今日の気になるニュースは……
原発の再稼働、来年以降に 安全審査の年内終了困難か - 47NEWS（よんななニュース） 
第二次安倍政権が発足してから、何かと騒がしくなってきた原発再稼働話について、近況を奉じる共同ニュースの配信記事です。
なんでも、現在の原子力規制委員会による原発の安全審査は、年内に全審査が終わる見通しが立たない、とか。
最も対策が整っているとみられる四国電力伊方原発３号機も、これまでのような審査スピードならば「年内は無理」（同社幹部）とのコメントが載っています。
今年は原発が動かない……って、事らしいですけど。
個人的に「今のところは、そうだよね」と思います。
これは私の勝手な思い込みですが、
原発再稼働の是非を決定しているのは、原子力規制委員会の審査よりも、為替レート、もっとはっきり言えば円安具合、と海外投資家の動向だと思うのですよね。
最近になって、ようやく１ドル＝９３円前後で落ち着いてきた為替ですが、これには原発停止による火力発電用の燃料費の増大が大きく寄与している、と睨んでいます。
だから、今ここで原発再稼働をぶち上げて、燃料費＝貿易赤字の縮小など宣言しようものなら、またぞろ円高が息を吹き返すのではないか。
というリスクを負うよりも、
為替環境が１ドル＝９０円台でガチガチに固まるまで、原発は停止したままにする、政府はそんな腹づもりではないでしょうかね。
逆に言うと、
夏の参院選までに、１ドル＝９０円台での為替環境が強固に組み上がって、
さらに１ドル＝１００円台を目指す展開にまで発展するなら、
原発再稼働の声も大きくなるではないでしょうか。
どうせ原子力規制委員会の審査なんて、政府のお手盛りなんですし。
いざとなったら、抜け道くらいどうとでも作れるものですしねぇ。
かなり穿った見方ですけど……それほど的をはずしてはいないと思うのだけど。どうかなぁ？
