kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これ絶対ネタ記事だと思っていたのだけど、マジですか――社会科で『日本海に東海併記』の地図配布 東京・武蔵野市の中学校 都教委は「不適切」

一部のネット界隈で騒ぎになっていた、ツィッターのコメントなんですけどねぇ。
私は、てっきりツリ目的のネタ記事というか。ネタコメントだとばかり思っていたのですけど。
あまりにも内容が荒唐無稽というか。それはあり得ないだろう。って内容だったので。
まさか事実だとは思いませんでした。


社会科で『日本海に東海併記』の地図配布 東京・武蔵野市の中学校 都教委は「不適切」 - 産経ニュース 社会科で『日本海に東海併記』の地図配布 東京・武蔵野市の中学校 都教委は「不適切」 - 産経ニュース

2014.10.9 21:31
 東京都武蔵野市の市立中学校で50代の男性教諭が社会科の教材として、日本海を『「日本」海(東海)』と表記した地図を掲載したプリントを生徒に配っていたことが分かった。「東海」は韓国が強く主張している呼称で、日本政府は認めてない。都教育委員会は都内の公立校の教材で「東海」の表記が使われたのは「前例がなく、極めて不適切」としている。
 武蔵野市教育委員会などによると、プリントは2年生全員100人超に復習用として配布された。男性教諭が個人的に購入したコピーが認められている問題集をプリントしたもので、市教委の聞き取り調査に対し、男性教諭は「十分に中身を確認しないで、うっかり使ってしまった」などと釈明しているという。
 問題が発覚したのは、4日午後にネット上に「社会の授業で使われたプリント」として地図の写真がアップされたことが契機。市教委は6日夕、ネットで見たという男性からの連絡で情報を把握し、直ちに男性教諭に説明を求めた。
 プリントの東海との表記を確認した市教委は「学習指導要領の趣旨から外れた教材で不適切」(指田和浩指導課長)と判断。中学校側に8日、「東海」という呼称の誤りを訂正するよう指導した。これを受けて、中学校側では9日、2年生全員を集めて、校長と男性教諭が事情説明と訂正を行うとともに、プリントを差し替えることを決めた。
 一方、都教委は不適切な教材が配布されたのは、学校管理に欠陥があったと捉えている。副教材の利用にあたっては、校長の許可を得て、市教委に届け出る必要があるが、今回はこの手続きが守られていなかったからだ。このため市教委は管理ミスを認め、改めて市内の公立学校にルールを徹底するよう指導する方針。

これはマズイです。
どのくらいにマズイかというと、「太平洋戦争は日本の正義を貫くための戦争だった」と教えるのと同じくらいマズイです。
記事では、「日本海」に「東海」を併記していたことを問題として取り上げてますが。
記事に付属している画像を見ると判るのですが、
それ以上の問題があります。
「台湾」を「中国の一部」と表記している点です。
少なくとも、現代日本において、「台湾」は「中国」とは別の統治機構持つ地域である、というのが政府の一般的な見解であり、
台湾については中国ではないけど独立国でもない「帰属未定の地域」として扱うべきです。
この問題の教師は、「個人的に購入した問題集の内容をそのままコピーしたため」と釈明していますが。
いったいどこの誰が編集した問題集なのか。ネットではすでに一部で指摘されてますが、非常に根の深い問題かもしれません。
なぜそのような問題集を日本の公立学校の教師が、授業に使用したのか?
ざっと私の知る限りでは、
外交上の問題となる内容や、学習指導要領を逸脱した内容を表記する問題集は一般に販売されていない、はずです。
高校入試は学習指導要領の範囲からしか出ませんので。それと異なる答えを正解とすることは「間違いを教えている」として親からクレームが来て、返品、賠償問題に発展しかねないから。
そういう面倒な問題を取り上げる出版社は無いんです。

どう考えても現場教師が、問題集の地図をコピーして、自分で問題を構成した、と思うのですけど。
これは、学習指導要領逸脱以上にゆゆしき問題なのかもしれません。