kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

こういうニュースをなぜ扱わないのか――メキシコ地震、日本の救助隊が捜索活動終了 死者325人

私的には、
日本のマスコミはとにかく目の前の視聴率を稼げる話題ばかり追いかける風潮が、
顕著でどうにかならんかなぁ……と常々思っているのですけども。
いっこうに改善されない、というより、
最近は、
ますますその傾向に拍車がかかってきてきるように感じます。
それだけ金儲け主義に走っている、ってことなんでしょうけど。
インターネットで情報が手軽に得られる機会が増えて、
どころか、
プッシュ型って言われるメッセージ送信型でユーザーの囲い込みが始まってますから。
既存メディアの受け身型情報発信では、どんどん顧客を喰われて、
焦る気持ちも分からなくもないのですけど。
それで、
どこでも話題にしてそうな、目の前のブームばかり追いかけてても、
視聴者は増えませんよ。
それどころか、一律横並びの金太郎飴的な情報発信なので、
差別化も出来ずに、印象が薄れて、
ますます顧客離れに拍車が掛かるだけでしょう。
北朝鮮問題と選挙以外にも、
日本国民にとって大事なニュースはたくさんあると思うのに、
なんで取り上げないのか。それすら分からないなら見放されて当然ですよ。
たとえば、
こんなのとか。なぜ取り上げられないのかぁ。



 メキシコ中部で19日に起きたマグニチュード(M)7・1の地震で、現地に派遣された日本の救助チーム約70人が25日、捜索活動を終了した。順次、帰国の途に就く。在メキシコ日本大使館が発表した。
 メキシコ政府によると、地震の死者は少なくとも計325人となった。甚大な被害が出た首都メキシコ市の死者が半数以上の186人を占めた。
 日本のチームはメキシコ政府の要請に基づき21日に現地入り。メキシコ市で行方不明者の捜索に当たった。経験に富んだ日本のチームに対する住民らの期待は大きく、現場に到着するたびに大きな拍手が送られていた。(共同)





先に起きたメキシコ大地震で、
日本からレスキュー隊が派遣されて現地で救助活動を行い、
死にかけていた人を救助した、とか。そういう劇的な成果こそなかったものの、
地道な活動が評価されて、
現地の住民から感謝されつつ、活動を終了した。
というものです。
しごく当たり前、というか。
淡々と仕事をこなして、お礼を言われた――それだけのニュースなのですけど。
それだからこそ、
こういうニュースこそ、とても価値があると思うのですよね。
なんというか、
評価されれば、自信に繋がります。
そして、もっと活動してみようか……という前向きな姿勢にも繋がります。
評価してくれない行動を支持するのは、
よほどの覚悟がないと難しいと思うのです。
でも、
褒めてくれる人がいるなら、
「頑張ってみよう」「もっとやってみようか」と素直に思えるものじゃないですか。
昨今、
内向き傾向が強い、と言われている日本ですが、
私的には
その原因は、
マスコミが日本国内のニュースしか扱わなくなったことも大きな一因だろう、
と思っています。
今回の
災害救助とか、自衛隊の海外での活動とかが感謝されている場面とか、
そういうニュースをほとんど見かけなくなりました。
以前は、ちらほらテレビで映像を流していたりしていたのですけど。
そういうことがめっきり無くなりましたよね。
なんでですかねぇ……
個人が賞を取った、とかは結構テレビで拾い上げられるようになったのですけど。
政府組織が海外活動で賞賛を浴びた、とか。
感謝された、という報道はほとんど見かけません。
日本政府が海外で賞賛されると困る人でもいるのか、と
勘ぐりたくなるほどです。


でもさぁ、
日本人個人が賞賛されるのを見るのは、たしかに誇らしくなりますけど。
それだけです。
だって、
個人の活動を後押ししようとか、
そんな天才に自分もなれるとか、
そんな風には考えられませんもの。
そういう人達は、一握りのエリート、選ばれた人達で……
自分とは違う世界の人なんだ。
それで終わりです。
けれども、
政府組織とか、公益法人とか、自衛隊とか、今回のレスキュー隊が感謝されているのを見ると、
自分が払った税金が誰かの役に立っている、って
そんな風に自分のことを少し誇らしく思えたりするんですよ。
それで、
こんな風に感謝してもらえるなら、
もう少し海外のために日本政府が活動してもいいんじゃないか、
そんな風にも思えてくるんです。
それは別に日本政府を通してだけではなく、
どっかのNGOを通じて寄付という形での支援に協力してみようか、とかね。
勘違いされると困るのですけど、
日本賞賛番組を作れ、と言っているのではありません。
海外での活動で、
賞賛されている面もある、
非難されている面もある、
そういうのを出来るだけ取り上げて、
海外視線からの日本も見えるようにしなさい。
ということが言いたいのです。
最近は、
経費を掛けたくないからか、とかく日本国内の情報発信ばかりで。
なんなら、
新聞がこっち方面の海外での日本の情報を充実させて、
他のマスコミと差別化をはかり、生き残り図る、ってのもありだと思うのですけどね。
海外メディアの買収を進めて合併とか、M&Aとかしたりしているところもあるのですから。
やろうと思えばできないことはないと思うのですけど。
韓国とか中国のニュースは、
放っておいても向こうから届くので。
もう、そこには大して価値はないと思うのですよ。