その目的を、政府も隊員様たちも、忘れないで欲しいと思います。
