kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

悪の枢軸、日本に負けたことを嘆く韓国――【コラム】なぜ韓・中はアジアの「仲間外れ」になったのか

今日の気になるニュース。
久しぶりに、朝鮮日報日本版からです。
気になるニュースは、他にもたくさんあるのですけど……
フィリピンでの自衛隊の活動の様子とか。
フクシマ第一原子力発電所の汚染水とか、廃炉の問題の進展の様子とか。
でも、そっちはなかなかマスコミから情報が流れてこないので。今日取り上げるのは、こっちです。


【コラム】なぜ韓・中はアジアの「仲間外れ」になったのか Chosun Online | 朝鮮日報 【コラム】なぜ韓・中はアジアの「仲間外れ」になったのか Chosun Online | 朝鮮日報

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記事入力 : 2013/12/08 08:26

日本の集団的自衛権をめぐる問題で、韓国が複数の国から「不意打ちを食らった」感があることは否定し難い。日本という「不沈空母」で中国をけん制しようと考える米国が、軍事大国化の道を歩む日本を容認するだろうということは、ある程度予想できた。韓国の同盟国である米国が、韓国ではなく日本の肩を持つことは残念だが、衝撃的とまではいえない。米国と並び日本の同盟国に挙げられるオーストラリア、そして日本の軍事的影響力の外にある欧州連合EU)が日本の側に立つことも、理解できないことではない。
しかし韓国・中国と同じく第2次大戦で日本の侵略を受け、かつ現在進行形の「従軍慰安婦」問題を抱えて「反・集団的自衛権戦線」に加わって当然のフィリピン・タイ・マレーシア・インドネシアなど東南アジア諸国が、集団的自衛権を言い換えた「積極的平和主義」を支持しているのはショッキングだ。これらの国々すら日本の肩を持っていることから、集団的自衛権の問題で、韓国と中国はアジアの「仲間外れ」になった。
韓国政府の当局者は、領土をめぐり東シナ海南シナ海で中国と対立している東南アジア諸国が、日本の力を借りようとしているからだと説明している。実際、安倍晋三首相とカンボジアのフン・セン首相は、先月16日に発表した共同声明の中で「海洋安全保障分野で『法の支配』の原則を確立するために、関係を強化していく」と語っている。しかし、東南アジア諸国の「日本寄り」現象を領土問題だけで説明することはできない。
日本が東南アジア諸国連合ASEAN)加盟国に安全保障上・経済上の価値を見いだし、これらの国々に求愛したのは、昨日今日のことではない。福田赳夫首相は、1977年にフィリピンで「日本は軍事大国にはならないことを決意しており、東南アジアの国々と、政治・経済だけでなく、社会・文化的にも心と心のふれ合う真の友人になりたい」と宣言した。これは「福田ドクトリン」と呼ばれる対東南アジア・プロジェクトで、経済大国としてそれまで日本が直面してきた反発、いずれ現実のものとなる中国の台頭などを総合的に考慮したものだ。日本はこの原則の下、東南アジア諸国向けの政府開発援助(ODA)や投資を大幅に増やし、J-POP、漫画、映画、ファッション、そして寿司やラーメンといった「ソフトパワー」で東南アジアの人々の心をつかんだ。
安倍首相は、「福田ドクトリン」で始まった東南アジア進撃作戦に終止符を打とうとしている。安倍首相は、昨年12月に就任した後、これまでにASEAN加盟10カ国を全て訪問した。安倍首相が就任後に訪問した25カ国のうち40%がASEAN加盟国という事実は、日本がASEANにどれほど入れ込んでいるかを示している。しかも今月、東京では日本とASEANの首脳会議が開かれる。
世界第3位の経済大国の外交を、中堅国の韓国がまねることはできない。日本に比べ東南アジア外交が遅れている、と自責する必要もない。しかし、大統領選の「延長戦」で1年もの歳月を無駄にしている韓国の政界や指導者が、日本のように30−40年先まで見据えた戦略的判断力を備えているのかと考えると、本当に心配になる。

鄭佑相(チョン・ウサン)政治部次長
朝鮮日報朝鮮日報日本語版

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記事と言ってもコラム扱いなのですが。
日本の外交政策が東南アジアで支持されて、韓国政府の親中政策が東南アジア諸国から支持されていないことを嘆く内容です。
それともう一つ。

