kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

でも、やっぱりKADOKAWAが悪いよねぇ――けものフレンズ』降板騒動、制作会社側が謝罪 KADOKAWA交え話し合いへ

まず、
はっきりと私の見解を書いておきますけど。
前回『けものフレンズ』の記事を書いたときに、
いちおうプロジェクトから出てきた公式コメントの立場は
それとなく分かる、共感できる点があることは書きました。
カドカワ側がいいたい点はなんとなく想像がつくかなぁ、ってのは事実です。
ただ、
今回の騒動で、誰が一番悪いのか、と言えば『KADOKAWA』が悪い、
これはハッキリしています。
なぜ、『KADOKAWA』が悪いのか、
ここでは『KADOKAWA』=けものフレンズプロジェクトのプロデューサーという
解釈でかきますけど。
今回の騒動は「たつき監督を外した」ことが問題じゃなくて、
けものフレンズのアニメ二期が制作進行中である、
みたいアナウンスを早くから出してしまったこと……これが今回の騒動の元凶です。
今回は、
私はアニメに出資する立場での、金を出す側からの視点で書いていきますけどね。
分かりやすく言うと、
『宮崎アニメの続編作ります……でも、宮崎駿スタジオジブリはタッチしません』
ってのが、
今回のカドカワが起こした大失態の問題点を
もっとも分かりやすく例えていますでしょうか。
これやられたら、
金出す側としては、『それなら早く言えよ』とカドカワをぶん殴りたくなりますよね。
少なくとも
ゲームショーとか、
全体の企画バリバリ動かしてて、
この後も、色々キャンペーンやるんですよ、
みたいな話も出していながら、言う話じゃないないです。
はっきり、
『アニメの二期は未定です。まだ予定立ちません。
 いろいろ調整しなくちゃならないので。
 ゲームの方は新作出しますけど、これはアニメと別の世界観になります』
と、
最初から公に、ユーザーに対してもアナウンスしておけば、
ここまで大きな騒動にならんかったですよ。
と言うか、これはその後予想される混乱をさけるために絶対言わなくちゃいかんでしょ。
それをしないで、
アニメとゲームとプロジェクトが全体で動いているような錯覚を外部に与えてしまった、
ヘタしたらこれ『詐欺』ですよ。
それが今回の騒動の原因で、
プロデューサー・カドワカの許されない大ミスです。
けものフレンズ』はもともと
アニメの前に、ゲームの企画があって、メディアミックスの企画があって、
SNSゲーとして稼働していて、マンガも出ていて、
大したユーザーも獲得できずにサービス終了してしまったのですけど。
本来の『けものフレンズ・プロジェクト』のコンセプトに近いのは、
こっちのゲームやマンガの方です。
といってもゲームとマンガでもまったく別物の内容だったりするのですけど。
アニメであった、よく分からない謎に満ちたストーリーなんて一切存在しない。
キャラクター推しだけの内容で、
キャラクターにストーリーがないからバックストーリーを補うために
動物の擬人化、という手法が用いられた。
この辺は『艦これ』とか『刀剣乱舞』の手法と一緒ですね。
そこからゲームイベントとかマンガのエピソードの度に作られたストーリーがどんどん追加されていく、
と言う方が正しいでしょうか。
もともとのプロジェクトの中には、
ジャパリパーク』のエリアの具体的な内容とか『海の向こう』の世界とか。
そんなものはなかったはずです。
少なくともゲームの中には出てきてません。
逆にゲームはマンガ・アニメなどのサブカル系のパロディネタみたいな、
SNSゲーにありがちなカオスなストーリーになっていて、
アニメのような謎に満ちた世界の秘密を少しずつ解き明かしていく、
というような大きな展開はありません。
細かいネタ中心のイベントシナリオの連続になります。
けものフレンズ』プロジェクト全体では
舞台としての『ジャパリパーク』の大枠だけ作って、
後は好き勝手に想像してください、方式ですので。
アニメはアニメで、ゲームやマンガのシナリオとは、
これまた細部が別設定になっていたりして、初めて見た設定が山盛りです。
これはこれで、
面白い手法なんですけど……でもねぇ。
いざ続編作ろうとしたら、
『世界観どうするの?』ってのが大問題になるんですよね。
一番素直にプロジェクトの根本に立ち返って回答するなら、
『全て別々でオーケー、好き勝手で問題なし』ってことになるのですけど。
アニメ1期が強烈な印象付けをしてしまったので、
『アニメ1期とは異なるパラレルワールド的な内容になってます』となると、
多分、
金出す方は
『アニメ1期関連には金出すけど、別物ならいらないな』
と答えますよ。
だって、スト−リーが違うなら、全く異なるコンテンツですもの。
キャラが同じでも、そういう受け止められ方をユーザーにされるリスクがあります。
当然、金出す方はそんなリスクはとりたくありません。
あくまで売り物になるのは『アニメ1期版けものフレンズ』だけですから。
だから、
プロデューサー役のカドカワもそこは後でトラブルが起きないように、
はっきり言わなくてはいけなかった。
その一番はっきり言わなくてはならないことを言わずに、
ズルズル進めてしまった。
いや、
『ここまでアニメが売れたんだからアニメを基調にして、世界観まとめ直しましょう』
って、
もう一度摺り合わせをやって、
それから作るなら、ズルズル進めてても良かったんですよ。
でも、現実はそうじゃないでしょ? 
たつき監督はじめアニメ制作スタッフほぼ全替えです。
それで、同じ世界観……もっとはっきり書くなら『空気感』を作れるのか、
って
無理ですよ。
それなら、最初に書いた通り、
『アニメの二期は未定、
 それ以外のプロジェクトは色々と進んでいますけど。
 それらはアニメの世界観とはちょっと異なる、
 また別の形のけものフレンズになります。
 もちろんアニメのキャラクターがそのまま活躍するプロジェクトもあります。
 これからは、そういう色々な形のけものフレンズを発信していく予定です』
ってはっきりアナウンスしておけば良かったんですよね。
ところが、
アニメの内容があまりにも売れて社会現象みたいになってしまったから、
アニメの世界観が、
それまでのメディアミックスで展開されていた世界観も含めた
けものフレンズプロジェクト全体の世界観みたいなことを
プロデューサーがインタビューで喋っちゃってしまった。
※これは前回の記事でもちょっと書きましたけど、
 アニメが放送終了直後に、
 日経トレンディけものフレンズカドカワ側の担当プロデューサーの
 インタビュー記事を掲載している、その内容によってます。
 5月10日付けでしょうか。
 これを読むと、アニメの内容がプロジェクトの世界観を見せるものなんだ、
 という発言をプロデューサーがはっきり明言しているのですね。
 プロデューサーが公でこんな事を言ってしまったら、
 この後は、アニメの世界観の延長で新しい世界を作っていかないと、
 『偽物』って言われてしまいますよ。



