kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

どこへ行く北朝鮮紛争――国連総長とトランプ氏会談

さて、北朝鮮の話の続きです。

朝鮮人民軍の創設記念日をいよいよ明日に控えて、
いろいろと動きが目まぐるしくなってきました。



【トランプ政権】国連総長とトランプ氏会談 就任後初「建設的な議論できた」 - 産経ニュース 【トランプ政権】国連総長とトランプ氏会談 就任後初「建設的な議論できた」 - 産経ニュース

 国連のグテレス事務総長は21日、米首都ワシントンのホワイトハウスを訪れ、就任後初めてトランプ大統領と会談した。国連のドゥジャリク事務総長報道官は「米国と国連の協力について興味深く建設的な議論ができた」と述べた。
 グテレス氏とトランプ氏は近く再び会談することで合意した。トランプ政権は国連への資金拠出を削減する方針を示しているが、報道官は会談で議題に上ったかどうかを明らかにしなかった。
 グテレス氏はマクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)とも会談した。別所浩郎国連大使安全保障理事会理事国の各国大使も24日にワシントンを訪問し、トランプ氏と会談する予定。(共同)


【北朝鮮情勢】トランプ米大統領 安倍晋三首相に続き、習近平氏と電話会談 緊張回避求める - 産経ニュース 【北朝鮮情勢】トランプ米大統領 安倍晋三首相に続き、習近平氏と電話会談 緊張回避求める - 産経ニュース

 【ワシントン=黒瀬悦成、北京=藤本欣也】トランプ米大統領は23日夜(日本時間24日午前)、安倍晋三首相、中国の習近平国家主席とそれぞれ電話で会談した。いずれの会談でも、緊張が高まる北朝鮮情勢について意見を交わした。
 中国の公式報道によると、習氏は北朝鮮問題について、「国連安保理決議に違反する行為に断固反対する」と表明。一方で、関係各国が抑制を保ち、朝鮮半島をめぐる緊張の悪化を回避するよう求めた。
 トランプ政権は、北朝鮮が25日の朝鮮人民軍創建85年に合わせて核実験やミサイル発射などの挑発行為を強行する恐れがあるとみて警戒を強め、原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群を朝鮮半島付近の日本海に向かわせている。
 第1打撃群は23日、フィリピン海海上自衛隊と共同訓練を開始しており、安倍首相との会談では、北朝鮮が挑発行動に踏み切った際の対応などを含め、今後の連携策を確認するとみられる。
 トランプ氏は26日、ホワイトハウスにティラーソン国務長官マティス国防長官、コーツ国家情報長官、ダンフォード統合参謀本部議長を集め、上院議員らに対して北朝鮮情勢について説明する。


