kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これは異例のスピード解決――【ベネッセ情報漏洩】派遣SEの39歳男を逮捕 警視庁 「借金があった」

この事件、「ベネッセ」の管理体制をどうこう言う論評もあるのですけど。
これだけのスピードで関与者を特定して犯人を逮捕できた、事を考えると。
それなりにセキュリティをかけてあった、とは思うのですよね。


【ベネッセ情報漏洩】派遣SEの39歳男を逮捕 警視庁 「借金があった」 - MSN産経ニュース 【ベネッセ情報漏洩】派遣SEの39歳男を逮捕 警視庁 「借金があった」 - MSN産経ニュース

2014.7.17 14:19
 通信教育大手「ベネッセコーポレーション」の顧客情報が大量に流出した問題で、警視庁生活経済課は17日、不正競争防止法違反(営業秘密の複製)容疑で、データベース(DB)の管理会社に派遣されている東京都府中市寿町のシステムエンジニア(SE)の松崎正臣(まさおみ)容疑者(39)を逮捕した。同課によると、「ベネッセの顧客情報を持ち出したことに間違いない」と容疑を認めている。
 松崎容疑者はこれまでの任意聴取に「借金があった」と供述。同課は転売目的で顧客情報のコピーを繰り返していたとみて全容解明を進める。
 捜査関係者によると、松崎容疑者は6月、ベネッセグループの管理会社「シンフォーム」の東京支社(東京都多摩市)で、ベネッセから貸与されたパソコンを使ってDBにアクセス、顧客情報を記録媒体に不正にコピーした疑いが持たれている。
 松崎容疑者は任意聴取に対し、昨年末から6月までコピーと名簿業者への転売を繰り返していたことを認めた上で、「複数回に分けて数百万円で売った。借金の返済などに充てた」と供述。生活経済課は同法違反の開示容疑でも捜査するとともに、流出の経緯を詳しく調べている。

ただ、ベネッセの会長は内部犯行説を否定して、ひたすら外部の侵入者を強調し。ベネッセの被害者的立場を強調した会見ばかり繰り返していたのですけど。
それで、名簿を買ったジャストシステムを非難する会見をしたりしてね。
でも、フタをかけてみたら、系列子会社のSEの犯行だったわけで。
この一時からも明らかなように、管理はかなりズサンだったようです。

【ベネッセ情報漏洩】逮捕のSE、妻病気で借金増 生活苦から犯行か+(1/2ページ) - MSN産経ニュース 【ベネッセ情報漏洩】逮捕のSE、妻病気で借金増 生活苦から犯行か+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

2014.7.20 08:23
 ベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件で、顧客情報データベース(DB)の保守・管理業務を委託されていたシステムエンジニアの松崎正臣(まさおみ)容疑者(39)=不正競争防止法違反容疑で逮捕=が「昨年4月に借金が増えてから、名簿はカネになると思いながら仕事をしていた」と供述していることが19日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁生活経済課は昨年4月の借金を契機に犯行を企て始めたとみている。
 捜査関係者によると、松崎容疑者は昨年4月、妻の病気などで数十万円を借金。その頃からDB管理で顧客情報を見る度に「売ればカネになる」と考えていたという。逮捕当時、約170万円の借金が残っており、「生活が苦しく、ギャンブルも月数回にとどめていた」と供述している。
 顧客情報のコピーについては、「セキュリティーが厳しくてできないと思っていたが、偶然欠陥を見つけた」などと供述していることも判明。昨年7 月に顧客情報を持ち出し始める直前、DBを管理するパソコンにスマートフォン(高機能携帯電話)が接続できることを偶然発見し、別のファイルがコピーできることを確認した上で顧客情報を持ち出し始めたという。
売却先の名簿業者は、インターネットで検索し、5社ほどに接触。条件の折り合った東京都千代田区の1社に決め、他には売却しなかったと供述している。
 生活経済課は19日、同法違反容疑で、松崎容疑者を送検した。

