kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

たぶん裏で警察がかなり動いているのではないか――桜宮高校 普通科に変更して入試実施へ

今日の気になるニュース。といっても発表されたのは、もう2日前のこと。
大阪の橋下市長が息巻いていた、桜宮高校体育科入試の一件について。
教育委員会の判断が出ました。


普通科に変更して入試を実施へ NHKニュース 普通科に変更して入試を実施へ NHKニュース

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1月21日 19時21分

大阪市立桜宮高校で体罰を受けていた体育科の男子生徒が自殺した問題で、大阪市教育委員会は、体育科などの募集を停止して普通科に変更したうえで、来月入学試験を実施することを決めました。
入学試験の中止を求めていた大阪市の橋下市長と、実施を求めていた受験生などの双方に配慮した形の決定となりました。
大阪市立桜宮高校の体育科の2年生で、バスケットボール部のキャプテンだった男子生徒が、顧問の教師から体罰を受け、先月下旬に自殺しました。
この問題で、大阪市の橋下市長は、来月下旬に予定されている桜宮高校の体育科とスポーツ健康科学科のことしの入学試験を中止するよう求めていました。
これを受けて、大阪市教育委員会は21日夕方に会合を開き、事務局から、体育科とスポーツ健康科学科としての募集を停止して普通科に変更したうえで入学試験を実施する案と、予定どおり入学試験を実施する案の2つが示されました。
教育委員からは、「入学試験と高校の改革は一体だが、受験生への影響は最小限に抑えるべきだ」とか「今のままの体育科などで募集を行うのでは、改革のスタートとして弱い」といった意見が出されました。
そして、5人の教育委員による採決の結果、4対1の多数決で、体育科など2つの学科の募集を停止し、普通科に変更したうえで入学試験を実施することを決めました。
教育委員会は、当初体育科とスポーツ健康科学科として予定していた募集人員や通学区域は変えず、スポーツの技能を重視した教科や配点などについても変更しないとしています。
教育委員会の決定は、入学試験の中止を求めていた大阪市の橋下市長と、実施を求めていた受験生などの双方に配慮した形となりました。

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記事はNHKからです。
さて、この件について。ネット上では「橋下市長の横暴、独裁」を責める声や「教育委員会の無能、日和見主義」を非難する声などが、ちらほらと見られますけど。
個人的には、きわめて現実的な落としどころを選んだ結果ではないか、と思います。
それは、「生徒を入学させる前に、学校の改革が必要だ」とか。
「校風を根本的なところから変えていかなければならない」とか。そんな理想と現実のせめぎ合いで出た折衷案ではなくて。
もっと極めて現実的な問題が、すぐそこまで迫っているので。その対応に追われた結果ではないのかと思うのです。
では、すぐそこまで迫っている現実的な問題とはなにか?
それは――

高2自殺で体罰の顧問、府警が立件の可否判断へ : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 高2自殺で体罰の顧問、府警が立件の可否判断へ : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

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大阪市立桜宮(さくらのみや)高校(大阪市都島区)の2年男子生徒(17)が、所属するバスケットボール部の顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた翌日に自宅で自殺した問題で、大阪府警は顧問の体罰行為について顧問や他の部員らの事情聴取を進め、立件の可否を判断する。
府警や同市教委などによると、男子生徒はバスケ部のキャプテンで、昨年12月23日早朝、自室で首をつっているのが見つかり、病院で死亡が確認された。同22日の練習試合中にミスがあったとして顧問から両手で頬を複数回たたかれる体罰を受けていた。
府警は自殺当日に顧問から事情を聞いた。顧問は「キャプテンなので厳しい指導をした」と話したという。
聴取は自殺の動機を調べるのが目的だったが、市教委の調査などから、顧問の体罰が日常的に行われていた疑いが浮上し、府警は体罰行為そのものを詳しく調べる必要があると判断した。

(2013年1月9日07時11分 読売新聞)

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リンクはもう2週間も前の記事になりますけど。
府警の捜査が、いよいよ本格化して。逮捕者が続出する事態になるのでないか。
大阪市教育委員会や橋下市長は、役職上のコネクションで大阪府警の捜査情報に接して、それらの事実を知り得て。
体育科の存続はどう考えても不可能だろう、との判断に至って。
とにもかくにも、入学希望者を二次遭難させないために、普通科への転属という形で、なんとか救済できる形に落としたのではないか。
と推測します。
まあ、捜査情報が流れてこないので。勝手な推測なのですけどねぇ。

でも、
大阪市教育委員会が体育科の入試中止をあっさり決めたことについて。
教育委員会は、入試を強行することだって出来たはずです。
橋下市長が「予算の執行を凍結する」なんて言ってましたけど。
実際問題、恫喝にもなりません。
教育委員会としては、今回の体罰問題がグレーであれば、あとは生徒の権利を「錦の御旗」にして入試を強行し。
橋下市長が予算を止めたら、生徒の不利益を全面に押し出して世間を味方に付け、橋下市長を批難してすべての責任をとらせればいいわけで。
教育委員会としては、まったく痛くも痒くもなかったはずです。
橋下市長は大阪市の行政のトップですが。
こと教育行政においては、教育委員会からすれば部外者の一人に過ぎません。
委員を罷免する権限があるわけではないですし。
教育委員会が恐れるのは、民意を敵に回した場合に、リコール要求が発生することぐらいです。
ところが、今回の入試中止について、
5人の教育委員による採決では、4対1の多数決で「体育科など2つの学科の募集を停止」して。
普通科に変更したうえで入学試験を実施」することを決定しています。
これまで桜宮高校を野放しにしていた教育委員会が、これほどはっきりと、一部からは暴挙とも言われる改革に動いたのは。
そうする必要性があった、差し迫っていた、と考えた方が自然です。
おそらく、自分たちが管理する教育行政を超えたところから、どうあっても制御することができない圧力が加わることが予測出来たから、
しかも、誰の目にもはっきりと体育科の存在を否定する事実が明らかになるから、と考えた方が筋道が通っている、と思えるのですよね。
だから、今回の騒ぎは完全な出来レースで。
橋下市長と教育委員会が、後々責任を逃れるためのヤラセではないでしょうか。

勝手に言いたい放題書いてますけど。
たぶん、近いうちに明らかになるのではないか、と思います。