kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

まあ、そういう事になるよねぇ――“バイトテロ”で初の破産…多摩のそば店、負債3300万円

最近とみに騒がしい『バカッター』関連のニュース。


>最近話題のバイト炎上事件について――・内輪の悪ふざけを公開して炎上するのは何も特別なことではない
http://d.hatena.ne.jp/kg_nogu/20130812#1376265116


ついにこんな事まで行き着きましたね。


“バイトテロ”で初の破産…多摩のそば店、負債3300万円+(1/3ページ) - MSN産経ニュース “バイトテロ”で初の破産…多摩のそば店、負債3300万円+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

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2013.10.20 09:21 (1/3ページ)[不祥事]
 アルバイトの男子学生が短文投稿サイト「ツイッター」に“おバカ”画像を投稿したことから、閉店していた東京都多摩市のそば店が、19日までに、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。また、学生が所属する多摩大学は同日、この学生を停学処分にしたと発表した。これまでツイッターなどへの投稿が元で店舗が閉鎖になった事例はあるが、会社が破産にまで追い込まれたのは初とみられる。(サンケイスポーツ
ツイッターに投稿された“おバカ”画像が、会社を破産させるという、とんでもない災厄を引き起こした。
民間の信用調査会社、帝国データバンクによると、破産手続きの開始決定を受けたのは東京都多摩市のそば店「泰尚(たいしょう)」(資本金1000万円、小川純子社長)。決定は9日付で、負債は3300万円。
同社は1987年に設立。町田市にも店舗があった2011年5月期の売上高は約1億2000万円を計上しており、そばのおいしい店として地元民に愛されていた。ところが、“バイトテロ”により、経営が暗転した。
今年8月9日、男子学生が「洗浄機で洗われてきれいになっちゃった」との書き込みとともに、調理場の大型食器洗浄機に体を入れた画像をツイッターに投稿していたことが発覚。ネットが炎上する騒ぎになった。
 この画像は7月上旬に投稿されたものだったが、ほかにも、店の茶碗(ちゃわん)をブラジャーのように裸の胸に当てた画像を5月中旬に投稿していたことも探し出され、さらされた。店には「不衛生だ」と衛生面での苦情電話などが相次ぎ、閉店に追い込まれていた。
店舗の入り口には「この度、一部の従業員(多摩大学学生)による不衛生な行為により営業を停止させていただくことになりました。永きに渡りありがとうございました」と閉店を知らせる紙が張り出されていた。
これまでツイッターなどへの“おバカ”画像投稿によって大手チェーン店の一部店舗が閉店したケースはあるが、会社自体が破綻したのは初めてとみられる。今後、破産管財人が、経営者と話し合って学生への損害賠償請求を検討するという。
男子学生が通っている多摩大学は19日、学生の停学処分を発表した。同大学は「8月9日に画像の投稿を把握し、これまで学生から事情を聴くなどして手続きを進めていた。夏休みなどもあったうえ、教授会が19日だったため、決定がこの日になった」と説明。処分理由の詳細や停学の期間については「明らかにできない」としている。
■“おバカ”画像で閉店に追い込まれた店舗
★ローソン(2013年7月) 「ローソン」高知鴨部店(高知県高知市)の男性従業員が、アイスクリームケースの中に入り込む画像をフェイスブックに掲載。ローソン(東京都)は同店との加盟店契約を解約
ブロンコビリー(同8月) ステーキ・ハンバーグレストランチェーンの「ブロンコビリー」足立梅島店(東京都)で、男性アルバイト店員2人が冷凍庫に入った写真をツイッターに投稿。運営会社のブロンコビリー名古屋市)は同店を閉店
餃子の王将(同9月) 「餃子の王将」金沢片町店(金沢市)で、複数の男性客が裸でカウンターの椅子に座る画像が、フェイスブックに掲載。運営会社の王将フードサービス京都市)は同店を閉店した。金沢中署は今月7日、威力業務妨害と公然わいせつ容疑で風俗店経営者ら2人を逮捕

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一部には、店舗閉鎖まで追い込むのは行き過ぎだ、とか。
バカッターにそこまで責任を負わせるべきではない、とか、いう論調もありますけど。
私は、起こした事件の結果がこうなったのは、当然かなぁ。と思っていたりしました。というか、こういう事例も出てくるだろうなぁ。と。
これは、『バカッター』を単なる悪戯と見るから、不当な結果に思えるので、個人が起こした社会的な不祥事、たとえば企業が説明会を開いて謝罪しなければならないような、顧客を不安に陥れる不祥事、
最近だと、カネボウの「化粧品白斑事件」などがありますけど。それと同じ性質の不祥事だと考えれば、実際客に不安を与えている事実は同じですし、
とすると、
こういう結果が出てくるのも自然ではないか、と思えるのです。
というのも、この件で最悪なのは、『バカッター』の当事者である投稿した学生が、さっさとアカウントを削除して説明責任を放棄し社会から逃げてしまう事なんですよね。
当人としてはそれで社会からの窓口を消して、ストレスを回避して満足でしょうけど、
窓口を失ったクレーマーは今度は事件現場となった店へと説明を求めはじめてしまうわけで。
お店としては『バカッター』の不祥事の後始末を押しつけられて、クレーマーの対応をすることになり、
しかも、いくらお店が説明しても、これは代理人による謝罪と弁解にしかならず、不祥事を起こした『バカッター』当人ではないために、
クレーマーたちの理解は得られないまま、今度は店を舞台にして『炎上』がエスカレートしてしまうだけなので。
そりゃ、行き着く先は、店舗の閉鎖、となる事案がでてくるのも当然でしょう。

私は、この件に関して、『バカッター』は不祥事を起こしたSNSを閉鎖することは、客の不安を煽り、当該事件の現場となった店へ不当な圧力をくわえる結果になるだけだと思います。
『バカッター』の案件について店の被害を避けるには、即座に『バカッター』に関係者一同による公式の謝罪ツィートを掲載するように要求し。
内容は、マスコミの謝罪広告のようなもので、
『バカッター』が起こした不祥事について、形式にのっとったお詫び文を掲載し、本案件については、〜〜こういう形で公的に対応していること、
以後社会的な機関に(この場合警察とか、司法とか)に処理がゆだねられるので、質問はそちらにして欲しいことなど、
弁護士の連名とともに掲載するべきではないか、と思います。
……まあ、企業の不祥事対応と同じ事を個人がするべき、という簡単な理屈です。『バカッター』事件は個人が起こした社会的な不祥事、と考えれば、その対応も当然こうなるべきではないか、と。
おそらく、そのうち、そういう謝罪ツィートがたくさん出てくるようになると思うのですけどね。

負債についてどこまで責任があるのかは、また別のお話。