kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これは「放射脳」の当然の帰結だろう――長崎被爆者に「死に損ない」 横浜の中3生、修学旅行中に暴言

今日の気になる記事は。
いろいろとある中で。これが目に付きました。



長崎被爆者に「死に損ない」 横浜の中3生、修学旅行中に暴言 - MSN産経ニュース 長崎被爆者に「死に損ない」 横浜の中3生、修学旅行中に暴言 - MSN産経ニュース
2014.6.7 13:10
 修学旅行で5月に長崎を訪れた横浜市の公立中3年の男子生徒数人が、爆心地周辺を案内していた被爆者で語り部の森口貢さん(77)に「死に損ない」などの暴言を吐き、森口さんが学校に抗議していたことが7日、分かった。
 森口さんによると、被爆者らが5月27日、3年生119人をグループに分け、爆心地周辺の被爆遺構を案内。森口さんが山里小学校で説明し始めたところ、グループから離れて行動していた数人の生徒が「死に損ないのくそじじい」と大声で叫んだ。森口さんは注意したが、この数人は周りの生徒にも「拍手しろ」などと言って妨害、暴言を続けたという。
 森口さんは翌日、手紙で学校に抗議。さらに学校に電話したところ、校長は「大変申し訳ない」と謝罪したという。森口さんは取材に「こんな経験は初めてで悲しい」と話した。
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記事につけられたSNSのコメントには、「親の教育」や「学校の教育」に対する批判が多いのですけど。
その中で、私と似たようなことを感じている人もちらほら、と見かけます。
それはつまり、
この記事で取り上げられた中学生の吐いた暴言は、
放射脳」と呼ばれる、放射性物質に汚染されて健康被害を受けることを極端に恐れる人達の主張、そのまま――って事です。
もちろん、「放射脳」の人達は建前できれいにつくろっているので、人にむかってそんな事は言いません。
彼らの主張は、
たとえば、
先頃、問題を巻き起こした『美味しんぼ・福島の真実編』でも、そうですが。
放射線被爆健康被害の危険性、その恐怖と、そこから身を守ること、を声高に叫びます。
しかし、その実、身を守るための手段として主張しているのが、「徹底した放射性物質の管理」というか、「放射性物質に汚染されたあらゆる物の隔離、排除」なんですよね。
放射線健康被害については、科学的に解明できないので。
これを避けるには、放射性物質に汚染された物を日常生活の中からすべて排除するしかない。
科学的な説明は信じられないので、安全基準の判定や、放射線の検出検査など意味がない。汚染された物は、その可能性のある物はすべて除去するしかない。
……「放射脳」に支配された人達の主張は、極限すれば、こういうことです。


だから、
放射性物質に汚染された『フクシマ』は死の大地であり、何をしようと危険なことに変わりはなく、
そこで生産されて、収穫される、農産物、水産物などは、汚染された物であり数値がどうであろうと安全ではなく、
そこに生きる人達は、その場所に居てはいけない=生きていてはいけない人達なわけです。

もちろん、こんな事を面と向かって公言してしまえば、差別発言になってしまうので。決して口にしませんが。
常にその危険性を訴えて、
日常生活の中……自分の身の回りから「放射能」を排除しようとします。
そういう人達が声高に主張し続けている中で、そんな主張に感化された子供達が、
被爆して放射性物質に汚染された人間が生きていることを認めない、のも当然の帰結というか。
出るべきにして出てきた、わけですよね。

なんでその事を記事にしないのか。
私としては、むしろそっちの方が不思議でしょうがありませんけどね。


その学生たちは
別に「放射脳」に支配されていたわけではないと思います。
彼らは、日本社会の中に「放射脳」的な考え方を支持する人がたくさんいて。
放射脳」人間の主張を十分に理解していただけで。
そこで、
目の前に「放射性物質に汚染された忌避すべき人」=「被爆者」がいたので、
放射脳」的な考え方で、からかっただけなんでしょうね。
放射脳」を支持するならいつかは出てくるべき事態が、
今回たまたま目に付く形で公になった。って事です。
当然、
放射脳」人間達の主張が続く限り、
こういう事はこれからも続くでしょう。