少し前から騒ぎになっていて。
どうのように収束するのか、ずっと気になって見ていたのですけど。
全然収束する気配、ありませんね。
福島原発事故発生当時の、現場の指揮者というか。原発の最高責任者だった、
所長として対応に当たった吉田昌郎氏（２５年７月９日死去）。
すでに鬼籍に入られたのですが、
この方が生前、政府の事故調査・検証委員会の聞き取りに応じて、
事故当時の現場の様子を語った記録……いわゆる『吉田調書』について。
本来は、
吉田氏が非公開を希望していたために。門外不出だったはすなのですが。
どういう経緯か、朝日新聞が原文を入手して記事にしました。
それだけでも驚きだったのに。
今度は、産経新聞です。
【吉田調書】吉田所長、「全面撤退」明確に否定 福島第1原発事故 ＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
【吉田調書抄録（１）】吉田所長「撤退なんて言葉、使うわけがない」「アホみたいな国のアホみたいな政治家」＋（1/5ページ） - MSN産経ニュース
【吉田調書抄録（２）】海水注入「テレビ会議、音声切った」「うるさい、黙っていろ、と」＋（1/4ページ） - MSN産経ニュース
【吉田調書抄録（３）】津波襲来、全電源喪失「はっきり言って、まいった」「絶望していた」＋（1/3ページ） - MSN産経ニュース
【吉田調書抄録（４）】１号機爆発「短時間のドンという振動」「どう生かすかが一番重要だ」＋（1/3ページ） - MSN産経ニュース
【吉田調書抄録（５）】ベント躊躇せず「大臣命令で開くもんじゃない」＋（1/3ページ） - MSN産経ニュース
今度こそ、『全文』かもしくは『原文の一部』が掲載されることを期待していたのですけど。
記事になったのは、新聞社が翻訳した内容でした。
うーん……
これでは、好き勝手に『意訳』されても、何が事実なのか見極められないのですけどね。
そろそろ、こういう「意図的リーク」で世論を操作しようとするメディア対応はやめてくれないかなぁ。
