kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

豊洲問題は、佳境畢竟、いよいよ正念場――豊洲地下水で基準超すベンゼンとヒ素

さてさて、
地下水モニタリング調査の結果、ここに来て今まで環境基準値を超えていなかった有害物質が、
基準値越えで検出されるようになりました。
ひとつ勘違いしてはいけないことは、
今までも、有害物質は検出されていた、という事実です。
ここにきて、突然現れたような報道をしているマスコミもあるのですが、
もともとは想定されていた事態。だから、揚水ポンプ+浄化装置の組み合わせで、
地下水が上がってこないようにするための設備も既に作ってあるわけで。
この問題で重要なのは、
今回突然数値が跳ね上がったのか、それとも順調に漸増してきて、ついに基準値越えしたのか、
という変化についてなのですが。
そもそも具体的なモニタリング結果については、
東京都はこれまで一切公開してきていませんので。
問題があるとしたら、そういう行政の態度ではないか、と思います。
(この書き方だと誤解されるかもしれませんので、
 ちょっと追補しますと、
 「具体的な結果」 → 「詳細な結果」と表現した方が実情に合ってますでしょうか。
 いちおう東京都のホームページへ行って検索かけますと、
 モニタリング結果の一覧が掲載されているのですが……
 検査項目が歯抜け、というか。
 ベンゼンとシアンとヒ素と鉛と水銀、この項目を土壌汚染対策法のガイドラインに沿って
 調査しているのですけども。
 それぞれも項目で検査するスポットの数がかなり違っていて、
 鉛とかだと、各街区で1つ、2つくらいなんですよね。
 ベンゼンだと、かなりたくさんのスポットというか、ほとんどのスポットで網羅されている、
 のと対照的なんですが。
 鉛とか水銀はそもそも、見つかるものじゃないし。重たくて動きもほとんど無いものだから、
 検査のサンプルも、少なくていい、ってことなんでしょうかね。
 土壌調査の説明を読む限り、
 30メートル間隔で、サンプルを機械的に全部抜き出して。
 それで調査していたような印象を受けるのですけども。
 調査結果見る限り、全てのポイントの数値が公表されているわけではないので、
 他の数値は公表を控えて隠しているのかなぁ、
 それとももともとサンプル採取のスポットは、全てを網羅しているわけじゃないのかな。
 となると、やっぱり数値は公表しない、ってことなのか。
 と思って書いた次第です。
 まあ、単に全部機械的に検査するとお金が掛かりすぎるから、
 汚染させれていそうなところだけ重点的に検査しているだけ、ってことなのかもしれませんけど)
他にも、
建物の構造計算に使用した数値が間違っていた、とか。
書面ではコンクリートの床が、
「10mm」厚になっていたところを、
現実では「150mm」の厚さになっているとか、
そんな問題も新たに見つかったらしいのですけども。
これも、
10mm=1cmですからね。
そもそもそんな床厚、見つけた時点で色々おかしいでしょ。壁ならともかく、床抜けますよ。
設計が間違ってないか?
と問題解決に動くべきですよ。
多分、現場ではそういうことにしたのでしょうけど。
それとも、計算書に数値を入れ間違えたのでしょうか?
とか、色々疑問が湧いてきます。

こういう疑問を一つ一つ紐解いて、
都民の、国民の不安を解消するのが、専門家プロジェクトチームに期待されている役割、
ということになるのでしょうか。
いやはや、
前途多難です。



【築地移転延期】豊洲地下水で基準超すベンゼンとヒ素(1/2ページ) - 産経ニュース 【築地移転延期】豊洲地下水で基準超すベンゼンとヒ素(1/2ページ) - 産経ニュース

 築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場江東区)の地下水モニタリング調査で、都は29日、環境基準をわずかに上回る有害物質のベンゼンヒ素が検出されたと発表した。モニタリングは今回を含めて8回行っているが、環境基準を超えたのは初めて。ベンゼンは2カ所で基準の1・4倍と1・1倍、ヒ素は1カ所で1・9倍だった。都は今後、専門家会議や市場問題プロジェクトチーム(PT)などでの検証を踏まえて適切に対応するとしている。
 小池百合子知事はこれまで、移転の時期について「地下水モニタリングの調査結果や専門家会議の議論などを待ち、総合的に判断する」としており、今回の検出結果が判断に影響を与えるものとみられる。
 検出されたのは201のモニタリング地点のうち3カ所で、すべて青果棟周辺の屋外。いずれも環境基準が地下水1リットルあたり0・01ミリグラム以下と定められているところ、ベンゼンは0・014ミリグラムと0・011ミリグラム、ヒ素は0・019ミリグラムが検出された。都は基準値超えの原因は不明としており、健康への影響なども今後、精査していく。次回のモニタリングは11月に予定しており、来年1月にも結果を発表する。


市場問題初会合 検討課題確認 - NHK 首都圏 NEWS WEB 市場問題初会合 検討課題確認 - NHK 首都圏 NEWS WEB

 豊洲市場をめぐる問題を受けて、東京都は建築家や企業経営に詳しい有識者など8人による「市場問題プロジェクトチーム」を立ち上げ、29日初会合が開かれました。
はじめに、築地市場の老朽化などを背景にした豊洲市場への移転の経緯を振り返った上で、今後の検討課題を整理しました。
具体的には、市場の建物の下に盛り土が行われず地下に空洞が設けられている現状や構造計算と実際の工事に一部違いが出ていることなど建物の安全性に加え、5年前に3900億円だった豊洲市場の事業費がことし3月には5800億円に膨らんだことを踏まえ、材料や人件費の上乗せが適正だったか、建設費の妥当性について検証を進める方針を確認しました。
また豊洲市場に業者が移転した場合に支払う電気代などのコストや、業者から「荷物の積み下ろしの場所が狭い」などといった不満が出ていることを踏まえ、市場の使い勝手についても調べていくことにしています。
10月末の2回目の会合では、設計を担当した大手設計会社を呼んで建物の構造について集中的に議論する予定で、小池知事はそれぞれの課題の検討結果を踏まえ、移転について判断することにしています。
 29日の初会合で、プロジェクトチームでは、構造計算と実際の工事に一部、違いが出ている建物の安全性について検証することを決めました。
チームによりますと、豊洲市場の水産仲卸売場棟の一部で、床に使われているコンクリートの厚さが、構造計算書では10ミリとなっているにも関わらず、実際には150ミリだったということです。
コンクリートが多く使われより重くなっていることで、耐震性などに問題がないか確認する方針です。
また、市場の店舗では仲卸業者が重みのある冷蔵庫や水槽などを設置することになりますが、「床が抜けてしまうのでは」と不安の声が上がっていることから、そうした設備の重さに耐えられるかも確認が必要だとしています。
 さらに、これまで地下空間があることが公表されていなかったため、地下1階があると想定し直して構造計算すべきでないか、調べる必要があるとしています。
座長を務める東京都顧問の小島敏郎氏は、設計に関わった担当者などに直接説明を聞くなどして、まずは構造計算に問題がなかったか明らかにしたいとしています。