ゲオの記事に星をつけてもらえたのが、
嬉しくて、先にそっちの記事をあげましたけども。
本当は、
こっちをあげるつもりだった記事、がこれです。
最近、日本のメディアではほとんど取り上げられなくなった、
『慰安婦問題』に関して。
一方で、
韓国メディアでは、けっこうな頻度で登場します。
毎週、何かしらの記事があがっていて、
実際現地でもこのくらい関心が高いのかなぁ、と疑いたくなるくらいです。
というわけで、
北朝鮮関連のニュースを追いかけていると、
どうしても目に入ってきてしまうのですが……
こんな記事があったので、ブックマーク貼ってみました。
『（韓国）国民の大多数が情緒的に受け入れられていない現実を認め、両国が共同で努力し、問題を賢く克服していくことを望む』
韓国政府の公式見解、だそうです。
なんとも歯切れが悪い内容というか。
苦心の色が見える、というか。
日本的に言うなら、『玉虫色答弁』の典型的な例ですね。
弾劾裁判にかけられてしまった、朴オバサン大統領みたいに、
日本と正面から真っ向対決、する気はないような……
かといって、
大統領選での公約だった、『慰安婦合意』の蒸し返し、再交渉もやる気のような、
いったいどっちなのか、
読み手にとって、どちらとも解釈できる文言が並んでいます。
今度の新しい韓国大統領、文オジサンさんは、
なかなかしたたかな人のようです。
少なくとも、
朴オバサン大統領よりは『表裏』があって、
その時々で『顔を使い分ける』くらいの腹黒さは持っている、
日本の官僚的なヤリ手な人物なのは、間違いありません。
こういう人の場合、
真正面からの正面対決、よりも『絡め手』を使って追い詰めてくることが考えられるので、
日本は、韓国以外の動向に注意した方がよさそうですね。
既に、
国連の人権委員会から勧告が出たりしてますし……
日本は『余計なお世話』と反論してますけども。
こういう事例が、
これから増えそうです。
慰安婦合意で韓国新政権が初の公式見解 「現実認め賢く克服を」-Chosun online 朝鮮日報 
【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部当局者は２９日、国連のグテレス事務総長が安倍晋三首相と懇談した際、旧日本軍の慰安婦問題を巡る韓日の合意を支持する意向を表明したとする日本側の発表と関連し、「（韓国）国民の大多数が情緒的に受け入れられていない現実を認め、両国が共同で努力し、問題を賢く克服していくことを望む」とする政府の公式見解を明らかにした。
「国民の大多数が情緒的に受け入れられていない現実」との見解は文在寅（ムン・ジェイン）大統領が１１日、安倍首相との電話会談で言及した表現を公式化したものだ。
韓国の新政権発足後、慰安婦合意に関する政府の立場が公式に出されるのは初めて。
外交部は文政権発足前まで慰安婦合意について、「両国間の合意として尊重され、履行されなければならないというのが政府の立場」としていた。
今回は合意の破棄や再交渉には言及しなかったが、合意の履行や尊重にも触れなかった。韓国内での反対世論を認めながら、協議を通じて両国が歩み寄れる方策を探りたいという新たな立場を示したものと解釈される。
日本政府は慰安婦合意に盛り込まれている「最終的かつ不可逆的な解決」を強調し、再交渉は不可能との立場を示してきた。
一方、同当局者はグテレス事務総長と安倍首相の懇談に関する国連の事務総長報道官の発表に注目するとした。報道官はグテレス事務総長が慰安婦問題は両国の合意に基づいて解決すべき問題ということで同意し、特定の合意内容について意見を表明したものではないと説明した。また、慰安婦問題の解決策を決めるのは両国だという原則に言及したものだとした。
同当局者は「国連事務総長はこれまで加盟国間で（意見の）相違や紛争がある事案に対しては原則的に双方が協議を通じて問題を解決することを支持する立場を表明しており、グテレス事務総長の言及もこうした原則的な立場に基づいて両国の協議による問題解決を支持する意向を明らかにしたものとみている」と述べた。
追記：
国連の勧告に対して、日本国内では「けしからん」という人が居るそうですが……
それは間違っている、と思います。
きちんと抗議するべきです。
国連が何か言ってくるなら、日本は国連に対して、
「では国連が責任を持って、韓国と交渉してください」
「その上で、国連の責任で、まず慰安婦像を日本の領事館の前から撤去させてください。
それが出来たら、日本も国連の言うことに耳を傾け交渉しましょう。
慰安婦の撤去を韓国に認めさせることが出来ないのなら、
無責任な発言は日本と韓国にとって有害でしかありませんので、
謹んでいただきたい」
と。
言うだけなら、どんな好き勝手なことも言えるんですよ。
国連は、まず日本に勧告を出す前に、
韓国と交渉し何かしらの結果を出してみせるべきです。
『言うだけ番長』の言葉に誰が耳を傾けるのですか。ねぇ……
