まさに前人未踏――
まだまだ、通過点ですし。
この記録はそうそう塗り替えることが出来ないのではないか。
と思ったりもするのですけども。
最近は、
『大相撲』を取り巻く環境もどんどんかわってきてますし、
下から、
ポーンと上がっている力士も、ボチボチ出てきてますので。
数年したらあっさり抜かれたりするかもしれませんね。
ところで、
殊勲の横綱白鵬は、日本国籍を取得するとかしないとかで、
何やらバタバタしているそうで。
そういう騒ぎは、引退した後で、
ゆっくりのんびり、マスコミと遊んでほしいと思います。
ともあれ、『あっぱれ』と
相撲協会から何かしらの報償を出して貰っても、良いのではないですかね。
NHKで特番組む、とか。
テレビであまり大きな話題として取り上げられていないのが……
日本のメディアは、
井戸端会議レベルの時事政局に関する話題ばかり取り上げて、
それ以外に対して無関心するぎるのではないですかね。
毎度良くあるような、
加計学園問題とか、
何だかよく分からない(言った言わない論になりつつある)稲田大臣の話とか、
私的には、
そんな些細な問題よりも――こんな毎年起きている問題と同じ内容の時事政局の話題よりも、
10年に一人出るかどうか、って大偉業をたたえる方が、
いろんな現場で毎日真面目に業務をこなしている人達の士気を鼓舞する上でも、
非常に大切ではないか、と思うのですけども。
とはいえ、
将棋の藤井四段については騒ぐだけ騒いで、
今ではすっかり『どこの誰』状態にスポイルしてて。これもどうかと思いますが……
【白鵬関1048勝】白鵬、最多1048勝 清節貫く相撲道 - 産経ニュース
新大関に完勝し、引き揚げる花道で派手に両手を掲げて喜びを表現した。この一つの白星の持つ意味をかみしめるようだ。前人未到の通算1048勝目にたどり着いた白鵬は「夢みたい」とつぶやいた。
高安を寄せ付けなかった。右に動いて立ち、圧力をかわす。「今日は離れた勝負になると思った」と考えた通り、まわしにはこだわらなかった。左のど輪、右おっつけを徹底し、相手が得意とする左を完全に封じる。最後は強烈な右おっつけで横転させた。
「力のある攻防で喜びは昨日より倍増したかな。満足している」。結びで難敵を圧倒した厳しい攻めを自賛した。
四つだけでなく、突き押しに投げと多彩な相撲を支えているのは、白鵬の素直さだ。最高位に就き、どんなに実績を積み重ねても周囲の助言を受け入れる。
弟弟子の石浦は会食であまり相撲に詳しくない知人から取り口を指南された横綱が怒るどころか、真摯(しんし)に話を聞く姿をたびたび目にし「さすがだと思う。謙虚でいることの大切さを学んだ」と敬意を表する。
勝つために必要とあれば、誰の話でも聞く。そして、年齢に合わせた取り口へと変貌し、ここまでたどり着いた。39度目の優勝も目の前だ。「きょうはゆっくり休みます」と笑うが、残り2日も隙は見せないだろう。(藤原翔)