で、事実が明らかになった途端に、手のひら返したように低姿勢になって。頭下げるんだから。
今までの会見はなんだったのか、と思うのですけど。
でも、今度ベネッセの会長職に就いた原田会長は、
前職のマクドナルド時代に、新商品の発売時にサクラを使って混雑を演出して、客寄せしたり。
店頭のメニュー表を撤去したり、
60秒キャンペーンとか銘打って、60秒で雑なハンバーガーを作ることを現場に強要したり。
「顧客の利益をムシして、企業がもうければ何をやっても良いんだ」的な商売をしてた人ですから。
こんな会社に個人情報をとか預けた方がバカだった。
「俺を信じるヤツがバカなんだよ」という仕打ちを取るのも、
まあ、当然と言ったら当然の対応なんでしょう。


【ベネッセ情報漏洩】原田会長らに認識の甘さ 想定以上の逆風+(1/2ページ) - MSN産経ニュース 【ベネッセ情報漏洩】原田会長らに認識の甘さ 想定以上の逆風+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

2014.7.17 23:11
顧客情報が流出した事件で容疑者逮捕を受け、記者会見の冒頭で頭を下げるベネッセホールディングス原田泳幸会長兼社長(右)、ベネッセコーポレーションの小林仁社長=17日午後、東京都新宿区(鴨川一也撮影)

 今回の大量の顧客情報流出問題では、原田泳幸(えいこう)会長兼社長らベネッセ経営陣の、事態の重大性に対する認識の甘さが浮き彫りになっている。容疑者が逮捕された17日になって顧客への金銭的な補償に応じる方針を示したが、それまではかたくなに拒否。17日の記者会見では、この方針転換への質問が相次いだが、原田氏らは歯切れの悪い回答に終始した。
 「これだけご迷惑をかけた。今回の問題で当社は加害者だと思う」
 原田氏はゆっくりと言葉を選びながら「ベネッセは被害者か、加害者なのか」との質問にこう答えた。
 9日の最初の記者会見では「情報を流出させたのはグループ社員ではない」とした上で、流出した情報を購入し、ダイレクトメールに活用したジャストシステムを「経営者のモラルが問われる」と非難した。「ベネッセは情報を盗まれた“被害者”」との印象を強調する意図は明らかだった。だからこそ、「金銭補償は考えない」(原田氏)のは当然だった。
 だが、警察の捜査などが進む中で、流出が半年以上、しかも数回にわたっていても、ベネッセ側がこれに気づかない状況が続いていたことが判明。「とても大量の個人情報を扱うデータベース(DB)システムの管理としてはあり得ない」(大手コンピューターメーカー幹部)レベルで、結果的に、今回の逮捕容疑にもなっている「営業秘密の複製」を容易なものとしたことは否めない。
 問題発覚から16日までに、5万件の抗議や問い合わせの電話を受け、その「6%程度が退会を申し出る」(小林仁ベネッセコーポレーション社長)など、顧客からの逆風は想定以上だった。
 原田氏は「今回の問題に対する責任の取り方は、信頼を回復させること」と強調する。アップル日本法人や日本マクドナルドで社長を務め、“プロ経営者”としてベネッセに迎えられた原田氏だが、今回の問題の大きさと深刻さを見誤った責任は大きく、その分、信頼回復のハードルは高い。(平尾孝)

追記:
なんか原田会長についてケチョンケチョンに書きましたけど。
個人的に嫌いなタイプの人なので。その点、ここに書いている内容は客観的ではないかもしれません。
ただ、この人の経歴を見てみると、
アップルコンピュータ」も「マクドナルド」も、
一時期業績はあがるのですけど。その後、現場が疲弊してズタズタになって、会社が傾いてしまうのですよね。
アップルの場合は、日本から撤退して、ジョブズが復帰するまで。どうにもならない程でしたし。
日本マクドナルド、ずっと低迷したまま、いまだに浮上してきませんしね。
現場を酷使してスクラップにしてしまう人、だと思ってます。
今回のベネッセの件は、
この人が会長職に就く前から杜撰な管理が横行していたところへ、
最悪の時期に最悪の会長人事を選択されてしまった事が。
ベネッセ利用者の不幸、でしたね。