問題があるとすれば一部の人達が騒ぎすぎる事じゃないですかね――浦和の本拠地でゲートに差別的横断幕か

今日の気になるニュースは。
２，3日前から、一部で盛り上がっているニュースです。
マレーシア航空のボーイング７７７機が消息を絶った事件も、依然気にはなっているのですけど。
こちらは、大規模な捜索にもかかわらず。いまだ機体が見つからない、と進展がないので。
早くはっきりしないのかなぁ……と続報待ちの状態です。

そこで、今日取り上げたいのは、このニュース。
浦和の本拠地でゲートに差別的横断幕か - サッカー - SANSPO.COM（サンスポ）

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2014.3.8 23:58

　埼玉スタジアムで８日に行われたサッカーＪ１の浦和−鳥栖で、浦和サポーター席へ入るゲートに「ＪＡＰＡＮＥＳＥ　ＯＮＬＹ」と書かれた横断幕が掲げられたことが、浦和への取材で分かった。「日本人以外お断り」との差別的な意味にも取れる可能性があるため、クラブのスタッフが要請して横断幕は外されたという。
　浦和は公式サイトに「事実確認の上、適切な対応に取り組んでまいります」との声明文を掲載した。浦和によると、掲げた人物は特定されていない。
　埼玉スタジアムで試合を観戦した浦和サポーターの中で受け止め方は分かれた。男性会社員（３６）は、差別的な意味に理解し「最悪。許せない」と怒った。一方、男性会社員（５０）は「日本人でＪリーグを盛り上げようという意味だと思う」と話した。女性会社員（２８）は「チームが外国人選手による補強に力を入れないことへの皮肉では」との見方を示した。（共同）

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なんか日を追う事に、騒ぎが大きくなって大事になっているのですけど。
この一事をとりあげて、『日本人は差別問題に鈍感だ』と非難する人達がいますけど。
どうも必要以上に炎上させようと躍起になっているみたいですね。

いやぁ……本当に差別に鈍感なら。こんな事案はニュースになっていませんよ。
そもそも、現場で垂れ幕を見つけた人がチームのオフィシャルに抗議し、撤去をもとめたのですが。
オフィシャルがきちんと対応しなかったことを記事にして、ネットに掲載。それがツィッターなりで拡散したことで。
大きな騒ぎになったわけで。
日本人が差別に鈍感だ……というのなら。最初の抗議はありえなかったでしょう。
「アンネの日記」の書籍が破壊されていることが明らかになったときも思ったことですが、
今の日本社会は
いろいろな考え方の人間が集団として生活する中で、足りないところを互いに補い合う、極めて健全な社会だと思います。
大多数の人が、これを「差別問題」として今回の浦和オフィシャルの対応を問題視する一方で、
「問題ない」とする少数意見が存在することも許されている。
これは、社会としてバランスがとれた良好な状態である、と言えますよね。
一部の人達が騒いでいるような「これは差別だ。異論は認めない」という態度の方が、それこそ全体主義に繋がる主張であって極めて危険ではないか、と思うのですよ。
もちろん、
私は、浦和レッズオフィシャルの対応を許すものではないと考えます。彼らは非難されるべきでしょう。
しかし、だからといって「日本社会は差別に鈍感だ」と非難するようなことではない、と考えます。
むしろ、
今回の一連の出来事は、日本がこのような極めてバランスがとれた健全な社会であることを証明したわけで、
そのような社会を支える一員として、自分たちを誇ってよいと考える次第です。

繰り返しますけど……この垂れ幕を掲げた人と、浦和レッズオフィシャルの対応は褒められないですけどね。