テレビやネット、紙媒体でも、
多くの人がこの話題を口にするようになりました。
その中で、ここに来て『戦争にはならない』という主張が多く目に付きます。
ここで私の見通しを改めて書いておくと、
戦争のリスクは50%未満です。
ほとんどない、とは言えません。
『かなりある』と思っています。
50%未満とした理由についてですが、
先にも書いた通り、
アメリカ側には開戦する意志が見えない事、またその意志に基づいて行動も徹底しているだろうこと、が挙げられます。
アメリカ軍が、北朝鮮を先制攻撃することは、絶対にありません。
なんでそう言えるのか、
北朝鮮が『ミサイル発射』や『核実験』を行った場合でも、アメリカ軍が動かないとどうして断定できるのか。これは物凄く簡単な理由で、
北朝鮮の『ミサイル発射』や『核実験』で具体的な死者、被害者が出ていないからです。
今のところ、
北朝鮮の核実験やミサイル発射実験で爆撃されて死んだ人や、破壊され被害を受けた国が存在しません。
被害者がいない現状でアメリカが攻撃したら、
どう見ても一方的な『侵略』行為で、国際社会の理解は得られません。
アメリカ国民=議会の理解も得られないでしょう。
となると、トランプ大統領は辞任するしかありません。
なので、
北朝鮮の『ミサイル発射』や『核実験』でアメリカ軍が動くことはない、と断言できるのです。
ただし、
北朝鮮のミサイルが、展開しているアメリカ艦艇に命中したり、
「攻撃された」と見て取れるくらい近距離に落下した場合は、
つまり北朝鮮が先制攻撃を仕掛けてきた、と言って差し支えない場合には、
当然アメリカ軍が反撃するでしょうけども。
と、
こう書いたように、戦争が起きるかどうかは北朝鮮の行動次第で、
いま問題なのは、
なぜこうも軍事緊張した状態になっているのか、と言えば、
北朝鮮が何をしたいのか『確実』な予想ができない」ためです。
なので私は、
戦争のリスクは50%未満と書きました。
今のところ、北朝鮮も、
試射実験をしたミサイルを発射直後に爆破したり、
ニュース映像などを通じて、先制攻撃をする意志がないことを再三アピールしてますけども。
はっきり言って、
それらのメッセージを信じることはできません。
というよりも、
具体的にもっとはっきり書けば
北朝鮮がセーフティー』と信じているラインと
『日米中韓など他の諸国がセーフティー』と信じているラインは、大きな隔たりがある、
という事実がはっきりと明らかになってしまったから、
日米、その他の諸国は北朝鮮に対する認識を『白紙』状態に改めるしかなくなってしまったのです。
去年の『マレーシアで起きた暗殺事件』によって。
あの事件、
金正男が国際空港で暗殺されることを事前に予想していた、そういう警戒情報を流していた政府関係者は皆無でした。
その上、
実行犯が北朝鮮工作員ならまだしも、まったく無関係のマレーシアの民間人のようで、
しかも毒ガスを民間人に使わせているとか。
やり方がメチャクチャというか、目的達成のために周囲の被害は一切考慮してない手段を選択しています。
つまり、
この思考の延長で置き換えると、
アメリカと交渉できるのなら、
日本人や韓国人、中国人、ロシア人を万が一殺害しても一切それは問題視しない。というのが、
今の北朝鮮のヤリ方なのです。
まさしく『テロリスト的発想』と言えるモノなのですが、
さすがにこれでは交渉相手になりません。
というかこんな相手では不確実すぎて交渉できません。
なので、
アメリカが、そして中国、ロシアも協調して、行動を起こしているのは、
北朝鮮から不確実な要素を排除し、確実な管理下に置くため』
まさにこの一点で北朝鮮の周辺国が一致協力して、行動を起こしているのです。
日本もこの動きに加わっているのです。


とまあ、ざっくり私の見立てを書きました。
で、
アメリカ軍が北朝鮮を攻撃しないのなら、
なんで艦隊をわざわざ派遣したのか、
派遣した結果何を得るつもりなのか、
具体的にこの後どうなるか、
それらについては、明日の北朝鮮の記念日で何が起きるのか、
それを見てから書きたいと思います。
ポイントは、
国連総長と米トランプ大統領の会談、その内容だと思うのですが、
ここに来て、下のような馬鹿な事態が発生したので、
私的には気になっています。
これは北朝鮮の大チョンボではないか、と思っています。


北朝鮮で韓国系アメリカ人が新たに拘束か | NHKニュース 北朝鮮で韓国系アメリカ人が新たに拘束か | NHKニュース

4月24日 3時48分

アメリカの複数のメディアや韓国の連合ニュースは、北朝鮮で韓国系アメリカ人が新たに拘束されたと報じ、アメリカ政府も北朝鮮アメリカの利益代表を務めるスウェーデン大使館と連携して情報収集に乗り出していることを明らかにしました。
アメリカの複数のメディアは、23日までに、アメリカの利益代表を務めるピョンヤンスウェーデン大使館の話として、韓国系アメリカ人の男性が北朝鮮の当局に拘束されたと伝えました。
また、韓国の連合ニュースは、北朝鮮の消息筋の話として、拘束されたのは中国の元大学教授のキムという姓の男性で、21日午後、ピョンヤン国際空港で出国の手続き中に拘束されたと報じ、北朝鮮当局は、拘束した具体的な理由は明らかにしていないと伝えています。
これについて、アメリ国務省の当局者は、23日、記者団に対して、「北朝鮮アメリカ人が拘束されたという報道は承知している。アメリカ人の保護は、最優先課題の一つであり、ピョンヤンにあるスウェーデン大使館と連携していく」と述べ、情報収集に乗り出していることを明らかにしました。
北朝鮮は、スパイ行為などを理由に、これまでにも別のアメリカ人2人を拘束していることを明らかにしています。
核やミサイル開発を加速させる北朝鮮に対し、トランプ政権は、朝鮮半島周辺に原子力空母を派遣するなど圧力を強めており、北朝鮮アメリカ側に対して揺さぶりをかける狙いもあると見られています。