たしかに、
それぞれのコンテンツで独自解釈を許す手法ですから、
アニメの内容もプロジェクトの一部、ってのは間違いでないのですけど。
じゃあ、
あのアニメの内容が公式設定って言えるんですか? 言っていいんですか?
って声に対する配慮がカドカワ側に明らかに欠如していた。
ここが、今回の騒動のすべての原因です。


それで、下にブックマークを貼った記事では、
総合コンセプト・デザイナーの立ち位置にいる、
吉崎観音さんがアニメ制作側と衝突したみたいに書かれてますけど……
そりゃあ、衝突しますよ。
だって、
アニメになってから知らない設定山盛りなんですもの。
それで、
『その後どうなる? 次のデザインどうするの?』
とか新作の話をプロデューサーの方から振られてもさぁ……
『そんなの俺が分かるわけないだろ? アニメのスタッフに聞いてくれ』ってなりますよね。
だってプロデューサーが
『アニメの世界観こそけものフレンズです』みたな発言を公式にしてしまっているんですもの。
総合コンセプトデザイナーが『偽物』を作るわけにはいかないでしょう。
役職としての責任からも、何も作れませんよ。
何が『本物』なのか、
そこをはっきりさせてくれないと。
これは
クリエイターの嫉妬ではなくて、
カドカワのプロデューサーが『創造する』ってことについて、
ちょっと無頓着すぎた、というか。
プロジェクトの『物語世界観の統一』ってのを、
甘く見過ぎていた結果。と言えますかね。



で、
この『物語世界観の統一』ってのは、
これは実は『金の話』と結構密接な関係がありまして……
世界観が一つならお金の流れも一つ、
世界観が別々ならお金の流れも別々……にはならないんだなぁ。
でも、お金の流れが別々にならないと、
お仕事がたくさん集中するところと、全然仕事が回ってこない部署で、
それぞれお金どうやって配分するの……って。
面倒な話になるわけですよ。
そこで、
前回書いた『横紙破り』的なアニメ制作スタジオ側の行動も出てくると、
ますます面倒くさい話になるわけですね。


