数日前から気になって追っかけていた、国連事務総長の舌禍事件。
どうも、日本のマスコミがデッチ上げた物っぽいのですけど。
とりあえず、政府は潘基文国連事務総長の説明を受けて、これ以上追求しないことを表明しました。
潘氏の釈明に「真意は明らかになった」 菅長官、今後は問題視せず - MSN産経ニュース
一部には、政府の対応はてぬるい、もっとつるし上げるべきだ。という声もありますけど。
吊し上げて、他国の賛同を得られるかは微妙ではないでしょうか。
今回の事件、「潘基文国連事務総長」が直接語った言葉ではなくて、日本のマスコミがアレコレ尾ひれをつけた部分が問題なっているようですし。
吊し上げるにしても、本人が「そんな事は一言も言っていない。記録にも残っていない。日本は何を言っているんだ」と反論されたら、
逆に日本が追い詰められてしまいます。
「言わなくても、そういう雰囲気だった」は通じません。
まず真っ先にクギを刺した日本政府の対応は正しい、と私的には評価するのですけど。世間様はそうではないのですかねぇ。
味方がついてこないのに、ひとりでイケイケドンドンやっても仕方がないと思うのですけど。
あと、日本語訳された『省察』が問題になっているようですが。これは、日本国内の日本国憲法改正問題への質問についてのコメントらしいですね。
ベストは、ノーコメントでヤリすごくべきだったのでしょうけど。答えてしまったのは韓国人ゆえ、かとも思います。
ただ、この『省察』について、
日本国憲法の成り立ちが、過去の軍国主義の反省から成立していることを鑑みると、
けして的外れな事を述べたわけではありません。
たとえば、日本国憲法の前文を持ち出されて、前文の内容を褒め殺しにしつつ、
私がコメントしたのはまさにこの前文に書かれていることだ。日本の憲法は素晴らしい、ということ伝えたかった。
とか言われてしまうと、「はあ、そうですか」とか、受け入れるしかないのではないか、と思います。
部外者からみたら、今回国連事務総長が発言した内容と、
日本国憲法の前文に書かれている内容って、
それほど差異はないでしょうから。
「なぜ、日本はこの発言を問題視するのか?」
「自国の憲法を全否定するのか?」
という問題に発展しかねないんじゃないの。
と思う次第です。