kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

今現在における慰安婦問題に対するスタンスについて――

これも、BLOGOSに載せたコメントなのですけど。
現在進行形で外交問題と化している『従軍慰安婦問題』について、これをどのように捉えるべきか。
私見のメモです。


慰安婦問題について、
日本政府はこれに関連した戦争犯罪があり、日本軍の兵士が加担したことは認めているし、それについて謝罪している。
この姿勢は安倍内閣では、かつての第一次でも、今の第二次でも一貫してブレていない。
ただし、韓国人の求めている「人道に対する罪」だという主張に対しては否定している。
「人道に対する罪」とは、当時の日本政府が慰安婦の徴募を通じて、特定民族の虐殺や奴隷化を企図したということだ。
これは単なる戦争犯罪とはまったく次元の異なる話だ。
「日本軍による強制連行」=「人道に対する罪」のような主張がされているために、日本政府はこれを否定している。
ただ、韓国のこの論法は明らかにおかしくて、たとえば捕虜を強制使役して多数の死者を出した「泰緬鉄道」の事例があるけど。これすら戦争犯罪ではあるけど、「人道に対する罪」ではない。
従軍慰安婦問題』は、とくに国内のマスコミの扱いもそうだが、「戦争犯罪」=「人道に対する罪」と一緒くたにして扱っているところに問題があると思う。
謝罪を求める韓国人に対して、日本政府の心なしを責める人がいるが、彼らが求めている謝罪は「人道に対する罪」への謝罪であって、日本政府がこれに応じられないのは当然だ。
日本人は朝鮮民族の虐殺、民族浄化を企図したことを認めて謝罪しろ、といっているのだかトンでもない話である。
ここが慰安婦問題の最重要ポイントであって、ここをきちんと把握しておかないと、ロクでもない結論になる。
どうも最近、意図してこの点を
うやむやにして日本政府の対応を非難するやからが多いのは困ったことだと思う。
とくに、国内のマスコミが率先して政府を非難し、このような日本を貶めようとする勢力に加担することを許しているのには、いったいどこの国の代弁者だろうか、と頭を悩ませるほどだが。
しかし、こんなマスコミの暴挙を赦してる原因には、政府のアナウンスの仕方が悪いことも一理ある、と思われる。
慰安婦に関して
一部で戦争犯罪があったことを認めた上で(実際、当時のスマトラで白馬事件があった)、慰安婦は「人道に対する罪」と言われるような特定民族の虐殺や奴隷化を企図したものではなかったこと、そのような証拠は見つかっていないこと、
当時の日本政府の強制連行への加担については、新たに発見された資料に基づく歴史研究家の解釈にゆだねること、等を、はっきりと公言すれば、
この問題は一気に解決むかう、と私は思っている。
韓国政府の謝罪要求については、韓国側が「人道に対する罪」を主張するかぎり、日本政府としては応じられないことをはっきり明言するべきだろう。
日本政府は「強制連行が〜」というロジックは捨てるべきだ。
ただし、戦争犯罪についてはあらたに賠償問題が発生するので、それについては次の問題として取り組むべきだろう。
賠償問題をさけるために、生存する慰安婦の全員死亡を確認してから対応する、そういう選択もアリだろう、と思う。
なぜなら、韓国には『謝罪』のルールが存在しないからだ。
韓国人の求めるに『謝罪』に応じても、問題は終了しない前提で、日本にとってもっとも合理的な対応を選択するべきである。

あと、国内で
「世論が政府見解を理解・共有して発信していくことが大事」だと思う。
世界を舞台にした韓国とのプロバガンダ戦に勝つためには必須でしょう。
そして、現・安倍政権もそのことは重々承知しており、
現在の異論百出の状況は、共通した一定の世論を形成する過程である。そのための手続きとして政権が行動している結果である。……と私は見ています。
一部では「害無省」などバカにされている「外務省」も、政権=官邸の意向に従って一役買っているのではないか、と思う次第です。
……ただ、売国奴呼ばわりされている数名の政治家の意図については、その限りではないかもしれませんけど。