もちろん、
たつき監督側もなんだかよくわからないことを色々してくれて。
それはそれで頭の痛い問題だと思いますけど。
ただ、
そっちの方は、
『それじゃあ、なんで今まで放置してたの?』って話になりますし。
頭が痛い問題なんだけど、
裁判に持ち込んでいない点と、
ニコニコ動画にアップされている動画が削除になってない点を考えると、
単に監督、制作スタジオ側が悪い……と断言するのは難しいですね。
仮に、
これらの発表を認めるような契約だったなら、
それは文句を言うのが筋違い、って話にもなりますから。
多分、
カドカワの誤算だったのは、
アニメ業界締め出しをくらっても、
たつき監督と制作スタジオは別に大した問題と捉えなかった、
そういう力関係をカドカワ側が見誤ったんじゃないですかね。



 人気テレビアニメ『けものフレンズ』の監督で、シリーズ構成などを務めた「たつき監督」が自身のTwitterで同アニメの制作から外れると報告し、波紋を広げている。
 しかし、今回のけものフレンズ製作プロジェクト関係者は「ネットでは限られた情報しか流通していないので、間違った炎上の仕方をしてしまい、申し訳なく思っている」と語る。
「そもそも、たつき監督が外れた理由は、彼が本当に思い詰めてこれ以上作品を自分が手がけることができなくなったと漏らしていた6月ぐらいからずっと燻っていました。我慢をしていたのですよ。それが、8月上旬にある事件をきっかけにすべてが壊れる方向に進んでしまった」と実態を知るメディア関係者は言う。
 そのある事件とは「『けものフレンズ』のキャラクターデザインや原作原案者扱いであった吉崎観音さんが『もうたつき監督には外れてほしい』と会議の席で明言してしまったのです」とはメディア関係者。また制作関係者も「3月末の時点で、吉崎さんが自身で『けものフレンズ』をコントロールできなくなったと感じて、たつき監督の所属する制作会社であるヤオヨロズ社を外してほしいと委員会メンバーに言い始めました」と証言はほぼ一致する。
 アニメ制作に詳しいメディア関係者は「テレビ東京はもとは違うアニメ企画をやるつもりだったのが、ちょっとしたトラブルで埋まらなくなったので、KADOKAWAなどと協議して『けものフレンズ』の放送を決定しました。テレビ東京は悪意はないので、今回の事件にはほとんど関係ありませんし、たつき監督が降りるツイッターを書いて騒ぎになったときも最後まで『たつき監督は必要だから』と説得に回っていました」と説明する。
 しかも、27日深夜に発表された製作委員会の公式コメントでは、たつき監督の所属するヤオヨロズ社が許可なくコンテンツを利用して個人用アニメを制作したこと含め、ヤオヨロズ社が勝手に制作を降りる話をしたことになっている。
 これはどういうことか。

KADOKAWAは吉崎さんを連れてきてプロジェクトを立ち上げた以上、吉崎さんをコントロールしなければならない立場なのに、功労者であるたつき監督やヤオヨロズ社が目立つことに不快感を示して、吉崎さんがヤオヨロズ社を全部外せと騒ぎ始めたのを押さえられなかったのです」と制作関係者は説明する。
 KADOKAWAの社員も取材に対して「角川も頑張ってどうにかしようと思ったのでしょうが、吉崎さんがたつき監督への嫉妬を爆発させてしまったのは計算外だったんじゃないかと」と暗に状況を認める回答をしている。
 過去にも、KADOKAWAは人気シリーズのアニメの続編で制作陣を総入れ替えしたり、ヒットタイトルの立役者を外してKADOKAWA色の強い息のかかったクリエイターを送り込んで台無しにするケースは存在する。同じ轍を「けものフレンズ」でも繰り返してしまったのか。
 事情に詳しいクリエイターは吉崎氏についてこう語る。
「吉崎さんは優れたクリエイターですし、何かを作り上げる力はとても強いのですが、自分が中心になって制作が進まないと気に入らない部分があり、ヤオヨロズのようにアニメファンにも刺さるような会社が独自のプロモーションを始めるとイライラする部分はあるのではないでしょうか」
 前出の制作関係者も「KADOKAWAの担当者が吉崎さんの嫉妬をコントロールできず、逆に吉崎さんにIP(けものフレンズ)のコントロールをさせようとして肩を持った結果、実力のあるヤオヨロズを外さざるを得なくなったんです」という。そして「アニメ業界には必ずそういう自意識の強い、でも優れたクリエイターが集まって良い作品を作るので、そこをきちんと強い力でグリップできる担当者がうまくハンドリングしないと絶対に揉めることになるんですよ」と説明する。
 KADOKAWAは「ケロロ軍曹」など売れるIPを制作できる吉崎氏を重用し、吉崎氏の意向を通す決断をした。ではなぜ、製作委員会ではあのような公式コメントになってしまったのか。
「監督を変えてヤオヨロズを外してもシリーズ(けものフレンズ)が儲かると判断したのもあるでしょうが、それ以上に、製作委員会に入っている各社に『KADOKAWAが不始末をしてしまいました』と説明しづらかったのが大きいと思います」(制作関係者)
 また、「あくまでKADOKAWAの社内の問題ですので、製作委員会が本来KADOKAWAの立場だけを前面に出して公式コメントを出すことはかなり議論があったようです」(メディア関係者)という。
 そればかりか、JRA日清食品といったコラボ企画もようやく進み、製作委員会も潤おうとしているところでKADOKAWAはなぜ制御することができなかったのか。せっかく育ったタイトルの暖かな雰囲気を根底から破壊するような、大人の事情の醜い表出があったとするならば、事実を隠し傷口を広げた関係者の責任は重い。


