kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

いわゆる「吉田調書」の公開と、朝日新聞の弁解――

政府は、先月から福島第一原発事故当時の原発所長だった吉田昌郎氏に当時の状況を聞いた、いわゆる「吉田調書」を昨日内閣官房ホームページで公開したのですけど。
アクセス殺到で現在ページに繋がりません。
なので、転載されたページをとりあえずブックマーク、


吉田調書・全文をテキスト化 吉田調書・全文をテキスト化


まあ、テキストデータ化された方は、PDF文字読み取りアプリでのテキスト変換ですので内容については自分の目で確かめていくしかないのですけど。
とにかく、「調書」データにアクセスできるのはありがたいです。
で、まるでタイミングを合わせたかのように、
いきなり、朝日新聞が謝罪会見を開いたのですけど。


【朝日新聞会見詳報(1)】「吉田調書を読み解く過程で評価誤り、命令違反で撤退と…」 木村社長が謝罪+(1/3ページ) - MSN産経ニュース 【朝日新聞会見詳報(1)】「吉田調書を読み解く過程で評価誤り、命令違反で撤退と…」 木村社長が謝罪+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

【朝日新聞会見詳報(2)】慰安婦報道にも言及「誤った報道、謝罪が遅れたこと、おわび申し上げます」 木村社長+(1/2ページ) - MSN産経ニュース 【朝日新聞会見詳報(2)】慰安婦報道にも言及「誤った報道、謝罪が遅れたこと、おわび申し上げます」 木村社長+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

【朝日新聞会見詳報(3)】各社記事への抗議文、訂正・謝罪要求「撤回、謝罪したい」「明らかに事実の前提間違った」+(1/3ページ) - MSN産経ニュース 【朝日新聞会見詳報(3)】各社記事への抗議文、訂正・謝罪要求「撤回、謝罪したい」「明らかに事実の前提間違った」+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

【朝日新聞会見詳報(4)】池上コラム拒否、木村社長「編集担当の判断に委ね」「言論封殺という思わぬ批判を」+(1/4ページ) - MSN産経ニュース 【朝日新聞会見詳報(4)】池上コラム拒否、木村社長「編集担当の判断に委ね」「言論封殺という思わぬ批判を」+(1/4ページ) - MSN産経ニュース

【朝日新聞会見詳報(5)】池上コラム掲載見送り「判断したのは私です」 杉浦取締役+(1/3ページ) - MSN産経ニュース 【朝日新聞会見詳報(5)】池上コラム掲載見送り「判断したのは私です」 杉浦取締役+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

【朝日新聞会見詳報(6)】慰安婦報道、それでも「広い意味での強制性あった」再度主張+(1/2ページ) - MSN産経ニュース 【朝日新聞会見詳報(6)】慰安婦報道、それでも「広い意味での強制性あった」再度主張+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

【朝日新聞会見詳報(7)】朝日の自浄能力「あったかどうか、きちんと検証していきたい」木村社長+(1/2ページ) - MSN産経ニュース 【朝日新聞会見詳報(7)】朝日の自浄能力「あったかどうか、きちんと検証していきたい」木村社長+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

【朝日新聞会見詳報(8)】問題拡大の原因は…「記者の思い込み、チェック不足が重なった」木村社長+(1/4ページ) - MSN産経ニュース 【朝日新聞会見詳報(8)】問題拡大の原因は…「記者の思い込み、チェック不足が重なった」木村社長+(1/4ページ) - MSN産経ニュース

【朝日新聞会見詳報(10)】30年超す慰安婦報道「さかのぼっての処罰、難しい」 本紙記者質問には「書いてある通り」+(1/3ページ) - MSN産経ニュース 【朝日新聞会見詳報(10)】30年超す慰安婦報道「さかのぼっての処罰、難しい」 本紙記者質問には「書いてある通り」+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

【朝日新聞会見詳報(11)完】慰安婦問題「アジアとの和解問題として従来の主張続ける」 木村社長+(1/3ページ) - MSN産経ニュース 【朝日新聞会見詳報(11)完】慰安婦問題「アジアとの和解問題として従来の主張続ける」 木村社長+(1/3ページ) - MSN産経ニュース


今回の謝罪、もともとは先月の出た「吉田調書」のスクープ記事が騒動の発端で。


吉田調書 朝日新聞の報道は「所長命令に違反し、所員の9割が原発撤退」:イザ! 吉田調書 朝日新聞の報道は「所長命令に違反し、所員の9割が原発撤退」:イザ!

