昨日起きた事件について、
なにやら犯人が特定されたようです。
というか、自殺だったような。そんな情報がマスコミに流れています。
【宇都宮公園爆発】元自衛官の栗原敏勝容疑者「離婚調停で自宅が競売に」県関係機関に窮状訴える 現場検証でビー玉や金属片見つかる（1/2ページ） - 産経ニュース
宇都宮市の宇都宮城址公園で爆発が相次ぎ、巻き込まれた男性３人が重軽傷を負った事件で、焼死した元自衛官、栗原敏勝容疑者（７２）が今年５月、栃木県の関係機関に窮状を訴えようとしていたことが２４日、関係者への取材で分かった。娘の病気の治療方針をめぐって妻と不仲になり、離婚調停の結果、自宅が競売にかけられることになったため悩んでいたという。県警は自殺に至った経緯を調べる。
県警は２４日午前、殺人未遂容疑で、公園と栗原容疑者の自宅を現場検証した。公園の現場からはビー玉やひもでくくり付けられた筒２本が見つかったほか、爆発物のものとみられる金属片が半径数十メートルにわたり散らばっており、県警は威力の強い手製の爆発物を使って自殺を図った可能性があるとみている。
関係者によると、栗原容疑者は平成２５年ごろから、県精神保健福祉会の相談員として活動。以前から、娘の治療方針をめぐって妻と対立していると周囲に打ち明け、「妻からＤＶ（ドメスティック・バイオレンス）で訴えられ、妻と三女はＤＶシェルターに駆け込んだ。退職金２千万円を妻が宗教につぎこんでしまった」と訴えていたという。
どうやら、テロではないようですが。
テロよりも大変な事態になってきたようです。
今回の事件の恐ろしさが把握できている人が、
今の日本にいったい何人いるのか。
マスコミはあまり大きくとりあげませんし。ねぇ……
以前にも、
新幹線にガソリンだか灯油だかを撒いて、
他人を巻き込み焼身自殺した、ご老人がいました。
他にも、
新宿駅にかかるプロムナードの空中遊歩道で、ガソリンだかを頭からかぶって、焼身自殺した高齢者もいましたけど。
毎年、１人、２人、尋常ではない死に方を選ぶ人が出るようになってきました。
これは、
今までにない傾向です。
理由は、おおよそ簡単で、
高齢で働き口もなく、このままだと野垂れ死にする未来が見えている。
しかし、自分だけ野垂れ死にするのは腹立たしいので、周りを巻き込んで恨みを晴らす。という形です。
とんでもない迷惑この上ない人達なのですけども、
ただ、
こういう人達は何も今突然現れたのではなくて、
昔から在る一定数は存在していたのですけども、
以前は、家族なり、親戚なり、個人的な繋がりの中でおかしな行動に出る準備のための余裕が持てなかった。
他人の目に常にサラされている時間が多いため、
反社会的な行動を準備する自由がなかったのですね。
しかし、
「孤独死」と言われるような、老人ひとりきりの生活者が増えるにつれて、暴走を止める機会がどんどん失われて、
反社会的な行動に走る老人を止められなくなってきたのですね。
現代の日本は。
これがつまり、「社会不安」というモノになるわけですけど。
そこには主義主張はなく、
敵が見えない、誰もが敵になり得る分だけ、テロとの戦いよりも、よほどやっかいなのですが。
その困難を現状を理解して居る人が何人居るのか。
