最近は、いろいろと忙しくて、
そろそろアラフィーになりつつある、オッサンですから。
働かないとならないのです。
いちいち愚痴を書いている暇もないなぁ……と。
思っていたのですけど。
あと、
世の中の流れが速すぎて、
もうねぇ、愚痴をこぼす前にどんどん状況が変わっていくのです。
とても、付き合いきれません。というか、
頭の中を片付けるのだけでも、精一杯ですよ。
『平成』が実質30年で終わる、とかさ。
韓国の大統領が、弾劾裁判で罷免される、とかね。
『東芝』が倒産寸前、だとか。
なんだよ、それは……ってことばかりですよ。本当にね。
そんな中で、この話。
なんかテレビ言っていることとか、議員の発言とか、
「的外れだなぁ」と思うことばかりなので。
久々に、
ここへちょっと書き込みたくなってしまいました。
文部科学相 教育勅語を道徳教材に用いること否定せず | NHKニュース
4月4日 16時02分
松野文部科学大臣は記者会見で、教育勅語を道徳を教える際に教材として用いることについて、「憲法の趣旨に反しない限り、一義的には教員や学校長の権限にある」と述べ、否定しない考えを示しました。
政府は、戦後、衆参両院が排除や失効の確認を決議した教育勅語について、先の閣議で、教育の唯一の根本とするような指導を行うのは不適切だとする一方、憲法や教育基本法などに反しないような形で用いることまでは否定されないとする答弁書を決定しました。
これについて、松野文部科学大臣は閣議の後の記者会見で、教育勅語を道徳を教える際に教材として用いることについて、「どの教材を使って、どう教えるかは、憲法や教育基本法の趣旨に反しない限り、一義的には、教員や学校長の権限にある」と述べ、否定しない考えを示しました。
一方で、松野大臣は「道徳を教えるにあたって、『この教材を使うべきだ』とか、『使うべきではない』ということを、私が申しあげるべきではない」と述べました。
この問題、NHKの夜9時のニュースでもとりあげてたけどさぁ。
そもそも『道徳』って教科が何を教える教科なのか、ちゃんと把握している人は
どれだけいるのだろうか?
小学、中学の学習指導要領には、
ご大層な『徳目』とも言えるような項目がズラリと列挙されているのだけども、
では、具体的に何を評価して、どうなったら
教育目標を「達成」とみなすとか。
具体的なことは、何も触れられていない。全部、現場に丸投げの状態である。
そのような現状で、
政府が一教材の可否をいちいち判断できるだろうか?
仮に、
ここで『教育勅語』は教材として不適当、とか閣議決定でも出したら、
それじゃあ、他の教材はどうなのか?
という話に拡大して、
いちいち全部、閣議決定を出さなければ学習資料として使用できない、とか……
いう馬鹿な話に発展しかねない。
だから、
政府はあくまで原則論を答えるだけにとどめて、
あとは現場の各地方教育委員会に任せる、という、
という、教育行政上の手続きの話なんだけど……
そういう説明は、NHKでもしなかったな。
ニュース見てて、がっかりしましたよ。
「おいおい、NHKでもその程度のこと、ちゃんと説明できないのか」とか。
如何に「教育」に関して無関心なのか、がはっきりと見て取れて。
もうね、
教育行政を大学で勉強してきた人間としては、
ものすごく泣きたくなりました。
テレビのコメンテーターとかさ、
ギャアギャア騒ぐばかりで、本質には無関心なのね。
それで的外れなコメントをしたり顔で出しても
恥じることも、訂正することもないんだわ。
で、それを見て、
うちの親なんかは、何でも知っているかのように振る舞うんだわ。
なんで、こんなバカ――じゃないな『教育』に対する無関心だな、
そういう人ばっかりなんだろう……