文・デイリーニュースオンライン編集部






というわけで、
カドカワ側の偉い人が出てきて頭を下げて、
アニメ制作側の偉い人も頭を下げて、手打ちになるみたいです。
で、
アニメの出来を心配する話もありますけど。
そっちは……まあ、問題ないと思いますけど。
それはまた、もうちょっと色々情報が出てきたら書こうと思うこともあるかなぁ。
ただ、
この辺はもうヤクザの手打ちと同じで、
頭クラスの名前がズラリと並ぶってことは、
『メンツ潰したら、お前の存在潰してやるからな』ってことなので。
早々、情報も出てこなくなりそうですね。
それでも気が向いたら、また何か書いてみようか、と思います。
来週くらいに……?
先週の降板ツィート騒動からこれまで、
色々な情報が臭い物のフタを空けたみたいにいっぺんに飛び出してきてますけど。
こういう場合、
どこも全部本当のことは話していない、
でも、少しずつそれぞれの真実を混ぜて、
それぞれの立場から情報を出している、ってパターンが多いので。
ここまでの情報を拾って繋げていくと、
それなりに真実に近いものが見えてくると思います。
というわけで、
考察サイトとか出てくるんでしょうか……
なかなか愉快な展開になってきました。




アニメ『けものフレンズ』のたつき監督がプロジェクトからの降板を発表した騒動で、監督を擁するアニメーション制作会社・ヤオヨロズ取締役の福原慶匡氏が3日、自身のツイッターで騒動を謝罪し、「これから話し合いを始めます」と進展をつづった。また、KADOKAWA井上伸一郎専務もツイッターを通じヤオヨロズ側からヒアリングを行ったことを報告。今後、KADOKAWAも加わりヤオヨロズ、製作委員会を含めた話し合いを進めていくとしている。
 福原氏は「ファンの皆様にお伝えする事が遅くなりまして大変申し訳ございませんでした」とまず騒動をお詫び。続けて「影響の大きさを鑑みて発表の方法に関して協議しておりました。発表を受けて川上(量生)社長、井上専務が迅速にヒアリングして下さり今回の発表に至った事を感謝しています。これから話し合いを始めますので何卒よろしくお願いします」と、KADOKAWA側の関係者が事態の改善に向けアクションをおこしたことを報告した。
 一方、井上氏は「『けものフレンズ』の件につきまして、KADOKAWAは製作委員会の一出資企業にすぎないことから今まで発言を控えていました。私としても『けものフレンズ』におけるたつき監督の功績は大いに認めております」と釈明。
 その上で「この度の騒動にいたるまでの事態を正確に把握してなかったのは不徳のいたすところです。先週ヤオヨロズのみなさんと2回のミーティングを行なう機会を得ました。その際、製作委員会のご意見とヤオヨロズ様のご意見に大きな溝があることが分かりました」と説明した。
 続けて「特に『監督降板』の経緯、版権使用についても認識相違があることと、
監督のツイッターでのご発言の真意にはそういったことが積み重なったことが原因であるということが分かりました。そこで私としては、ヤオヨロズのみなさんと今後のことについてどうするべきか相談に入ったところです」と進ちょくを報告している。
 たつき監督が9月25日、「けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです」とツイートしたことから、ファンが監督の続投を求める署名活動を始めるなど今回の騒動に発展。27日にはKADOKAWAらが参加するプロジェクトの運営側「けものフレンズプロジェクトA」(以下、KFPA)がアニメの公式サイトにコメントを掲載した。
 KFPAはヤオヨロズについて「事前の情報共有をしない作品利用があった」「情報は事前に共有してほしい旨の正常化を申し入れた」「その条件は受け入れられないので(監督を)辞退したいと返答があった」と降板までの経緯を説明しており、ヤオヨロズ側のコメントが待たれていた。


追記:
ちょっとだけ書き足しておくと、すべての原因は「A」ですよね。
多分、これで分かる人には分かると思います。今回の騒動のアニメ制作側とけものフレンズプロジェクトのすれ違いが。
やっぱりKADOKAWA側が調整失敗したんだろうなぁ。