今上天皇の退位を認める法案が参議院を通過し、ついに成立しました。
それが昨日というか、日付変わったので、一昨日のことですね。
これについて、
ニュース解説をいろいろと探して読みあさっているのですけども。
どれも今ひとつ歯切れが悪い、というか。
というわけで、
私的に考えをまとめるのには、もう少し時間がかかりそうです。
さて、
そんなことをツラツラと考えていたところへ、
突然にこんなニュースが飛び込んできました。
最初に、第一報を聞いたのは朝のニュースでしたが……
聞いたときは、
「またバスの運転手に過労死寸前の無茶な仕事させて、事故を起こしたのか」
と思ってしまったのですけども。
詳細な説明を聞くにつれて、『目が点』になりました。
いったい、どこのハリウッドアクションだよ……
そりゃあねぇ、
高速道路ですしね、時速100キロくらいで走っていても当然なのかもしれませんけども……
だとしても、
中央分離帯を乗り越えたか飛び越えたかして、
反対車線にダイブするとか。
アクセル、ベタ踏みすぎでしょ!
仮に、
『スピン』というか車をコントロールできなくなった瞬間にアクセルから足を放してブレーキ踏んでいたら、
バスの屋根にぶつかってしまうほどの高さが出てしまうようなジャンプは
成立しないと思うのですけどもね。
……もっとも、
『加速』がゼロでも、
『速度』が極大だった場合には、
多少の抵抗なんて大したエネルギーロスにならず、
突き進んでしまいますけども。
ただ、
現場には事故を起こした乗用車のブレーキ痕はなかったようですから。
私が予想するところでは、
スピードだしたまま、
ハンドル切り損ねたかな、何かして、
車がふらついたのでパニックになり
ブレーキ踏んだつもりだでアクセルベタ踏み、
AT車で老人がよくやる初歩的なミスをして、
車は一気に加速、
中央車線を飛び越えたんじゃないですかね。
それか、
居眠りしててそのまま突っ込んだのか。
仮に、
これがAT車特有の事故、だって言うなら。
もう、アクセルペダルとブレーキの配置が
構造的な欠陥だとはっきり認めて、
なんらかのデザイン的な改善を行政が指導するべきではないか、
と、
思いますけどもね。
事故を誘発するデザインであることが明らかなのに、
それを放置し続けるのは怠慢、であると同時に、
リスクだと思いますけども。
統計データがそろったりしたら、
アメリカとかで、
自動車会社の責任を問うて裁判とか、
いつ起きてもおかしくないと思いますけどもね。
東名高速の衝突事故 乗用車が反対車線に飛び出しか | NHKニュース
6月10日 19時01分
10日午前、愛知県新城市の東名高速道路で、47人が乗った観光バスに乗用車が衝突し、乗用車を運転していた62歳の医師が死亡したほか、バスの乗客ら45人がけがをしました。乗用車は中央分離帯を乗り越えて反対車線に飛び出しバスに衝突したということで、警察が事故の原因を調べています。
10日午前7時半ごろ、愛知県新城市の東名高速道路の上り線で、観光バスと乗用車が衝突しました。
警察によりますと、観光バスには、さくらんぼ狩りなどのため山梨県に向かっていた乗客44人と運転手や添乗員ら3人が乗っていました。このうち、40代から70代の乗客の男女6人がろっ骨などを折る大けがをしたほか、乗員3人を含む30代から70代の男女39人が軽いけがをしたということです。
また、乗用車はバスの前方にめり込むようにして衝突していて、運転していた静岡県浜松市の医師、伊熊正光さん(62)が死亡しました。伊熊さんは、自分の車が修理中のため、借りていた代車を運転して、勤務する愛知県内の病院に向かっていたということです。バスの車載カメラの映像などから、下り線を走っていた乗用車が中央分離帯を乗り越え、反対の上り線に飛び出してバスに衝突したということです。
中央分離帯は幅がおよそ3メートルで、乗用車が走っていた下り線側には、高さ70センチほどの傾斜になった盛り土がありました。また、分離帯にある高さ1.5メートルほどの柵には、乗用車がぶつかったと見られる跡があったということです。
警察は乗用車の当時の運転状況など事故の原因を詳しく調べています。
愛知・新城市の東名高速で、乗用車が観光バスと衝突し40人以上が死傷した事故で、乗用車がブレーキをかけずに中央分離帯を乗り越えたとみられることが分かった。
警察によると、現場には乗用車が横滑りしたようなタイヤ痕があるものの、ブレーキをかけた形跡は残っていなかった。車はスピードが出た状態で中央分離帯の盛り土に乗り上げ、ガードレールを越えたとみられる。
【東名バス事故】なぜ中央分離帯を乗り越えられた? 「速度100キロ以上」「盛り土に乗り上げ」(1/2ページ) - 産経WEST
高速道路で乗用車が中央分離帯を飛び越えて観光バスに突っ込んだ事故。ドライブレコーダーの記録などを見た専門家らも、前代未聞の映像に驚くとともに、乗用車がスピードを出し過ぎたことが事故の原因ではないかとの見解を示した。
交通政策などに詳しい関西大の安部誠治・社会安全学部長は「中央分離帯の形にもよるが、通常は運転を誤っても(制限速度の場合である)80キロ程度であれば中央分離帯にぶつかれば、走っていた車線で止まるはず。ただし、よほどスピードが出ていれば、その勢いで乗り越えることもあり得る」と指摘。高速道路は一般道と比べ日常的に点検が行われていることから、「道路の構造が古くなっていることは考えにくい」と推察する。
県警などによると、事故現場付近の中央分離帯は盛り土のようになっており、スピードを上げた乗用車が乗り上げて、中央分離帯を飛び越えた可能性もあるという。安部氏は「おそらく100キロ以上のスピードを出した状態で走行していたのではないか」と推測した。