実は、予想されていた
と、後出しになりますけども。
書いてみたり。
朝、7時の時点で、
下にブックマークを貼った記事に書かれているような、
詳細な情報が政府からマスコミに公表されて、
繰り返しテレビやラジオで流されていました。
主にアメリカ軍経由の情報で、
日本海周辺に展開しているアメリカ軍が、
今回のミサイル発射について、発射地点から詳細に追跡、
情報収集に努めていたようです。
で、
タイトルのすぐ下に書いたとおり、
北朝鮮のミサイル発射は、
どうやら迅速な政府の対応をみる限り、
予想されていたみたいなのですね。
マスコミは、
先週末、ほとんど取り上げませんでしたけども。
すでに4月には、
北朝鮮の高官が、『毎週ミサイル発射実験をやる』と、
宣言しているのです。
【北ミサイル】ミサイル実験「毎週、毎月、毎年実施」 北外務次官、英BBCに語る - 産経ニュース
【ロンドン=岡部伸】北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり朝鮮半島で緊張が高まる中、北朝鮮の韓成烈(ハン・ソンリョリュ)外務次官は17日、英BBC放送とのインタビューで「われわれは今後もミサイル実験を重ねる。毎週、毎月、毎年」と述べ、北朝鮮がミサイル発射を続ける姿勢を示した。
また韓氏は、第1空母打撃群を朝鮮半島近海に向かわせている米国が軍事行動をすれば、「全面的な戦争」になると警告した。
さらに韓氏は、トランプ米大統領へのメッセージとして「(北朝鮮への)攻撃を計画しているのならば、核兵器を使った先制攻撃で応じる」と語り、米国の動きを牽制(けんせい)した。
その後、
実際に毎週のミサイル発射が確認されては居なかったので、
いつもの北朝鮮のビッグマウスと思われて自然にフェードアウトしていた情報なのですが、、
具体的な発射履歴をたどりますと、
4/16
4/29
5/14
5/21
となっていて、5月の第1週と第2週はミサイルを発射してません。
ちょうどこの間は、
北欧で北朝鮮の代表とアメリカの要人が直接対話をしていた時期にあたるので、
もしかすると、それで控えていたとも考えられますが、
それも終わり、
先週、先々週は再びミサイル発射実験を再開してます。
なので、
『もしかしたら、今週も』という予感は、私にもありました。
これは私の特別な思いつきではなくて、
4月の北朝鮮高官のコメントを覚えている人にとっては、
ごくごくありふれた可能性だったのではないでしょうか。
ただ、
予感以外の情報が、どこからも何も公表されていなかったので、
あまりこだわっていなかったのですが。
北朝鮮、
やりましたねぇ……
この後、
日本のメディアがどのような反応を示すのか、
それは、
今日、これからじっくりと観察しようと思います。
ただ、1点だけ。これだけは書いておきたいのですが、
日本のメディアでは、
早くもアメリカの軍事圧力はまったく効果がなくて、
ここから北朝鮮に戦争を仕掛けることも出来ないので、
もう対話しかない。みたいなコメントが山ほど出てきてますけども……
なんというか、
いかにも『平和ボケ日本万歳!!』を象徴するコメントそのまんまで、
日本人って、というよりも、
日本のメディア人って本当に軍事についてはバカなんだなぁ。というか、
日本メディアの現場には、
リアルを無視して夢見る体質の『夢想人』しか居ないことがはっきり見て取れて、
あきれて腹を抱えて笑っちゃうのを通り越して、ウンザリします。
ここ最近、
アメリカ政府の高官や、軍部の高官から、
「北朝鮮と戦争した場合、被害が大きすぎて大変なことになる」
「だからアメリカから先制攻撃など出来ない」
って発言が繰り返し飛び出しているのですけども。
だからといって、アメリカに戦意がない、ってことではありません。
軍部として戦意がなかったら、
そもそも、日本海に空母を送り込んできませんよ。
これは、
『戦争大国アメリカ』お得意の外交戦術で、
「アメリカは北朝鮮と戦争したくありません。北朝鮮に戦争を仕掛ける意志はありません」
っていうアリバイ作りです。
「アメリカは平和を希求していたのに、北朝鮮が一方的に攻撃を仕掛け戦端を開いた。なので、アメリカは仕方なく反撃、戦争を決意した」と、
『正義のヒーロー、アメリカ』を演じるためのポーズですよ。
これまで、
アメリカはずっとそうだったじゃないですか。
日本のメディア人は、
もう少しマジメに、真剣に、今目の前にある危機に向かい合うことはできないのでしょうか。
【北ミサイル】落下はEEZ内と推定 菅義偉官房長官 2回目会見 - 産経ニュース
菅義偉官房長官は29日午前、2回目の臨時記者会見を開き、北朝鮮が同日午前5時40分ごろ発射した弾道ミサイルについて、「東方向に約400キロメートル飛行し、新潟県佐渡島から約500キロメートル、島根県隠岐諸島から約300キロメートルの日本海上に落下したと推定される」と発表した。落下地点は、日本の排他的経済水域(EEZ)内と「推定される」と述べた。
一方、岸田文雄外相は記者団に、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、同日に来日する中国外交担当トップの楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)・国務委員と対応を協議する考えを表明。国連安全保障理事会での対応を米韓両国と始めたことも明らかにした。