kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

なんというか――【コラム】姿を消した「韓半島クラブ」

久々に朝鮮日報の記事で気になる物がありました。
といっても、ニュースではなくコラムなのですけど。
韓半島クラブ」という、韓国主導の朝鮮半島統一推進のための外交同盟……と言ったら言い過ぎかもしれませんが。
そんな感じの組織についてなのですが。
ここに書いてあることが事実だとすると、
ヨーロッパ諸国は
北朝鮮との駆け引きでは。韓国よりも北朝鮮との外交を重視するのですねぇ。
遙か離れたヨーロッパなので、
韓国も北朝鮮も大差ないような印象があったのですけど。
……何をするのだかよく判らない組織のために、北朝鮮との国交断絶になってしまう、と困る。という事でしょうか。

日本やアメリカでも同じ判断をしそうですね。



Chosun Online | 朝鮮日報 【コラム】姿を消した「韓半島クラブ」 Chosun Online | 朝鮮日報

記事入力 : 2015/02/21 06:30

 1年前の今ごろ、韓国外交部(省に相当)は「韓半島クラブ」という組織を発足させ、積極的に宣伝を始めた。韓半島クラブとは駐韓大使と駐北朝鮮大使を兼任するイタリア、オーストラリア、ハンガリー、ベルギーなど21カ国の大使と外交部が韓半島情勢を話し合う協議体だ。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が強調する「統一準備」路線に合わせ、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官がアイデアを出したとされる。発足式に出席した尹長官は「北朝鮮に対する経験と意見を交換し、平和統一、信頼外交の推進に向けた最優先のパートナーとして、駐韓、駐北朝鮮大使を兼務する大使らとの協力関係が重要だ」とムードを盛り上げた。
 しかし、それから1年。韓半島クラブがいつ会合を持ち、どんな活動を行ったのか、外交部は公式に説明をしたことはない。発足時に積極的に広報したのとは対照的に、その後の報道発表はなかった。当局者に聞くと、「会ってはいるのだが…」と歯切れが悪い。
 いったい何が起きたのか。実はこういう事情だ。韓半島クラブ発足が大々的に宣伝された後、北朝鮮は非常に神経質な反応を示したとされる。北朝鮮は21カ国の大使に文書を送り、「そんな会合を続ければ、今後(北朝鮮に)赴任する大使にアグレマン(派遣先の政府による同意)を出さない。大使による北朝鮮訪問時のビザも制限する」と“脅迫”した。また、「平壌の大使館をソウルが兼ねるのではなく、北京の管轄にすることを勧める」とも要求した。こうした対応は外交上の慣例にそぐわないばかりか、常識を欠くものだ。
 結局対応に苦慮したのは21カ国の大使だった。彼らは1年に1−2回、平壌を訪れ、北朝鮮の政府幹部と会談するなど外交活動を行わなければならないが、その道が閉ざされかねない状況に置かれた。実際に西洋のある国の大使は、北朝鮮がビザを発給しないため、中国に数日足止めを食い、韓国に引き返した。韓半島クラブの加盟国からは「韓国と北朝鮮の間で自分たちだけが苦境に立った」と不満の声が上がった。そして、大使らは外交部に対し、「今後は会合を開いても広報しないでもらいたい」と要求するに至った。その後の会合は当初の計画とは異なり、かなり萎縮した状態で開かざるを得なくなった。
 統一の基盤づくりに向け、在韓の大使館と体系的な協力を強化する試みは時宜にかなったものだった。しかし、水面下で進めるべきことを外部に見せようとした時点で、逆風は予期できたかもしれない。北朝鮮の反発はある程度予想可能だっただけに残念だ。ある外交筋は「過去の政権の資源外交もその趣旨が誤っていたわけではなかろう。だが、ひそかに進めるべき過程を全てオープンにし、短期的な成果にこだわった結果、対応を誤った。外交では見せる部分と隠す部分を細かく区分しなければならない」と話した。
 「統一外交」は「資源外交」よりもはるかにデリケートで各国の利害関係が複雑に絡む問題だ。それだけに深く精密な分析と予測が求められる。外交当局がそうした能力について、国民に信頼されているかどうか、見直しが求められそうだ。


イム・ミンヒョク記者(政治部)