今日の気になる記事、というか最近韓国ばかり見て、国内のことは見落としていたのですけど。
革新的エネルギー・環境戦略（平成24年9月14日エネルギー・環境会議決定）
【主張】原発ゼロ政策 即時撤回して「２５％超」に 世界で孤立し責任果たせぬ - MSN産経ニュース
政府のエネルギー・環境会議が、２０３０年代には原発稼働を０にすることを決定したことについて。
上のブックマークは、パブリック用のペーパーで、下のは政府の決定に対する産経新聞の批判社説です。
なんというかもう、素人じゃないんだから勢いだけで物事を決めないでほしいよ。
ここまでの流れというか、過去を振り返れば、
民主党鳩山首相就任→勝手に「CO2削減25%を国際公約」→原発依存度50%超が民主党方針→2011年2月福島原発の40年耐用期限延長→3月大震災原発事故→反原発デモに鳩山が登場
つい２、３年前まで、原発依存度を５０％にしましょうって、進めていたのが。今度は０にしましょうって。そのギャップをいったいどうやって埋めるつもりなんですか。
過去には、沖縄米軍基地を県外に移しましょうって動いて、結局どこにも移動させることができず。何もできないまま、アメリカから不興を買っただけで終わったことを忘れてしまったのでしょうか。
今度は、原発０を目指しますって宣言して、結局できませんでした。って国民を振り回して。また、同じことを繰り返すわけですか。
危険な原発は稼働停止させる。それは間違ってないと思いますよ。
今年の夏は、日本にある原発のほとんどを稼働停止したまま、過ごすことができました。これも事実です。
でも、その裏で燃料費が増加して電力会社の経営が大きく傾いてしまった、のも事実です。
つまり、このまま原発を停止して電力を供給するには、今の地域独占的な電力会社では、大変都合が悪いわけです。
電気の作り方をどうこうするよりも、まず、電力行政というかエネルギー行政の仕組み、
それこそ国家としてエネルギー供給のグラウンドデザインの大胆な変更が必要不可欠になってきているんです。
そのことに切り込まず。目先だけ変えてなんとかしよう、って、それは無理ですよ。
（２０ページほどあるペーパーの中で、発送電分離に触れているのは、たったの１ページというか半ページですよ？）
それで迷走したあげく、すべてのツケを国民に回されても、困りますって。
夢物語だけの目標は撤回して、もう少し、現実的な目標を立ててほしいと思います。
追記：
起き抜けに寝ぼけて書いた文なので、後半、おかしなことを書いていたのを直しました。