Chosun Online | 朝鮮日報 【コラム】韓半島に日本軍が再びやって来る日 Chosun Online | 朝鮮日報

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記事入力 : 2013/12/08 08:29

宮崎駿監督とその息子が作ったアニメーション映画『コクリコ坂から』は、1960年代の高度成長期の横浜を舞台に、10代の少年少女の愛を描いた作品だ。この映画で注目される部分は、高校生のみずみずしいラブストーリーが韓国戦争(朝鮮戦争)とつながっている、というところだ。映画の中で主人公男女の父親は、6・25戦争(朝鮮戦争)時に揚陸艦の乗組員として米軍を支援し、海で機雷に触れ、戦死したと描写されている。
日本政府は、自国民が韓国戦争に参戦したことを、これまで一度も認めたことがない。しかし98年に刊行された『海上保安庁50年史』や、韓国戦争当時海上保安庁長官を務めていた人物の回顧録(大久保武雄『海鳴りの日々』)といった書籍には、この件が事実として載っている。日本は当時、連合国軍総司令部GHQ)内の日本商船管理局(SCAJAP)が監督する貸与船乗組員2000人、荷役作業に従事する機帆船の乗組員1300人、特別掃海隊の隊員1200人、米軍所属の業務用船舶に乗り組んだ日本人船員(LR船員)2000−3000人など、合計約7000人を韓国戦争に投入した。韓半島朝鮮半島)の地形をよく知っているこれらの日本人は、国連軍の上陸作戦に先立って機雷を除去したり、軍事情報を提供したりした。
第2次世界大戦に敗れ日本列島に帰っていった日本人を再び韓半島に呼び戻したのは、マッカーサーだった。マッカーサーは、北朝鮮軍の攻勢で韓国軍が大邱まで押し込まれ、日本に亡命政権を作る話まで出るという緊迫した状況下、韓国人の意向とは関係なしに全てを決定した。最近、韓日間で「集団的自衛権」をめぐる議論が起こる中、宮崎アニメのことを思い浮かべたのは「当時と似た状況がまた起こったらどうするのか」と心配になるからだ。
韓国政府は最近、日本の集団的自衛権行使について「韓国憲法との整合性」などの前提条件を提示した。自衛隊が、米軍支援を名目に韓国人の意向とは関係なく韓半島に再びやって来て、韓国の運命を左右するという事態を恐れたからだ。韓米日3カ国間で、こうした調整は当然必要だ。もちろん、根本的には韓半島で再び戦争が起こらないようにし、万一戦争が再び起こっても、自衛隊の支援が必要ないくらい韓国の安全保障を堅固にしておくことが重要だ。
しかし韓国内部に目を向けてみると、このような当たり前の話が力を失っている。「自主国防」という用語が消えて既に久しい。安全保障問題を持ち出すと、韓国政府関係者の口からは「韓米同盟」という単語ばかり繰り返し流れ出る。韓米同盟は重要だが、米国にばかり期待しようとする「小国根性」を克服しないと、むしろマイナスになる。最近、米日の政治家たちが「集団的自衛権は韓国のためのもの」と発言している。この発言からは、北朝鮮の34倍にもなる多額の軍事費を毎年つぎ込みながら「単独では(北朝鮮に)負ける」と語る韓国軍への「侮り」が感じられる。米国の目に韓国は、中ロけん制の面で一定の役割を果たすどころか、北朝鮮の相手すらできない「弱い国」と映っているのかもしれない。
北東アジアの激変する情勢など見向きもせず政争に明け暮れている韓国政界の姿を見ていると、ため息が出る。日本は、牛海綿状脳症BSE)騒動に飲み込まれた李明博(イ・ミョンバク)政権を軽く見た5年前と同じように、国家情報院(国情院)ネット書き込み問題の泥沼から抜け出せない朴槿恵(パク・クンヘ)政権も軽視する姿勢をはっきり見せている。「韓国は内部から滅びる国」と考えているのではと、心配だ。韓国は今、国民1人当たりの所得が2万4000ドル(約244万円)に達し、檀君(伝説上の古朝鮮の王)以来最も良い暮らしができる時代を迎えている。こうした時に自分を守る力を養わなければ、この先63年前と同じ緊迫した状況はもう来ないと、誰が保障できるだろうか。

池海範(チ・へボム)論説委員
朝鮮日報朝鮮日報日本語版

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朝鮮戦争(韓国では韓国戦争? と呼んでるのですかね? どうも歴史を直視していないような名称ですけど)に日本人が参加していることを政府が認めていない。とありますが。
これは間違いで、政府が認めていなかったら、海上保安庁50年史に掲載されたりしません。
ただし、時の政府がマスコミを通じて大々的に喧伝しなかったことも事実です。
……まあ、そんなことはどうでもよくて。
この記事というかコラムで気になったことは。

韓国にとって、『日本』はどこまで行っても『悪の枢軸』なんだなぁ……

という当たり前の事実です。
私にとっては当たり前なのですけど。どうも一部の日本のマスメディアにとっては違うようで。
最近の韓国メディアの論調の変化を、日韓友好回復の兆しみたいにやたら喧伝しているのですけど。
そんな事はありえないわけで。
韓国マスコミの日本に対する論調の変化は、
韓国政府の政策が日本政府の後手を取っていることに対する巻き返しを求める声であって、
「日本と仲良くしよう」という主張ではないんですよねぇ。
日本のメディアはやたらと日韓友好を主張するのですけど、韓国はまったくそんな事考えていないわけで。
「日本に負けているからなんとかしろ」って話なんです。
それがどうして、「日韓友好」になるのか。
一個人にも劣る、日本のマスメディアの情報収集、分析能力、っていったいどうなっているのでしょうか。

って事がやたらと気になりました。