フジテレビの「みんなのニュース」に安倍首相が生出演して独演会のごとき、
安保関連法案反対派の、さまざまな意見について。一つ一つ、説明しています。
まあまあ、内容については……
今までの繰り返しになっているので。
賛成派は、「そういう事なのか……」と納得出来る内容ですけども、
反対派は、「嘘ばっかり……」と憤慨するでしょうね。
だって、
反対派って「とにかく認めない」って議論する余地なしで。あらゆる説明をシャットアウトしている人達ですから。
ちなみに、私は賛成派なのですけども。
その上で気になったこと。
私は、あるサイトでこんなコメント書いたのですけども。
今回の安保関連法案について、色々と意見はあるのだろうけども。
一つだけ、どうしてもやめてほしいことがある。
それは自民党の議員もそうだし、自民党以外の議員もそうだし、マスコミもそうなのだけど。
今回の安保関連法案について、『中国の進出に対抗するため』のごとき説明をしていることだ。
これについて、自民党においては是非とも、説明の仕方を考え直して欲しい。
なるほど、法案の内容からしたら、中国相手、ということもありえるだろう。
しかし、
それなら北朝鮮だってそうだし。
ＩＳ相手になるかもしれないし。
場合によっては、韓国やアメリカを相手に、ということだって考えられる。
だいたい南沙諸島にまで日本の自衛権が及ぶのかどうか、
ホルムズ海峡の掃海の例から説明が飛躍しているのだろうけども。
現状、航行を妨げるような機雷は敷設されていない。
それなのに中国を名指しするのは、いろいろすっ飛ばしすぎである。
尖閣諸島でのイザコザを問題にして沖縄周辺海域での例示で説明するのなら、まだ判るのだけども。
なんで南沙諸島へ飛んでしまうのか。
中国の横暴に対処することは必要だろう。
しかし、だからといって日本から中国にケンカをふっかける必要は無いのだ。
どうも、そこをはき違えて、気がはやっている人が多いのは困りものだ。
このままでは、
中国の挑発に対して『最初の一発』は日本から撃つことになるよ。
……まず間違いなく、ね。
これについて、安倍首相は番組の中でＭＣから盛んに「中国向け」ですか？ と詰められていましたけど。
「どこの国が対象ということは言いません。日本の安全を守るために必要な内容であって、特定の国に向けた物では無い」と明確に答えてましたね。
うむ、それを聞いて思ったのが……
自民党、エゴサーチしてますね。
それも相当細かく、というか。ネットでの自民党批判をほぼ目に付く物は拾い上げている、のではないでしょうか。
というのも、
安倍首相が直接テレビに出て、とか。
ネットでのニコ生動画に出演して、とか。
そういう時にはなす題材って、ほぼ間違いなくネットで話題になっているテーマ、とか。
自民党批判ネタなんですよね。
アメリカではフェイスブックでのコメント分析をビッグデータ解析で、大統領選に活かした技術があるそうですが。
おそらく、これの日本版、というか。
そういう物を使って、政権運営の参考にしているのではないか、と感じています。
正直、
野党でここまでできるのか……
その点で、野党は大きく遅れをとっているのではないか、と思います。
このままだと、世論が選挙結果に大きく反映する小選挙区制で
野党が自民党を超えることはできないのではないかなぁ。と思いますね。
あと一部で「国民投票にかけるべき」という声がありますけども。
私は反対ですね。
日本国民って、リスクを取りに行かない国民性ですから
（それは、どうやっても『投資』が国民全般に根付かない事が証明しています）
「変える」か「現状維持」かで投票したら。
まず間違いなく「現状維持」が勝利します。
リスクをとって「変える」を選択する人が少ないのが、日本人ですから。