私は、
慰安婦=売春婦と定義することには、なんら問題はないと思っています。
ただ、売春婦という職業自体が現在もそうだが、犯罪の温床になりやすい職業であって、当時も本人の意に沿わぬ形で参加させられたり、性奴隷のような扱いを強制させられた……犯罪に巻き込まれた被害者がいた。という認識が正しかろう、と思う。
従軍慰安婦』の問題とは、
現代に『売春婦』という職業が存在し、それに関わる犯罪を根絶出来ないのと同じ事が過去にもあった、戦争中にもあった、ということだ。
実際「白馬(スマラン)事件」のような例もあり。日本軍の一部の兵士が犯罪に荷担したことは事実だ。
だが、『慰安婦問題』において大事なのは、
犯罪行為の事実よりも、「人道の罪」と言われるような犯罪を計画した物ではない、という事実である。
これを証明にするは、もう7、80年近くも経過しようとしている現在では、悪魔の証明になりつつあるのだけど。それでも日本人は成し遂げなければならない。
困難ではあるが、手がかりはある。
一つには、かの有名なテキサス親父が1月23日にアップした動画の内容、
「戦後、韓国の大統領になった朴正煕が米軍慰安婦管理の総責任者だった」つまり「朝鮮人慰安所を設立・運営した」という事実が重要ではないかと思われる。
この慰安所は、朝鮮戦争後に韓国内に駐留した米軍人向けに運営されていた物ですが、その管理・運営手法が戦前の日本軍の手法の極めて酷似している。
たとえるなら、イスラエルが自国民の死刑を執行するのに、ナチスホロコーストの手法をそっくり真似た、とも言える物であって。
そんなバカなことがイスラエルで起きたら、国民は担当者を決して許さないだろう。
重要なのは、
朴正煕元大統領が総責任者だったことではなく、韓国政府が日本軍そっくりの慰安所を運営・管理していた点で。
つまり、
当時の朝鮮人に「従軍慰安婦が人道に対する罪に当たる」というような認識がなかった、
事実を全体として見てそう言える物ではなかった証左と言えるのではないか……と訴えることができるはずだ。
もう一つは、
慰安婦の中に、多数の日本人従事者がいたことも重要だと考えられる。
慰安婦全体に占める日本人の割合は諸説あり、はっきりしないのですが。扱い、待遇において他民族と特段の差別のようなものはなかったようで。
(もちろん、個々の慰安所において個体差はあると思いますけど)。
この事から、当時の日本人の中では「慰安婦」という職業システムについて、「人道の罪」に当たるような犯罪である、という認識は無かった、と言えるだろう。
後ろめたい職業である……という認識はあったでしょうが。
また、慰安婦全体における日本人、その他の国籍の女性の割合が確定すれば、韓国人の主張する「20万人」との数字へのカウンターともなり得る。
朝鮮人が20万人連行された場合、全体との割合とで照合して、それに対応した日本人、おそらく20万人程度の数になるだろうが、
20万人の日本人女性の渡航記録は存在しないことを説明すればいい。
ただ、
ここでの主張で間違えていけないのは、慰安婦に関連して犯罪がなかったのではなくて、
慰安婦という組織は「民族浄化」を企図した、「人道に対する罪」に当たるような内容ではなかった、という点だ。
慰安婦に関連する犯罪がなかった」と主張すると、事実と全く異なるので、
この点には非常に強い留意が必要だ。
もっとも分かりやすい説明は、
当時の日本政府と軍の関与の仕方が杜撰で、不十分だったために、
戦争犯罪を含め、すべての犯罪を防ぐために有効な手段を講じていなかった、
この点について認め謝罪することではなかろうか、
と思われる。

私としては、
この点について共通した『定説』とも言える学説ができるように日本国内で学会を立ち上げて、きちんと研究・検討した方が良いのではないか。
韓国と認識を共有するための学会ではなく、日本国民が認識を共有するための学説が必要だと思う次第です。
現在のような、右と左で言っていることがバラバラな状況は、一国民として混乱するだけです。

そして最後に、
犯罪の被害者についてはきちんと謝罪すること。
日本政府としては、学説の定着と適切な謝罪(適切な謝罪、とは韓国人相手に『謝罪』の終わりは無い、との前提に立っての謝罪である)
この2点を両立させることに邁進するべきである。と考えます。


まあ、勢いで書いただけなので……そのうちまた整理しようかな。