kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

東電は何もしなくとも、自壊しそう

さて、福島第一原発の事故処理の工程表が改められました。
1号機が炉心溶融していることを受けて、従来の計画で予定していた冠水処理は不可能なので、
新たに計画を立て直したのですが。
2号機、3号機についても炉心溶融を前提として、計画の組み直しです。
このプロセスにおいて、
ここにきて新たな事実の発覚みたいな発表になっていますが。
実際には、以前からわかっていたことを、ようやく国民に公開しているだけですよね。
だって、政府のお役人も東電も、全然緊迫感のかけらもないですもの。
もう、何もかもわかって安全を確認した上で、
リスクが低くなったので、情報を公開し始めた、というところじゃないですかね。
で、この結果を見ていて、
東電が原発の事故処理にかける金額というのは、賠償を除いて……純粋に廃炉までのプロセスで必要な作業費用は
いくらになるのでしょうか。
だいたい、目処がついているはずなので、
東電はさっさとその総額を発表して、それを踏まえた上で賠償支援のスキーム策定にかかるべきではないでしょうかね。
わかっていることなんだから、ズバッと発表したらいいのに。
まずは賠償よりも先に、原発の事故処理に必要な費用の確保が先決のはずです。
で、その次に賠償ですよね。
原発をそのままにして、賠償なんてありえませんよ。
火事で家が燃えたままなのに、保険金支払いの手続きだけ先に進めて、金払え……って言っても、
お金を出すところなんてありませんって。
だから、仮払いなわけで。
だけど、いつまでも「仮」を付けておく訳にもいきませんし。
そろそろ、かかる費用の見積もりをきちんと出すべきじゃないですか。
工程表の期日を延ばすなら延ばすで、
確実な日取りをはっきり示すべきだと思いますけどね。
でないと、避難している方々もそうですけど。
東電自体、賠償スキームの確定がズルズル先延ばしになって、
結局スキームが決定する前に東電が潰れた、ってことになるんじゃないですかね。
今の流れだと、事故収束までの道のりが確定しない限り、賠償の枠組みを決められず、
政府は積極的な支援はできないので、東電が一人で頑張ってくれ……になってますもの。
多分、政府は原発後始末の算段がきちんと立つまでは、一銭も払わないつもりじゃないですかね。
たとえ、社長や会長が泣きつこうが、まずは無給で働き、持てる資産は全部売り飛ばして、
それでも金が足りないというのなら、銀行に借りてくれ。
って、ところじゃないですか……
いっそ東電の経営陣は自ら破産宣告してさっさと民事再生を申請した方が、楽だと思うのですけどね。
で、原発被害者への補償はすべて国にお任せする、って方がすっきりすると思うのですけど。
世論がどう言おうが、
もうできることはこれしかありません……ってことで、決断してもいいと思いますけどね。
ただ、企業年金とか、給与や、資産は全部パーになりますけど。
それでも、何年も賠償に付きあうより、ずっと楽じゃないですかね。