 朝日新聞は、東京電力福島第1原発の所長だった吉田昌郎氏が、政府の事故調査・検証委員会の調べに答えた非公開の聴取結果書を入手し、5月20日付朝刊でその内容を報じた。
 「所長命令に違反 原発撤退」を大見出しにした上で、吉田調書などを根拠に「吉田氏の待機命令に違反し、所員の9割が福島第2原発へ撤退していた」と報道した。撤退した人の中には事故対応を指揮するはずのグループマネジャーと呼ばれる部課長級の社員もいたことから、「その後、放射線量は急上昇しており、事故対応が不十分になった可能性がある。東電はこの命令違反による現場離脱を3年以上伏せてきた」と指摘した。
 その後も、「吉田氏、非常冷却で誤対応」「ドライベント、福島第1原発3号機で準備 大量被曝(ひばく)の恐れ」など、吉田調書に基づいた続報を掲載。社説では「吉田調書は最も貴重な国民の財産」として、公開を主張している。
 また、朝日新聞のホームページでは、吉田調書の要約版を日本語と英語で公開(会員登録が必要)している。
 朝日新聞社広報部のコメント「吉田氏が命じたのは、高線量の場所から一時退避し、すぐに現場に戻れる第1原発構内での待機だったことは、記事で示した通りです。10キロ離れた第2原発への撤退は命令に違反した行為です。一部週刊誌の『虚報』『ウソ』などの報道は、朝日新聞社の名誉と信用を著しく毀損(きそん)しています。厳重に抗議するとともに、訂正と謝罪の記事の掲載を求めています」

朝日新聞は「吉田所長が撤退を命じた」との記事を掲載して、「それは間違いだ」との批判が生前の吉田氏を取材したジャーナリストの門田氏や、朝日新聞以外にも「吉田調書」を入手した産経新聞から出たのですけど。
朝日新聞はそれらの批判に対して、『裁判で訴えるぞ』と脅しをかけたわけです。
ところが、政府が調書の原本を公開すると公言して、実際昨日公開したのですけど。
そこで、『これでは嘘記事書いたことががバレてしまう』と慌てて昨日、誤報謝罪会見に踏み切ったのでした。
だいたい、会見の開催を発表したのが、吉田調書公開日のその日の朝とか、タイミング合わせすぎだろう、って話で。
『思い込みで記事を書いたのが問題だった』みたいな事を誤報の原因としてますけど。
最初の結論ありきで、それに見合うように調書を勝手に解釈して……と言えばまだ聞こえはいいですけど。自分たちの意見に合うように本人の発言の意図を無視して好き勝手に編集したってことですよね。
「文字は同じだから問題じゃないか」ってことで。自分たちしか見ることが出来ない独占情報だから裏付けも取らずに好き勝手書いて掲載したら。
後から、誰でも「吉田調書」を閲覧できるようになってしまって。
『文脈を読み込まれたら、吉田所長の意図を無視して捏造編集したことがばれてしまう』ということで社長が謝罪する、とか。

でも、こんな事今に始まった話ではなくて。今回が特別だったわけでもなくて。
昔から朝日新聞はこんな感じでしたし。
事実を自分勝手に捏造して売り上げをあげるのが、社風なのでしょう。
今から20年も前に、記者が自分で沖縄の珊瑚を傷付けて、心ない人の仕打ちを嘆き環境保護を訴える記事を書いてますし。

朝日新聞社史 「サンゴ」には触れず 昭和で“線引き”:イザ! 朝日新聞社史 「サンゴ」には触れず 昭和で“線引き”:イザ!

《1995年09月28日 東京朝刊 社会面》

 朝日新聞社が先ごろ「朝日新聞社史」全4巻(明治、大正・昭和、昭和戦後、資料編)を刊行した。平成2年6月に記された巻頭序は「過ちは過ちとして包み隠さず記述して…歴史的な“教書”になれば」(中江利忠社長)としている。その1年前に問題化したいわゆる「サンゴ事件」は、同紙の報道モラルが厳しく問われたが、元号が平成に変わった直後の事件のため、今回の社史では一言も触れられなかった。
 「サンゴ事件」は朝日新聞社のカメラマンが平成元年4月、沖縄県西表島のアザミサンゴに「KY」と傷を付け、記事と写真をねつ造した事件。これによって退陣に追い込まれた当時の一柳東一郎社長は同年5月の辞任会見で、新聞界最大の虚報事件といわれる同じ朝日新聞による昭和25年の共産党幹部「伊藤律架空会見記」を例に出し、「今回のほうがより深刻ではないか」と述べている。
 「サンゴ事件」は元号が昭和から平成に変わって間もなく発生。昭和以後の扱いについては、百年史編修委員会が「昭和戦後編」の巻末で「昭和64年1月7日をもって区切りとし、それ以後に発生した問題は原則として記述していません」と断る一方、「記載事項のなかで平成期にまで継続し、かつ大幅な変化が生ずるなど特別に記述が必要なものには、主として(注)という形式で、その後の経過を補足しました」とのただし書きもつけた。
 この「昭和戦後編」には「教科書検定問題と偏向攻撃」の項が設けられ、「朝日の誤報が指摘されるたびに、『伊藤律架空会見記』が引き合いに出され」るとして、朝日の「マイナスイメージ対策」について言及。「朝日攻撃」への対策として昭和60年、当時の富森叡児編集局長が(1)事実報道に徹すること(2)はね上がったり、情緒的な表現を避けること(3)目くばりの利いた見出しを考えること(4)特権意識をふりかざした取材態度をとらないことが大事である−と述べたことが記してある。

そのときも、今と似たような謝罪というか弁解をしているのですけど。
当時の社長は引責辞任しましたし。
それでも、また同じ事を繰り返しているわけで。
社風はどうにも変わらない、って事でしょう。
あとは、
裁判などの公の場で、白黒つけていくしかないのではないでしょうか。
と、私はそう思います。