kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これは珍しい――慰安婦TF遺憾論

ということで、いつものようにネットサーフィンしていたら、
ちょっと気になる記事を見つけたので、ブックマークを貼りました。
(でも、このネットサーフィンって言葉も死後ですねん)
韓国メディアの中央日報に掲載されていた記事です。
何が珍しいのか、って。
まずタイトルからして『慰安婦』『TF遺憾』とネガティブな言葉を並べています。
いつもなら、
このタイトルだと慰安婦問題で日本を激しく非難する内容になるのですけども。
この記事ではそうではありません。
ついこの前韓国政府内で発足した『慰安婦タスクフォース』に対する不安が書かれています。
慰安婦タスクフォースは失敗するんじゃないのか、と。
こういう論調は、とても珍しいですねぇ。
私がこれまで見てきた中ですと、
イケイケドンドン日本叩き慰安婦論、か。
イケイケドンドン政権叩き政府批判論、か。
とにかく、誰かに文句をつける内容がデフォルトで。
こんな風に『失敗する未来に対する不安』を述べるのは、
かなり稀です。レアです。
記名が『ワシントン総局長』となっていますから、
アメリカ政界では、
韓国の慰安婦TFの受けが悪い、と。その印象から、こんな記事を書いてきたのでしょうか。
それとも、
『文オジサン政権』の受けがアメリカ政界で悪いので、
それに慰安婦を巻き込むな、と。
そういう警告の意味で書いたのでしょうか。
一日本国民である私としては、
妖しさ炸裂中の文オジサンが、
慰安婦問題でも、その能力を遺憾なく発揮して、
慰安婦問題の妖しい現実をすべて白日のもとに晒してくれたら、嬉しいのですが……
どうでしょうねぇ。



【時視各角】慰安婦TF遺憾論(1) | Joongang Ilbo | 中央日報 【時視各角】慰安婦TF遺憾論(1) | Joongang Ilbo | 中央日報 【時視各角】慰安婦TF遺憾論(1) | Joongang Ilbo | 中央日報 このエントリーをはてなブックマークに追加

歴史に「もしも」はない。だが、私は「歴史とは現在と過去との絶え間ない対話」(E.H.カー)という言葉により同感する。2015年12月28日、韓国・日本間慰安婦問題合意を顧みたい理由だ。当時「49対51交渉力限界の原罪」というコラムを書いた。李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クネ)外交チームの「見当外れ」で当初から我々には50以上の交渉力がなかったし、せめて49を得たのが幸いだったという内容だった。過去10年間見守ってきたそれなりの判断だった。
経緯はこうだ。李明博政権だった2011年8月、憲法裁判所は慰安婦問題に対する違憲決定を下した。請求権協定で慰安婦問題が解決済みだと主張する日本とそうではないと主張する韓国間で紛争が存在しているにもかかわらず、協定第3条、すなわち「(1)外交経路を通じた解決への試み(2)それが難しければ、3人仲裁方式で解決せよ」という措置に従っていないのは違憲だということだった。憲法裁判所の決定は慰安婦問題を政治的に妥協することを求めるのでなく、請求権消滅の解釈を妥結するように呼びかけたものだった。韓国政府は公式文書を日本に送った。回答がなかった。もう一度送った。それでもなかった。ここで「失策1号」を犯した。憲法裁判所決定の趣旨により、次に「仲裁委回付」に行けば良かったものを躊躇した。「外交で解決すべきで、仲裁委に持って行っては韓国・日本関係が破綻する」という論理に押された。
朴槿恵は外交で解決すると言いながら、本来慰安婦問題を首脳会談の前提条件として自縄自縛に陥ってしまった。そうするうちに、オバマの「韓日米ハーグ会談」の圧力に追い込まれ、一種のアリバイとして「局長級会談」という粗雑なカードを切った。あいまいな措置だった。「失策2号」。請求権協定の検証は消え、やりとりするような「政治的妥協」だけが残った。そのため、残念な感はあったが、「法的責任」の代わりに「政府の責任」を勝ち取った当時の慰安婦合意は長い間積み重ねられた「総体的限界」の結果だっただけで「失策3号」とは考えない。
文在寅ムン・ジェイン)政府が慰安婦合意の結果を検証するタスクフォース(TF)を発足させた。慰安婦TFはTHAADと似ていた。最初に、環境影響評価。検証委員会で手続き的正当性を確保しようとする。二番目、すでに結論が決まっている。THAAD配備の取り消し、慰安婦合意の破棄・再交渉は念頭にないように見える。大統領自らそのように話している。ところが、決まった結果に従っていく手続きとは無意味だ。誤解や対立や混乱だけをもたらす。事後に与える正当性は自己満足の手段に他ならない。日本は5年前「河野談話検証」当時、それなりの正当性を備えるためだと主張した。外交機密をすべてさらけ出して「談話は韓国・日本間政治的駆け引きだった」と思い切り貶めた。それから「だが、これを継承する」というコメディのような結論を下した。彼らは満足した。国際社会はあざ笑った。我々にはそうならない自信があるだろうか。
外交は名分と実利だ。どちら側を選ぶかは指導者の役目だ。だが、名分も実利もなければ、それは単なるポピュリズムだ。慰安婦TFはどのような名分と実利を叫んでいるのか。先に名分。韓国にとっては屈辱的交渉を手入れすると言うが、国際社会の大多数が「国際約束」を「国内の事情」によってひっくり返すと見るなら、別の話だ。次は実利。再交渉を安倍が受け入れる公算はゼロだ。再交渉するとしてもより良い結果が出るとは言えない。何より北核危機が我々の考え以上に極端に走っている。THAADレーダーが半身不随になった状況で、北朝鮮のミサイル情報を韓国より先に探知し、伝える日本の存在はこれ以上鶏肋でない。私は、慰安婦被害者の尊厳を大事に考えている。だが、今は名分と実利が後押しされる「我々の生存」が優先だ。ぜひ慰安婦TFが「失策3号」にならないことを望む。

キム・ヒョンギ/ワシントン総局長

ところで、
記事中では、安倍首相を『安倍』と呼び捨てなのですが……
こういうところにも、
日本を見下している韓国人の本音がポロッと出ていて、なかなか興味深いです。
日韓友好を唱えている日本国内の『親韓派』とでも呼べる人達に、
是非とも読ませてあげたいですね。
韓国人は日本人のことを奴隷か何かくらいにしか考えていないのですから、
そんな人達と友誼を結べるわけがないのにね。
まあ、これについては、
政府を常に見下している韓国メディアの気質によるところもあるのですけども。