kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

AKBと体罰問題――峯岸みなみ、丸刈り謝罪は何が問題だったのか

仕事でもたもたしている間に、すっかり過去の話題になってしまった「体罰」「丸刈り謝罪」
かろうじて「女子柔道オリンピックチーム体罰騒動」に、世間の関心が向けてられているのかなぁ。
そもそもの発端の、大阪市桜宮高校の方は、新しい態勢での受験説明会をマスコミが記事にしてから。ぱったり情報が出なくなりました。
騒動の中心人物であった、バスケットボール部の顧問の扱いは、いったいどうなったのでしょうか?
警察の捜査の進展は?


まあ、そんなことを気にしながら、AKB48の「丸刈り謝罪」営業について……勝手に『営業』認定させていただきました。
これの何が問題なのか、の続きです。
すでに何度か書いていますけど。
所属するアイドル達の行動を『リアル』で『ガチ』として「全部本物、ヤラセなしなんですよ」と喧伝した「なんちゃってドキュメント」として、メディア媒体、そしてネット媒体を使って積極的に拡散していく。
これがAKB48を中心とするアイドルグループが定番としているプロモーション手法なのですが。
今回の「丸刈り謝罪」でも、そういう手法が用いられたこと、
そして、プロモーションの効果を最大限に発揮するために、ネタとして「体罰」が選択されたこと、
これが問題なのです。
峯岸某は自分を売り込むために、「体罰」という犯罪行為を「全部本物、ヤラセなし」という「なんちゃってドキュメント」で一般に公開したのですよ。
そうすると、見ている視聴者=私も含めてですけど。
「犯罪行為」を「リアル」として見せられるわけですから、「これ犯罪じゃない?」「犯人は誰だ?」という騒ぎになるわけですよね。
実際、ネット上では「人権侵害、虐待だ/いや違う」とかいう話題で盛り上がって、一時の騒動になってしまったわけで。
……今は、落ち着いてしまってますけど。
運営側は、当然、自分たちが犯人にされることは予想できてますから。
前もって、「全部、峯岸某当人の意志、独断で行われた」と最初から逃げ道となるエクスキューズを用意して、いっさいの責任を放棄して。
今回のプロモートに挑んでいるのですよね。
この態度というのは、「いじめ」や「体罰問題」で、「事実を把握してませんでした」と後から謝罪する「教育委員会」の姿とダブッたりして。
自己保身の説明まで、『ネタ』の一部ではないか。と勘ぐったりしているのですけど。


そういう一連の犯罪の図式、明確に法律違反とはならないまでも極めてグレーな関係について。
これを的確にまとめて言及しているサイトのリンク

>AKBが外資系だったら?丸坊主騒動にみる処分の違い http://tyk97.blogspot.jp/2013/02/akb.html


ここで言及しているAKB48的なルールというか制裁構造は、
事件の発端となった桜宮高校バスケットボール部でキャプテンだった被害者が置かれていた状況と、ほぼ同じではないか、と思います。
これはAKB48が、日本的なそういう体質を持っている、というわけではなく。
今回の「体罰」騒動を利用して世間に売り込むために、
そっくりに見えるように、この場かぎりの見かけ構造を作り出した、ということでしょう。
プロデューサーである天才・秋元康の才能がいかんなく発揮されたという事ですね。
筋書きアリのバラエティを、筋書きナシのリアルドラマとして見せる。放送作家としての力量がぬきんでています。

でも、
この「体罰構造」を『ネタ』として扱い、売り込もうというのなら、「リアル」で「ガチ」として扱ってはいけません。
そのまま放置することは、見ている視聴者や一般大衆に「犯罪行為を容認、許容する」態度を社会的に示すことになりますから。
今回の騒動で、至る所から問題視する声が上がったのは。
丸刈り謝罪」プロモートで峯岸某とAKB運営側が見せた「犯罪行為を容認、許容する」態度に対しての、一市民の拒否反応、防衛反応で。
当然の結果なのですけど。
この当然の結果を炎上させて、プロモートしようとする峯岸某とAKB運営側の計算、というか卑しい根性が、
私はどうしても許せないのです。

ただ、それでは翻って何ができるのか……というと。AKB48が法律を犯したりしているわけではないので。
彼らは「犯罪行為」っぽく見せかけた「フィクション」を公開しているだけですから。何の罪にも問えません。
この手の行為を取り締まったりもできないので。ひどく歯がゆいのです。

だから、こうして愚痴ブログを延々と書いて、憂さを晴らしたりするのです。