kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

なぜ今この話がでてくるのか――河野談話 日韓で「合作」 要求受け入れ修正、関係者が証言

去年から、産経新聞がキャンペーンをうちまくっている「従軍慰安婦問題」、その核心とも言える「河野談話」についてのスクープです。


河野談話 日韓で「合作」 要求受け入れ修正、関係者が証言+(1/2ページ) - MSN産経ニュース 河野談話 日韓で「合作」 要求受け入れ修正、関係者が証言+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

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2014.1.1 12:36 (1/2ページ)
原案段階からすり合わせ
慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野洋平官房長官談話」について、政府は原案の段階から韓国側に提示し、指摘に沿って修正するなど事実上、日韓の合作だったことが31日、分かった。当時の政府は韓国側へは発表直前に趣旨を通知したと説明していたが、実際は強制性の認定をはじめ細部に至るまで韓国の意向を反映させたものであり、談話の欺瞞(ぎまん)性を露呈した。

当時の政府関係者らが詳細に証言した。日韓両政府は談話の内容や字句、表現に至るまで発表の直前まで綿密にすり合わせていた。
証言によると、政府は同年7月26日から30日まで、韓国で元慰安婦16人への聞き取り調査を行った後、直ちに談話原案を在日韓国大使館に渡して了解を求めた。これに対し、韓国側は「一部修正を希望する」と回答し、約10カ所の修正を要求したという。
原案では「慰安婦の募集については、軍の意向を受けた業者がこれに当たった」とある部分について、韓国側は「意向」を強制性が明らかな「指示」とするよう要求した。日本側が「軍が指示した根拠がない」として強い期待を表す「要望」がぎりぎりだと投げ返すと、韓国側は「強く請い求め、必要とすること」を意味する「要請」を提案し、最終的にこの表現を採用した。
別の箇所でも「軍当局の意向」は「軍当局の要請」に書き換えられた。原案で慰安婦に対し「心からおわび申し上げる」とある箇所は、韓国側に「反省の気持ち」を付け加えるよう指摘され、盛り込まれた。
修正に応じなかった箇所もある。原案が「(慰安婦が)意思に反して集められた事例が数多くあり」とする部分で、韓国側は「事例が数多くあり」の削除を求めた。これでは募集全部に強制性が及ぶことになるため、日本側は修正を拒否した。
政府は、河野談話がほぼ固まった同年8月2日、韓国の閣僚にも案文を伝えた。閣僚は一定の評価をしつつも、「韓国民に、一部の女性は自発的に慰安婦になったという印象を与えるわけにはいかない」と強調したとされる。

【用語解説】河野談話
平成5年8月、宮沢喜一内閣の河野洋平官房長官が元慰安婦に心からのおわびと反省の気持ちを表明した談話。閣議決定はしていない。募集に関し、「官憲等が直接これに加担したこともあった」「募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた」などと強制性を認定した。

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年明けの元旦にぶつけてくる辺りに、産経新聞の執念を感じる内容ですが……
それとともに気になるのは、「なぜ今なのか?」という点です。
というのも、産経新聞の意図とともに、この記事の内容について公開、というかリークした人の意図の方が気になります。
未だに非公開の政府から記録が出てくるわけはありませんから、
関係者のうちの誰かが、当時のメモなり、議事録がわりのボイステープなりを、
産経新聞に渡した、ということなのでしょうけど。
そこにどんな意図がこめられているのか……って、やはりこれは、河野洋平官房長官の証人喚問まで持って行く、
その動きの一環なのでしょうかねぇ。
ともかく、これからも目が離せないのは間違いないですねぇ。
この記事に書いてあることが事実だとすれば、そりゃ韓国は日本を『属国』と考えますよ。
だって日本政府がわざわざお伺いを立てているのだから。
今の韓国の「訳のわからない無茶ブリ」も彼らからしたら当然の行動でしょう。
だって政府発表の内容を、韓国の言うとおり書いているですから。
「韓国の言うことには逆らいません」って意思表示以外の何者でもありません。
これが条約の協議とか言うのなら、まだわかりますけど。当時の関係者は何を勘違いしてたんですかねぇ。
とんでもない外交的ミステイクをしでかしてくれました。
こうなると、黙秘は許されませんよねぇ。
出るところに出て、国民にきちんと説明して、白黒つけるべきないじゃないでしょうか、やっぱり。
「朝日」とか「毎日」とか「野党」とか「特定秘密保護法案」の時みたいに、政府を訴えないですかねぇ。

追記:
私は、「擦り合わせが不必要」と言うつもりはありません。
けど、やり方がありますよね。
安倍総理大臣の所信表明が、アメリカ政府の指示に従って書かれたものだったら。
日本国民は、「なんだよそりゃ!?」と腹を立てますよね。
そんなのは「擦り合わせ」とはいいませんよ。
なのに「従軍慰安符問題」では、そんな異様な事実が許されるんですかねぇ。
追記の追記:
上に書いた擦り合わせの理屈は「日本国憲法」の成り立ちにも当てはまる部分があるので。
私には、そのことは問題だと感じるところがあるのですけど。
かといって、今の改憲派の人の出してくる憲法原案を見ると、
とにかく今ある「日本国憲法」を変えようとして、無理に手を突っ込んでいるようにしか見えない、というか。
どうにも読めないものなんですよね。
私は「日本国憲法」の成立手続きにおいては不満点があれこれとありますけども。
いまある憲法の内容について、大きな不満はないので。
(細かい所では改善した方がいいなあ、と思う点がいくつはあります)
この間を巧く埋めてくれる改憲派が出てこないかなぁ……と気長に待っています。