kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

魔女狩り、やってもなぁ――「盛り土なし」は段階的な決定 責任者特定できず 豊洲都報告書

本来やるべき事は、事実関係を明らかにして、対策を立て、
次は同じ失敗をしないようにすることで、
「犯人捜し」については、
たとえば市民団体が、「業務上背任」とか「横領」とか……実際そういう罪状が適用できるかどうかは精査してませんけども、
何か適当な罪状をあてはめて、東京都を訴えてしまえばいいんですよね。
それで、あとは全部警察にお任せする。
それで過去の関係者だろうが、
問答無用で全員に捜査が及ぶようになりますから。
事実が公表されることはなくなってしまいますけども。
「犯人捜し」をするなら、こっちの方がよほど効率的です。
私的には、
そういう展開になってもいいんじゃないのかな。と思っています。
豊洲」の件については。
まあ、この辺は『フクシマ』の事故調査報告と同じ具合です。
東電に責任があるのか無いのか、
当時の政府関係者に責任があるのか無いのか、
市民団体が裁判に訴えて争ってますけども、
豊洲」の件もアレやればいいんですよ。



事件のあらまし、全貌を掴むのは、
こちらの記事の方がはるかにわかりやすかったです。


豊洲新市場 専門家会議における提言と検証の違いと豊洲問題の纏め - 粉屋の大阪to考想 豊洲新市場 専門家会議における提言と検証の違いと豊洲問題の纏め - 粉屋の大阪to考想


で、
東京都の報告書を元にした、小池都知事の発表は、
ほとんど何も詳しいことを話してません。
私的な印象では、
2011年に、豊洲の基本設計案に盛り土無しの変更が加えられてたときの市場長、
岡田氏の発言、
『中身を読まないまま押印した。盛り土をしないという内容とは思わなかった』
これがすべてではないか、と思います。
というか、
最近、豊洲不祥事の件は、
そういうくらいバカバカしい凡ミスではないか、
と思うように考え方を改めました。
まともな陰謀なら、
移転話を根幹からぶちこわしにする、
「環境アセスメンに提出した内容の無断改訂」なんて、無茶は絶対しませんから。
アセスメントの根幹を無視する、とか
それやったら、
普通に事業停止処分出ちゃいますから。
「東京都内部で、うまく処理できるはずだ」みたいな論評もありますけど、
アセスメントの評価書自体は一般公開されているもので、
これを
誰がどう見てもオカシイ内容で改訂作業が認められてしまうと、
アセスメント制度自体の信憑性を著しく損ねてしまうことになりますから、
東京都の上の、環境省から東京都へ指導が入りますよ。
そこは、
東京都だって、公開してしまった情報に嘘は吐けません。
だから、
豊洲の件もこれだけ紛糾しているわけですし。


つまり、
物事を大きくしたくないはずの『陰謀』なんてどこにもなくて、
単なる現場担当者の凡ミスの連続、
というのが、今回の豊洲不祥事の真実ではないか、と思うのです。
設計現場を仕切る技術担当部署では、
地下構造物を作らないような設計は有り得なかった。
だから、その変更を決裁権を持つ人に認めて貰うことが必要だった。
その中で、
ダメ元で、岡田市場長のところにはんこを貰いに行ったら、
よく説明を聞かずにお任せで
岡田氏がたまたま変更した仕様書にはんこを押してくれたので、
それを「錦の御旗」して、
仕様変更の説明責任はすべて岡田氏に押し付ける形で、
どんどん事業が進んでいった。
そういうことじゃないですかね。

【築地移転延期】「盛り土なし」は段階的な決定 責任者特定できず 豊洲都報告書 - 産経ニュース 【築地移転延期】「盛り土なし」は段階的な決定 責任者特定できず 豊洲都報告書 - 産経ニュース


 築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場江東区)の主要施設下で土壌汚染対策の盛り土が行われていなかった問題で、小池百合子都知事は30日、平成20年から25年2月までの間に段階的に盛り土を行わない方針が決定したとする検証報告書を公表した。誰がいつ決定したのか特定できなかった、と結論付ける一方、部門間での連携不足などから情報共有が行われず、都議会や都民に実態と異なる説明が続けられたと分析した。
 小池氏は報告書について「職員自ら調査を行ったことは評価をするが、十分ではない。今回の報告書で終わりにするのではなく、さらに精査する」とし、内部告発などの受け皿となる公益通報制度を近く整備する考えを示した。また部門間の情報共有などのため、都庁マネジメント本部を設置したことを明かした。
 報告書によると、土壌汚染対策の工法を検討する有識者の技術会議で20年に、土壌汚染対策の作業を行う「モニタリング空間」の整備について議論。同時期に中央卸売市場の技術部門でも整備の可能性を検討し、23年6月には断面図に地下空洞が示された基本設計が完成した。同年8月に部課長会議で地下にモニタリング空間を設置することを確認し、25年2月に完成した実施設計で盛り土を行わずに地下空洞を設けることが確定した。
 都議会での答弁では状況を把握していない歴代土木担当部長が前例に沿って「盛り土をした」などと答弁。建築担当部長は地下空洞を把握していたが「土壌汚染対策の基本的な考え方を述べている」と考え、修正しなかった。
 報告書は「基本設計や実施設計の段階で、市場長に情報を上げ、意思統一を図る機会があったのに、明確な形で意思決定をしていなかった」と指摘した。


岡田元市場長のコメント記事はこちら

2016-09-21 - kg_noguの愚痴日記 果たしてこれは事実なのだろうか――豊洲新市場発注時の市場長「仕様書読まず決裁印」 盛り土行う認識、歴代4人も同じ見解 2016-09-21 - kg_noguの愚痴日記