kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

寒い――民進党、希望の党に“合流”へ 早速批判も

数日前から体調が思わしくなかったのですけど、
昨日は無理を押して、仕事で1件イベント補助が入っていたので、
そちらに出向いたのですけど。
それがよくなかったのか、
なんだか、ますます具合が悪くなってきました。
朝起きたら、寒気がするんだものなぁ。
それでも、とりあえずニュースだけはチェックしておこうと、
色々と見て回ったのですが……
どこもかしこも『解散総選挙』一色ですね。
あと、
テレビはいつもの土曜日進行で、のんびりバラエティーばかり流しています。
なんというか、
ニュースワイドショー番組との温度差がハンパないです。
バラエティー番組から、
ニュースワイドショーにチャンネルを切り替えると、
『あぁ、無理してテンション上げてるなぁ』ってコメンテーターの顔色が、
よく分かって、なかなか面白い見物でした。


しかし、
なんというか、そんなに騒ぐ内容でしょうか。
私的には、
民進党が事実上解党同然になって。
『やっと一区切りつくんだなぁ……』と、ホッとしている所です。
現在進行中の『小池新党』については、
『またぞろバブル議員を量産するのか……』と呆れて物が言えません。
こんなの、
当選後に暴落確定なのは、過去に何度も経験してきているのですけど、
それでも、国民の皆様は手を出したいのですかねぇ。
私的には、
この手の『小池新党』推しのマスコミ論調には正気を疑うばかりです。
ただ、
民進党が、小池新党との合流を目指して、
旧・リベラル護憲派と分裂しそうな状況になりつつあるのは、
日本の政治にとって大変良いことではないか、と思います。
思えば、
民主党が政権を転げ落ちてから、
日本政界で、旧・リベラル護憲派の立ち位置にいたのは『共産党』だけでした。
かつては、
一大勢力として合同したはずの民主党 → 民進党は、
ボロボロと分裂、劣化を始めて、
リベラル護憲で進むのか、
保守改革で進むのか、
どっちつかずでフラフラしっぱなしで、結局何もできないまま、停滞する。という……
本当によく分からない行動に終始して、
それが
結局『安倍批判』『批判のための批判』しかできない、無能野党への転落から
解党同然の今回の小池新党への合流という、
自らが寄って立つ足下を失ったための、この結果へと至るわけです。
そこで、
保守は小池新党へ、
リベラル護憲派共産党の支援を受けて新党を立ち上げる、と。
それぞれの政治理念をはっきりさせて再生し、
それぞれがきちんと機能、活動できるようになるのなら、
これは日本の政治にとっても、国民にとっても、
大変喜ばしいことではないか。と、
私的には、この動きを好ましく見ているのですけど。
まさに、日本政治のリストラそのものですから。


ただ、
一部の人からは、『安保関連法案反対議員を排除する』的な小池代表の発言に、
反発も起きていますが。
こういう人達は、本当にバカじゃないかなぁ……『政治』センスがないのでしょうねぇ。
今回の選挙で、
小池新党が過半数を取るとか、
そんなことは絶対あり得ないわけですよ。
マスコミ的には面白おかしく視聴率を稼ぐ目的で、そんな風に騒いでいたりしますけど。
これまでまったく候補者を用意していなかった政党が、
いきなり240人の候補を擁立して当選させるとか。
そんなことはどうやっても無理なわけで。
そんな無理を通せば、たちまちボロが出て組織として崩壊するでしょう。
そもそも、
政党すら立ち上がったばかりで、基盤が成立していないんですから。いきなり240人も抱えては組織を維持出来ませんよ。
しかし、
過半数を取らなくても、勝負に勝つ方法はあります。
自民党公明党連立の与党に過半数を取らせないことです。
それがダメでも自民党単独で過半数を取らせないことです。
おそらく、
自民党はこれを真剣に恐れているはずです。
自民党が恐れる展開としては、
民進党保守系とリベラル護憲系に分裂して、
保守系は『小池新党』との選挙協力で、議席を増やす。
リベラル護憲系は共産党との選挙協力で、議席を増やす。
これで、
自公連立与党の過半数割れになる。
そこまで行かなくても、60議席ほど野党に回れば少なくとも自民党単独では過半数がとれなくなる。
この展開が実はもっとも現実的で、自民党が恐れている展開です。
そして、小池代表が狙っているのもこれでしょう。
これなら小池新党単独で過半数をとれなくても、
与党が単独で法案を通せないため、
どこかで政治のキャスティング・ボードを握ることができるようになる。
自民1強と言われる国会運営が変わるわけです。
ただ、
この展開に進むためには、
民進党をはじめとする野党が、それぞれの政策に基づいて純化、分離、再結集することが大前提です。
今のような、『落選しなければ良い』的な政策理念も何もない護送船団を、
『小池新党』に望むのなら、
国民からは『従来と何も変わっていない』と見られてそっぽを向かれ、
自民一強の現状は変わらないまま、
小池新党は民進党議席を喰っただけで終わって何も起きませんよ。
新党『希望の党』の小池代表は、
この点よく分かっているようで、さすがに『勝負師』と評されるだけのことはあります。
でも、
民進党の議員やこれまで民進党を推してきたマスコミは、
まったく分かってない人がたくさんいるようで……
これじゃあ、
今回の政界再編もロクな物にはなりませんねぇ。


