kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

日本国は原発をこれからどうするつもりなのか

昨年の地震から、はや10ヶ月。
その間に起きた原発事故は、この国にある原子力というものへの評価を
まるっきり変えてくれました。
時間が経つにつれて次々に明らかになる情報から見えてきた、
杜撰な安全管理体制、運営組織の隠蔽体質。
わたしは、
事故当初、原子力発電に携わっている人たちは、安全な運転を行うために、
あらゆる努力を惜しまず、注力する真面目な人たちなのだと信じた部分がありましたけど。
フタを開けて見たら、たんなる金と利権への欲にまみれた、
そこそこは頑張るけど、そこそこに手を抜く普通の人たちでした。
安全神話を絶対に守り抜くスーパーマンではなく、
たまたま運良く安全だっただけの、ごく普通の人たちでしたよ。
時間が経って明らかになった事故当時の状況は、
スーパーマンではない普通の人たちには、なにも出来ないお手上げなことばかり山積みで、
とりあえず体面を保つために、情報を隠し、ごまかしのような答弁をする、
そんな場面ばかりだったようです。
去年の3月から4月にかけて書いたブログ記事を、今改めて読み返してみると。
かなり脳天気なことを書いていました。
何も分からないまま、とんでもない状況に追い込まれていくところでした。
まあ、それはそれでそうなるしかなかったのかな。と思うところもあります。
一生懸命勉強して、原子力事業のエキスパートになるつもりもないですし。
日々の暮らしに困らない程度の知識があればいい、と思うくらいでしかないですから。
だから、
これから先については、
日本国内では原子力発電を使用するべきではないと強く思うようになりました。
この10ヶ月、福島原発事故の後始末を見ていて、分かったのは、
日本国内には原子力発電所を安全に管理するスキルが不足しているという事実です。
>現場で何が起きているのか、正確に把握する手段を持っていない。
>計器が壊れていても、それを確認する手段がなかったりする。
>外国には情報を公表しても、国内には伏せる。
>基準をころころ変えて、いったい何に基づいて制定しているのか意味不明
>事故当時、狂ったように東電をつるし上げていたマスコミは、その後の検証をほったらかし。
 たとえば、事故の初期、汚染水を足に浴びて被曝した作業員が、その後どうなったのか。
 追跡調査をして経過を発表したり、その程度のことさえ為されていない。
>汚染の実態が把握できていない。
>何が原因で事故が起きたのか。検証が有耶無耶なので、他の原発が適切に改善されないまま。
 他の原発で同様の事故が起きても、なにもおかしくない。
とかとか。
たとえるなら
自動車に欠陥があって、タイヤがパンクした。
それはわかるのだけど、パンクの原因がわからない。
タイヤがすり減っていたためか。
運転が乱暴すぎたのか。
道路に問題があったのか。パンクさせるような尖った硬いモノが洛ちていたのか。
いったい何が悪かったのかわからないので、
他の車までも同じような事故が発生するのか、それもわからない。
でも、自動車に欠陥があって安全ではないことは分かっている。
ならば、そんな自動車には乗るべきではない、はずだ。
……一庶民としてはそのように愚考するのだけど。違うのかな。