kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

日本はもっと大豆の生産力を高めるべき――

突然ですが……
日本は、大豆の自給率をもっと引き上げるべきだと思うのです。
政府主導で、ですね、
50年くらいのスパンを見て計画的に、
『もやし』のような生産工場で通年で『大豆』を多産する。ってスタイルを実現する方向へ、
官民あげて投資するべきではないでしょうか。
というのも、
なぜこんな事を突然書いたのか、と言えば。
最近、
食事をするにつけて思うのが、
『醤油』って「日本人の食の骨格だなぁ」という強い思いです。
とにかく、
なんか味に物足りなさを感じたときに、まず『醤油』を使いたくなる。
私だけがそうなのかもしれませんけども。
それでも、
洋食系のレストランとかに言っても、
普通にテーブルに備え付けてあったり、
備え付けて無くても、
頼めば『醤油』をサーブ(出して)くれますし。
町の定食屋なら、それこそテーブルに常備されてますしね。
日本人とっては、
国民的な調味料というか、日本的な味覚というか。
『米』と並ぶ『日本人的な』食品だと痛感するのですよね。
ところがです、
『米』の自給率は、国策での後押しもあって、高い水準で維持されているのですけども。
『醤油』の原料となる『大豆』となると、ほぼ輸入です。
農水省が発表している自給率は、なんと7%(2016年度)!
日本の場合、『米』以外の穀類の自給率は総じて低いのですけども、
それでも、
小麦の自給率が15%程度くらいあるので、
大豆はそれ以下になります。
穀物のカテゴリーでは、最低の部類です。
ちなみに、もっとも自給率が低い穀物のは『トウモロコシ』で自給率0%です。
というのも、穀物としてカウントされる『トウモロコシ』は飼料用とか加工用のトウモロコシで、
これは国内ではほとんど生産してないのですね。
私達が普段食べているトウモロコシは『野菜』であって、
穀物』としては集計されないのです。
ちなみに、『野菜』全体としての自給率は80%ほどもあります。
芋類も、全体として70〜80%くらいあります。

こうしてみると、
『大豆』の自給率の低さは群を抜いているのがよく分かります。
日本人にはなじみの深い『醤油』『味噌』の原料で、
昔からの付き合いがあるはずなのに……
一つには、
近年になって大豆から作った食用油を使う製品が増えたために、
大豆の需要が急増したため、供給がそれに追いついていないことが原因としてあげられますけども。
実際、私達の日々の食事になじみの深い、
『サラダ油ほかの調味油』『マーガリン』『マヨネーズ他のドレッシング』とか、
植物油を使用しているものの半分は、大豆由来の製品が使われている、と思って間違いないくらい、頻繁に使われています。
これだけではありません、
加工品……代表的なものでは、『スナック菓子』とか『インスタントラーメン』とか。
この加工にも『植物性の食用油』つまり『大豆』が使用されています。
大豆の、
主要な消費でもっとも大きな割合を占めているのが、この植物油の原料です。
そのため国内の生産量では需要をほとんど満たすことができないので、
それで輸入に頼っているのが現実です。
海外から『大豆』が輸入できなくなったら、
『醤油』や『味噌』が食べられなくなるだけではなくて、『油』も使えなくなってしまうのですね。
料理がまったくできなくなる、加工食品が消える、と言っても過言ではありません。
そんな非常に重要な食料である『大豆』の国内自給率が、1割にも満たない、とか。
これは、
さすがに由々しき問題だと思うのですよ。
日本政府は、
『米』だけ価格補償するのではなくて、
『大豆』や他の自給率が低い食料についても、
ある程度の価格補償制度を設けて、
もっと食料自給率の改善に積極的に取り組むべきではないのかなぁ……と。
もちろん、
多国間との『自由貿易交渉』などと密接な関わりがあって、
ホイホイと右から左に政策を決められるような簡単な問題ではない、のは判っていますけども。
完全自給を目指さずとも、
自給率20%までの生産分については、政府補償をつける、
くらいの柔軟な制度で、
農家の生産を推進する政策があってもいいと思うのですけども。
……とは書いてみたモノの、
生産量の割り振りをどうするのか、とか。
補償枠が既得権化して、新規生産を始めた農家に割り振られなくなるような事が起きても問題ですし。
いろいろと細かい調整も必要ですし。
楽ではないと思いますけども。
いっそ、
新規参入した企業にのみ、自給率改善の農作物に補償を付ける、とか。
それで、企業の農業参加を促す、とか。

毎日、ご飯をおいしく食べながら、
そんな事を悩んでいます。
というのも、
日本が豊かな国力を背景にして、
海外から自由に物を買えることができる時代は、そう遠くないうちに終わって、
相当高いコストをかけないと物が買えない(つまり『円』が安くなる)時代が、
この先待っている、と思うのです。
その時代に合わせたための
国家システムをいまから準備しておくべきだと、
思うのですよ。




ところで、
はてなブックマークの表示スタイル、変えてみたのですけども。
なんか、変ですね。
別のスタイルに変えるかな。
それとも、
元のスタイルに戻すかな……