kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

迷走する韓国――南北軍事会談提案で米が不快感」発言を韓国外交部が釈明

文オジサン政権が現実を無視したメチャクチャな政策を掲げているのは、
前から分かっていたことだったのですけどね。
ここへ来て、その矛盾というか、
オジサン大統領の発言と現実のすれ違いが、修復不能になってきたようです。
最近、
日本のマスコミは朝鮮半島情勢について、
ほとんど北朝鮮しか取り上げませんが、
それはそれで理解できる点はありますけど。ちょっと偏りすぎかなぁ、と思ったりもします。
ミサイル発射したり、言動が過激だったり、アメリカと丁々発止のケンカをしていたり。
たしかに北朝鮮が色々と目が離せないのですけど、
韓国もかなり不安定になってきていますよ。
というか、
文オジサン大統領になってから露見した問題が、
まったく改善されない、好転しないまま、そろそろ就任から半年になろうとして、
文オジサンの資質を疑う声がチラホラと出てきています。
といっても、まだまだ支持率は50%以上あるのですけど。
それでも、
政権が盤石の状態なら、
ここにブックマークを貼った内容のような記事は、
表に出てこないはずなんですよね。
とくに、
私が韓国メディアから流れてくる情報を見ていて危惧するのは、
文オジサン大統領から就任してから、
アメリカのやり方を非難する、異を唱える』発言は増えたのですけど、
北朝鮮を非難する』発言がめっきりと減ったことです。
国連の場で、とか。
他国がたくさん集まるような国際協調での場とか、会議では、
その場の空気というか、
みんなが北朝鮮を非難しているから私も非難してます、みたいな発言が出るのですけど。
そういう場を離れて、
文オジサンの独壇場である韓国内では、北朝鮮との協調を唱える言葉ばかり、
並べているのです。
これは、
韓国民が核兵器保有した北朝鮮との協調を目指す、ということなのかどうか。
実際、
THAADの配備に反対してデモや妨害している市民団体もありますし。
今回ブックマークを貼った記事にも
かなり気になる言葉が書かれているのですけど。
つい数日前に、
アメリカの戦略爆撃機が、従来の飛行ルートから大きく北朝鮮側へ進行しました。
といっても、
まだまだ公海上を飛行しただけですが。
その時に、
即座に北朝鮮側からのスクランブル接近があるのだろうと、予想されていたのに、
当初まったく何も対応がなく、
かなり遅れてから北朝鮮の戦闘機が近づいてきて、
北朝鮮は防空システムに欠陥があるのではないか。
という話が、韓国の国防軍から出てきたのですけど。
ただ、
今回のブックマークを貼った記事の内容で、
私が気になる点を見ると、そうも言えないんじゃないか、と思われます。


>『先日、米戦略爆撃機B-1Bが韓国政府と十分な話し合いもなく北方限界線(NLL)を飛行したことはかなり懸念される』


下の方にブックマークを貼った記事から抜き出してみましたが。
アメリカの戦略爆撃機は、
事前に韓国政府の承諾なしで北朝鮮へ接近する飛行ルートを設定していたらしいのですね。
つまり、
韓国政府は関知してなかった。と。大統領補佐官が述べたことを記していますが、
そのすぐ後に、それより前、爆撃機北朝鮮に接近飛行した直後に政府報道官が、
今回の戦略爆撃機の飛行演習は韓国政府とアメリカ政府の連携で行われたと、発表していて、
発言が食い違っていることを指摘してます。
これはどういうことなのか、
この場合、考えられる状況のは、2つあって、
1つは、
本当に大統領が何も知らなかった場合、
これは韓国政府と大統領の間に深刻な断裂が起きていることになります。
ただし、
日本の様な内閣制と異なり、韓国は大統領制ですので、
大統領=政府ですから。これはあり得ないと思われます。
となると
2つ目として、
文オジサン大統領が北朝鮮に釈明するために、
全ての責任をアメリカに被せて、韓国は無関係だとアピールした発言である、
という見方。
多分、こっちの方が現実に即していると思います。
就任してから、
一貫して北朝鮮協調路線を唱えて、
しきりに南北会談を求めていますので。
今回の戦略爆撃機北行でも、
それが問題になって北朝鮮との会談が遠のくと困るので
(現実には遠のくはずですけど)
慌ててこのような釈明発言が飛び出した、という所ではないでしょうか。
そして、
文大統領がここまで会談にこだわるのは、それなりに現状で北朝鮮とのパイプが開いているから、
だとすると。
北朝鮮アメリ爆撃機に即座に反応しなかったのは、
本来、そういうことがあるなら事前に届く情報が韓国側から届いていなかったから、
まったく無警戒だった。とか。
つまり、
韓国と北朝鮮の間では、軍事衝突をさけるために、ある程度の情報が共有されていて、
今回のアメリ戦略爆撃機北行は、たまたま情報が共有できなかった。
それで北朝鮮が対応出来なかった。ということも考えられるのかなぁ。と。
北朝鮮に、情報を売るような真似ですが、
それはそれで無用な衝突を避けて戦争を回避するためには、
当たり前の外交手段とも思います。
そして、現状でアメリカも戦争を始めるとは言ってませんから、
韓国がそのような北朝鮮との情報共有をすることについても、
とがめたりはしないでしょう。


