kg_noguの愚痴日記

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世界の片隅でこんな話――「世界最古の金属活字」が20世紀の人工元素を含有

世の中、パリ同時多発テロ事件一色に染まってしまったように見えて。
そうではない世界もちゃんと存在しているわけで。
片隅で、こんな大騒ぎがあったりするのですね。



「世界最古の金属活字」が20世紀の人工元素を含有 Chosun Online | 朝鮮日報 「世界最古の金属活字」が20世紀の人工元素を含有 Chosun Online | 朝鮮日報

記事入力 : 2015/11/16 10:50
1936年に作られた人工元素「テクネチウム」、高麗時代の活字に2.62%含有




 「1936年に初めて人工的に作られた元素『テクネチウム』が、高麗時代の活字から見つかったのはなぜなのか」


 14日午後、国立中央図書館のデジタル図書館大会議室で、韓国書誌学会の秋季共同学術大会が行われた。慶北大学のナム・グォンヒ教授による「『證道歌字』偽作論争に対する反論」と題するテーマ発表が終わると、国立中央博物館のイ・ジェジョン学芸研究官が立ち上がった。イ研究官は「ナム教授が責任研究員を務め、慶北大産学協力団が主管して作成した『證道歌字基礎学術調査研究』(2014年、国立文化財研究所)報告書をつぶさに見たところ、『證道歌字』であることを十分に立証できなかったどころか、問題点が多かった」と問題提起した。
 とりわけ、「法」の字を破壊分析(金属の一部を切り取って成分を分析する)した結果について、疑問を投げかけた。報告書では、「法」の字を破壊分析したところ、活字の構成成分は「銅88.5%、真ちゅう6.66%、テクネチウム原子番号43)2.62%、酸素1.74%、珪素0.49%」となっている。イ研究官は「テクネチウムは初めて人工的に作られた元素で、1937年(原文ママ)に初めて発見されており、自然界には存在していない。これは活字が偽造されたものなのか、あるいは分析が誤っていて信頼できないということを意味している。活字の成分に当然含まれている鉛が出てこなかったというのもおかしい」と指摘した。
 韓国科学技術研究院(KIST)のト・ジョンマン博士は、本紙の電話取材に対し「まずは分析にミスがあった可能性がある。もし、本当にテクネチウムが2.62%も含まれていたならば、(活字が)偽造されたものである可能性が高い」と述べた。テクネチウムが実際に含まれていたならば、問題の活字は偽物であり、また分析にミスがあったとすれば、それだけ報告書がいい加減だったということになる。
 これに対しナム教授ははっきりした答えを出せなかった。ナム教授は「『法』という字の破壊分析は2011年、忠北大学で行われたものだ」とした上で「(私は)金属が専門ではないので…。詳しく調べてみる」と答えた。ナム教授は、現存する世界最古の金属活字だという主張が出ている『證道歌字』の存在を最初に発表した学者だ。真偽をめぐって6年にわたり論争が続いている『證道歌字』について、ナム教授はこの日、あらためて「『證道歌字』は本物に間違いない」と主張した。
 イ研究官はまた「報告書は現在唯一残っている高麗時代の活字である、国立中央博物館所蔵の『ポク(福/服)』の活字を比較の基準としているが、『ポク』の活字もまた、明確な製作の時期、出土した場所などがわからず、信頼度は低い。ナム教授が国立中央博物館所蔵の「ポク」の活字との比較を通じ、調査対象の活字を『證道歌字』だと主張した後、その根拠として『ポク』の活字も『證道歌字』だと主張していることになる」と指摘した。


許允僖(ホ・ユンヒ)記者

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

この『遺物』が実は贋作なのか。
それとも『遺物』の時代測定をした分析結果が間違いだったのか。
となると、『遺物』もまったく別時代の出土品ということになって、
調査結果、歴史的事実がやっぱり誤りだった、ということになるのですけども。
世の中には、
こういう愉快なドタバタで転げ回っている国もあって。
(問題の当事者にとっては、生きるか死ぬかの大問題なのでしょうけども)

だから、
世界は争い一辺倒にならずに救われているのですね。