私的には、
こういう『内ゲバ』的な話はどうでもいいので、
一刻も早く、選挙公約を出して欲しい、と。それだけお願いしたいです。
公示もまだなので、
選挙公約、という形では打ち出せないでしょうけど。
これから掲げる政策理念、という形の情報で構いませんので、
各党とも、
すぐにもネットにアップするなり、駅前で配るなりして欲しいですね。
何分、
急に解散総選挙が決まって
政策論争もないまま選挙が始まるので、
各党の政策理念が具体的に提示されないと、
投票の基になる情報がなくて、判断できず困ります。
とくに、
いきなり誕生した小池新党は何がしたいのかさっぱり分からなくて、
このままでは、とても投票できません。
まあ、私的には小池代表は『嘘つき』だとしか思えないので、
どんな選挙公約が出てきても守られないだろうし。
そんな新党に投票する気は端からないですのけど。
それより、
民進党が分裂して、
リベラル護憲派純化した政策を掲げるのなら、そっち方は何を言い出すのか見てみたいですねぇ。




 民進党は、小池東京都知事が立ち上げた希望の党への事実上の合流を決めた。前原代表はすべての民進党議員の希望の党での公認を目指す考えだが、調整は難航が予想される。 両院議員総会では、前原代表が、民進党が立候補予定者の公認内定を取り消し、総選挙に候補者を擁立しないこと、そして立候補予定者は民進党を離党した上で、希望の党に公認を申請するという方針を示し、満場一致で了承された。一方、参議院議員民進党に残ったままとなる。
 その後の会見で前原代表は、すべての民進党議員の希望の党での公認を目指す考えを示した。
 前原代表「我々は一緒にやってきた仲間でございますので、この仲間の公認を目指すということで、これから交渉していくことになろうかというふうに思います」
 また、民進党憲法違反だと主張して希望の党と考えに隔たりのある安全保障関連法の見直しについては、希望の党との間で合意できるという見通しを示した。
 一方、小池代表は会見で、安保関連法に賛成しない人は「そもそも公認を申請しないのではないか」と述べた。
 希望の党・小池代表「この安保法制のときにですね、全くそれに賛成をしないというような方は、そもそもアプライ(応募)してこられないんじゃないかというふうに思います」
 また、希望の党の議員は、「全員なんか入れない」と話しているほか、民進党幹部も、「議員の1割ぐらいはこぼれるだろう」と指摘している。
 なお、前原代表は28日夜、「政党交付金の扱いなどテクニカルな話」として、自身は希望の党に合流せず、無所属で選挙戦に臨む考えを表明した。
 民進党・前原代表「衆議院選挙は無所属で出させていただく」
 一方、この民進党の決定に早速、批判の声があがっている。
 安倍首相「いま野党のみなさんは、新しい党を作ろうとしています」「あの新党ブームの結果、政治は混乱し、日本は長い経済の低迷に突入してしまった。ブームからは決して希望は生まれないんです」
 共産党・志位委員長「民進党の候補者がですね、希望の党の公認候補となった場合には、我が党は原則として、候補者を擁立して戦うことは当然のことではないでしょうか」
 民進党との連携を模索していた共産党の志位委員長は、民進党の決定は重大な背信行為だとして、対抗馬を擁立する方針を明らかにした。


 小池百合子東京都知事率いる国政新党「希望の党」が、民進党のリベラル派に踏み絵を迫っている。希望の党衆院選での公認を申請する民進党の立候補予定者に対し、安全保障関連法や憲法改正への賛同を条件として突きつけ始めたのだ。民進党カラーの払拭(ふっしょく)が狙いだが、選別する希望の党側も「すねに傷」の印象は否めない。(松本学)
 「全員を受け入れることはさらさらない。政策的に一致しないといけない」
 小池氏は29日、都内で記者団にこう強調した。その後の記者会見では「排除」「絞り込み」という露骨な表現まで飛び出した。
 希望の党関係者によると、公認の可否は安保法制存続と憲法改正に賛成するかを基準に決める。2年前の安保関連法案の衆院採決で賛成した旧民主党議員は一人もいない。看板を替えた民進党は安保法制は違憲だとして公然と「白紙化」を訴えてきた。希望の党は公認申請者に「改宗」を迫っているに等しい。
 民進党側には踏み絵を拒否する動きが表面化し始めた。リベラル系の赤松広隆衆院副議長グループに所属する逢坂誠二衆院議員は29日、「希望の党と肌が合わない」として無所属で立候補すると表明した。

追記:
ちなみに、
今ではすっかり嫌われ者になってしまった『ルーピー』元首相ですけど。
彼の一見『破天荒』にも見える『友愛』論は、
保守改革とリベラル護憲派の主張の違いを埋めて、一つに大同させる政策理念の接着材としては、
非常に有効な主張だったんですよねぇ。
おそらく、
本人にその気はなかったし、そんなことに気がついてもなかったし、
たぶん、周りの人でも気がついていたのは何人もいないでしょうけど。
なので、
民主党政権は『鳩山首相が退陣』したときに、崩壊したのは当然の成り行きだったのです。
接着材を失った後は、
分裂、崩壊するしかないですから。
ご本人に自覚と責任があれば、
前にもちょっと書きましたけど、
『大宰相』として日本の政治史に名前を刻むことも出来たのですけど。
それが今は、デモ隊の先頭に立ってプラカードを掲げるだけしかできない、とか。
その間、
日本は相当な政治リソースをドブに捨ててしまって無為な時間を過ごしてしまったわけです。
まあ、それも国民の選択なのですが。
なかなか上手くいかないものですねぇ。
この『ルーピー』元首相に対して、
今度、新しく担ぎ上げられているのが、
希望の党を立ち上げた小池代表ですけど、彼女には、ルーピー元首相のような、
保守改革とリベラル護憲派の違いを埋められる能力、というか。器の大きさはありませんので。
リベラル護憲派を排除して純化しようとするのは、
当然の結果でしょう。