ただ、それだと問題なのは、
アメリカに対して爆撃機北行を了承するような協議をして置きながら、
その後で北朝鮮に釈明してすべてをアメリカの責任にする、
韓国政府の責任回避いっぺんとうで、
面従腹背』の態度をなんら改めることがないどころか、
北朝鮮の核保有を認める」ことを公言するとかますます過激化している点です。
こうなってくると、
日本としてもアメリカとしても、
韓国政府が協議して決めた決定を守ってくれるかどうか、
疑わしくなってきますから、
当然、『韓国外し』へと向かうわけですが、
それについて『アメリカが韓国を無視する、アメリカが悪い』と
反米感情』を煽るような韓国メディアの論調が少しずつ出てきています。
もちろん、ハンギョレとか、反政府系のメディアには以前からこういう論調が主流だったのですけど。
大衆紙の『中央日報』などにも、
文オジサン政権の主張を支持するような記事がたまに目に付くようになってきました。
とは言え、
まだまだ保守系の主張、というか。
北朝鮮協調路線を唱えて、圧力を緩める文オジサン大統領の言動を非難する、
そういう論説の方が多いのですが。
ただ、
韓国内に、
いまの軍事緊張の高まりに嫌気が指して、
アメリカを排除すればこれが解決する、みたいな、
物凄く安直というか、おバカな主張を支持する人が増えてきているように見えます。
あくまでメディアに掲載されている記事を通してですが……
私は、現地には足を踏み入れてないので。
実態とは異なっているかもしれません。


それだから、なおさら
最近の韓国の動向はかなり気になっています。





 青瓦台(韓国大統領府)の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領特別補佐(統一・外交・安全保障担当)が「(韓国政府による今年7月の)南北軍事会談提案に対し、米国のティラーソン国務長官が康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部(省に相当)長官に強い口調で抗議した」などと発言したことをめぐり、韓国外交部は28日、韓米間の意見調整の過程で起きたことだと釈明した。
 韓国外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官は28日の定例会見で「韓米外相の間では随時、緊密な協議がなされてきた」として上記のように述べた。
 魯報道官は「今年7月、韓米外相が懸案全般について協議している途中で、韓国による対北提案について議論があった」として「これ(文正仁氏の発言)は常にある外交トップ同士のコミュニケーションと意見調整の過程だったことを伝えたものだ」と説明した。
 文正仁氏は26日、ソウル市内で行われた2007年の南北共同宣言10周年記念式の講演で、米国が今年7月に韓国政府による南北赤十字会談および軍事会談を提案した際にひどく不快感を示し、ティラーソン国務長官が康長官に強い口調で抗議したと述べていた。


キム・ジフン記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版



 韓国大統領府の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領特別補佐(統一・外交・安全保障担当)は27日、「先日、米戦略爆撃機B-1Bが韓国政府と十分な話し合いもなく北方限界線(NLL)を飛行したことはかなり懸念される。米朝間の偶発的・計画的衝突があり得るというのは心配だ」と述べた。大統領府の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官はこれより前の25日、B-1B出撃について「韓米間の緊密な連携の中で行われた作戦だ」と説明していた。つまり、同じ事案について大統領特別補佐と報道官の見解が違うことになる。
 文正仁特別補佐の発言は、同日、国会憲政記念館で「韓半島朝鮮半島)危機 どう解決すべきか」をテーマに行われた「東アジア未来財団創立11周年記念討論会」であったものだ。また、この討論会で孫鶴圭(ソン・ハッキュ)元民主党代表が「北朝鮮を事実上の核保有国と認めよう」と言うと、文正仁特別補佐は「孫鶴圭元代表の現実的判断に同意する。文在寅ムン・ジェイン)大統領の演説を聞いたような感動を覚えた。『北朝鮮が非核化しないなら対話をしない』というのは現実的ではない。条件なしに北朝鮮と対話しなければならない」と述べた。さらに、記者たちが「北朝鮮を核保有国だと認めようということか」と質問すると、同特別補佐は「北朝鮮核兵器能力を持っていることは我々は認識しているが、(だからといって)認定することはできないので、非核化の方向へ進もうということだ」と答えた。
 文正仁特別補佐はまた、ドナルド・トランプ米大統領北朝鮮に対する軍事的オプションに言及したことについて、「多くの方々が『韓米同盟が崩れるとしても戦争はいけない』と言っている。同盟の目的は戦争をしないことなのに、同盟が戦争する仕組みになってしまうとしたら、賛成する人はあまりいないだろう」と述べた。
 一方、孫鶴圭元代表は同日の基調発言で、「韓半島危機の根本的解決には発想の大転換が必要だ。これは北朝鮮をインドやパキスタンのように事実上の核保有国と認めることだ。北朝鮮に核廃棄を要求する米国は戦争を選択する可能性もあるだろうが、我々は韓半島でいかなる戦争も防がなければならない」と語った。


オム・ボウン記者
朝鮮日報朝鮮日報日本語版