さっそく迷走し始めた都知事選挙――細川氏 東北でもオリンピック

いやぁ、突然出てきたと思ったら。こんな事言って……選挙に勝てませんよ。
やる気ないのかなぁ。
多分、政策的なビジョンが何もないんでしょうねぇ。

細川氏 東北でもオリンピック：ワールドビジネスサテライト：テレビ東京

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来月の東京都知事選に出馬する意向を固めた細川元総理大臣が、選挙公約で、東京オリンピックについて、東北地方も含めた開催を掲げることがテレビ東京の取材で分かりました。選挙公約で、細川氏は、2020年の東京オリンピックとパラリンピックについて、東日本大震災の被災地の東北地方も含めて開催することを掲げます。また、細川氏が小泉元総理と連携して主張する原発ゼロについて、経済成長と両立させる戦略を示すことも分かりました。一方、自民党の東京都連は、舛添元厚生労働大臣を推薦することを正式に決めました。しかし、党本部としては、過去に除名処分とした舛添氏を推薦することは難しいため、都連レベルの推薦にとどめる方針です。来月行われる東京都知事選には、前の日弁連会長、宇都宮健児氏と元航空幕僚長、田母神俊雄氏のほか、ドクター中松氏、吉田重信氏、五十嵐政一氏、中川智晴氏の４人が立候補を表明しています。

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「脱原発」とか「反原発」とか名称はともかく。
「原発を使うのをやめましょう」というのは分かるのですけど。それを東京都で、具体的にどう政策化するのか。
その辺りが、ここまで出されたコメントからはさっぱり伝わってきません。
……っていうか、多分なにも考えがないんじゃないかなぁ。
それじゃあ、都民も困るでしょ？
もう少し、しっかりした選挙参謀なりブレーンに就いてもらうべきじゃあないでしょうか。

なんかケチョンケチョンに書きましたけど。
東京都として『脱原発』を進めるために出来ることは、たくさん、それこそ山ほどあると思うのですよねぇ。
といっても、私も項目しか挙げられませんけど。

まず、都市の省電力化、使用電力の削減、節電をさらに進めるための政策を進める。
とくに、ピーク時電力のフラット化に努めて。
大量の発電設備の数を少しでも減らせる方向へ世の中を……まずは東京都が先頭を切って進める。

使用電力量が恒久的に減少するならば、原発を再稼働しなくても済むじゃないですか。

次に、廃炉の問題。
今ある原発をどう後始末するのか。それについても、
東京都は「福島第一原発」の事故処理に積極的に協力する。そのための環境整備、条件整備のための政策を進める。
なんといっても、福島第一原発で最大の恩恵に預かっていたというか、発電された電力の消費地だったのは東京都なんですから。
事故ったら、後は知りません……じゃなくて。
事故を起こした後について、国と連携して、廃炉への確実なアクションプランを策定する。
そのために最大限の協力をするには、東京都に何ができるのか、それを掲げて都民に訴えればいいじゃないですかねぇ。

そして、最大の問題。核燃料廃棄物。これをどうするのか。
東京都として何ができるのか、はっきりさせる。
今まで、東京都に原発はなかったけど、発電した電気は使ってきたんだから。
最後まで付き合う。
そのために知恵を絞る。

ざっと、これらをまとめて訴えていけば。
まじめに原発問題を考えている人なら、話に興味を持つと思うのですけどねぇ。
原発問題って……原発を作るとか、止めるとか、それだけの話じゃなくて。
電気の使い方をどうするのか……ってことでもあるわけで。
そこを掘り下げていけば、東京都にできることはたくさんあると思うのですけど。
なんで、そういう話をしないのかなぁ……

それをすっとばして「オリンピックを東北に」とか言っている時点で、終わっちゃってますよね。