kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

大方の予想通り――【大阪ダブル選】自民惨敗、共闘がアダに

地方首長選、となると。現職有利なのは周知の事実で。
致命的となる失政がない限りは、現職再選となるのがほとんどです。
その意味では、
大阪知事選は現職、松井氏の圧倒的有利、当選確実な状況で、
今回の選挙で再選したことについては驚くに値しません。
一方で、
市長選の方は、現職橋下市長が5月の住民投票で敗れて、
引退を表明し、後継候補を立てたわけですが……
住民投票敗北というのは、致命的な失政と見て、自民党は勝負に出たのでしょうねぇ。
それに直前で、維新の党が内紛でゴタゴタと揉めて分裂騒ぎとなったのも、
好機と見たのでしょう。
そこまでは、その気持ちも判らなくはないのですが……
そこで手にした勝つための手段が、
まったく政策の異なる共産党との共闘でした。


バカだよねぇ。
その結果、自民党支持者から見放されて票が維新候補に流れて落選したってんだから。
バカとしか言いようがありません。
目先の欲に囚われて大局を見失うと、惨めな結末になる。
という判りやすい例ですね。




【大阪ダブル選】自民惨敗、共闘がアダに…柳本氏「決して共産と共闘したわけではないが…」野合批判払拭できず(1/2ページ) - 産経WEST 【大阪ダブル選】自民惨敗、共闘がアダに…柳本氏「決して共産と共闘したわけではないが…」野合批判払拭できず(1/2ページ) - 産経WEST


2015.11.22 22:48更新
支持者らに頭を下げる柳本顕氏=22日午後8時48分、大阪市北区(彦野公太朗撮影)


 死闘の末に大阪都構想を退け、歓喜に沸いた5月の住民投票からわずか半年。大阪市長選に柳本顕氏(41)、大阪府知事選に栗原貴子氏(53)を擁立した「非維新勢力」に待っていたのは、2敗という厳しい結果だった。
 投票が締め切られた午後8時ちょうど。「2敗」を知らせるニュース速報が流れ、自民党陣営は重苦しい雰囲気に包まれた。谷垣禎一幹事長をはじめ、党本部からも幹部や閣僚が来援しての総力戦を展開しただけに、惨敗のショックは大きい。
 「個人を選ぶ市長選が橋下市政の信任投票になってしまった」。大阪市北区の選挙事務所に姿を見せた柳本氏は、表情をこわばらせて深々と頭を下げた。
 敗因を「私自身の発信力不足。危機的な大阪の経済状況や混迷を知ってほしかったが、理解が得られなかった」と振り返った。
 共産党民主党の自主支援を受けたことが「野合、談合」と批判されたことについては、「決して共闘したわけではないが、(批判を)払拭できなかった」と語った。
 平成25年の市議団幹事長就任以来、市議会やテレビ討論で、橋下氏と正面から対峙(たいじ)してきた自民府連のエース。住民投票で僅差の末に都構想を廃案に追い込んだ5月17日の夜、大喜びする議員のそばで、一人表情を曇らせた。「市長選も厳しい戦いになる。柳本顕が役目を果たさなければならない」。半年後の大阪維新との再戦を予感し、一身を投じる覚悟を固めていた。
 市長選では、「対立の構図、劇場型の政治は大阪には要らない」と維新政治からの転換を求めたが、高い壁を突き崩せなかった。
 一方の栗原氏は、トレードマークとなった赤いスーツ姿で選挙事務所に姿を見せ、「私の力不足。有権者のご判断を重く受け止めたい」と涙声で語った。都構想の阻止を強く訴えてきたが、惨敗という結果に「議会で批判していた懸念、疑問点を伝えきれなかった」。
 自民府連が著名人の擁立に失敗し、府議政調会長だった栗原氏に白羽の矢を立てたのは、告示のわずか1カ月前。一般的に最も選挙に強いとされる2期目に挑む現職を相手にする戦いは、厳しい展開が予想された。
 だが、「私しかいないのなら、火中のクリを拾う」と立候補を決断。府内を駆け回り、舌鋒(ぜっぽう)鋭く維新政治の批判を続けた。市長選を含めダブル選では唯一の女性候補として、3人の娘を育てた母親としての経験も発信。娘たちも選挙戦を手伝い、時には代わりにマイクを握って支持を訴えたが、及ばなかった。

ただ、
自民党の執行部がバカなのか、というと。そうとも見えないわけで。
次の参院戦で、
おおさか維新が出てくるなら、民主や共産から票が流れるのではなく、
現・自民支持の浮動票層が割れる。
バランス感覚として、自民党とは別の政党を選びたい。
そういう保守本流浮動票の受け皿には、おおさか維新はもってこいでしょ。
そのことを自民党首脳部は良く判っている。だから、おおさか維新は潰せることなら潰しておきたい。
でも、勝てる見込みも薄いから、連携の可能性も残しておく。
その立ち位置で見ると、
今回の選挙はものすごく上手く切り抜けてますよ。
党中央へのダメージを最小限にとどめて、なおかつ維新との選挙対決で力をそぐ機会を作っている。
なかなかどうして強かな戦略です。
こういう強かさが今の野党にはないので、
大人と子供の戦いにしかならないんですねぇ。


そもそも
今回の『おおさか維新W勝利』はそんな特別なことじゃないですよ。
ごくごく当たり前に、他の地域でも起きている事が大阪でも起きただけ。
橋下徹」という強烈な個性を放つキャラクターが関与しているから、目を奪われてしまって冷静が判断ができなくなりますので。そこは注意した方がいいです。
仮に、彼の名前を外して今回の選挙見てみると……

地方首長選は、実績のある現職側が圧倒的に有利。
維新側は、現職と現職の後継。
大阪府政、市政について、致命的な失政はない。実績がそれなりに評価されている。
5月の住民投票は、敗れたとはいえ、票差は僅差。反対票とほぼ同じだけの支持票があった。
政党として強固な組織票を持っている。
(選挙直前に新組織を立ち上げて純粋化、団結力が強化された直後)
全国区知名度のスター政治家が応援している。
対立候補には特別目立った政治実績がない。
(都構想反対した以外になにしたの……? ってアピールできるものがない)


この条件で負ける方がオカシイですから。
これで大阪都構想が再認された、とか言ってると。足下すくわれますよね。
市政の評価と、都構想の評価は別物って人もたくさんいるでしょうからね。

選挙に大勝したことで、
橋下氏の身辺がとたんに騒がしくなってきましたけども、
個人的には、
橋下氏にはぜひとも、
「アジアの中の大阪」「世界の中の大阪」を目指して欲しい。
日本で1番じゃなくてもいいんですよ。
国外の人から、「日本の首都ってオーサカじゃないのか?」
って言われるような、
そういう大阪にしてくれる事を願います。