kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これからの話――原発の再稼働

今日の気になる記事は、いつもの産経新聞です。


「【正論】京都大学大学院教授・藤井聡 原発が止まる「地獄」こそ直視を」:MSN産経ニュース 「【正論】京都大学大学院教授・藤井聡 原発が止まる「地獄」こそ直視を」:MSN産経ニュース


産経新聞の論説だか、コラムだか、位置づけのよくわからない記事です。
読んでみた正直な感想は……まだこんなことを言っているのか、と呆れています。
うーん、原発推進派の人たちは、どうしても今の反原発の流れを「放射脳ヒステリー」ということにしたいようです。
原発事故対応にあたっていた時期、前の枝野官房長官がスポークスマンとなって、政府発表を一括して行い、
日本のマスコミがそれに追随した情報しか流さない状況を、誰かが「大本営発表」と揶揄してましたが。
日本のマスコミの体質は、60年前から全然変わっていないようです。
報道の自由とか、言論の自由とか、格好いいことを言っても、結局は政府の提灯記事しか書けないのですね。
国民は、この記事に書かれている内容なんて、とっくに織り込み済みで。
関東圏は去年、計画停電を体験しましたし。
今年は、東電の値上げも体験してますし。
電力供給が低下するリスクに対して、遅々とした歩みですが、少しずつ対応し始めていますよ。
その一方で、データ的な確率論で言うなら、
福島原発の事故は発生するはずのない事件だったわけです。
それが「想定外」という言葉で、事故が起きるのは当たり前のように認められてしまった現実があって、
つまり、日本政府と産業界が見せた福島原発の事故対応が、
原発の安全性については、まったく科学的な根拠がないことを、国民に証明してくれたのですよ。
記事中には、
「防げないという悪夢が現実化する確率は、科学的データに基づいて推計される大飯原発事故の発生確率に比べれば、はるかに巨大だといわざるを得ないのではないだろうか」
とか書いてありますが、
科学的根拠に基づく、大飯原発事故の発生確率なんて、きちんと計算されていましたっけ?
活断層が真下に通っているかどうかも、現在判定中の中で、いったい何を根拠にして計算したのでしょうかね?
なんというか……学者が、学問を捨てたら、存在価値なんてないですよ。
もう、こういう「酒場のオヤジ」的な意味のない駄文はウンザリです。
日本には、科学者は死滅してしまったのでしょうか。

原発に関するこういういい加減な態度に対して、
国民は異議を唱えているのですよね。
原発の再稼働については、
原発の安全性を、科学的にどのようにして証明し、担保するのか、
その確立から始めないと――もうわかりきった話ばかり書いて、国民をバカにしてないで、まともな議論をしてほしいものですな。
学者なら学者らしい、科学的根拠に基づく意見を主張してもらいたいです。
「酒場のオヤジ」はいりませんよ。個人のブログでやってください。