今日、というか、
日付変わってもう昨日になってしまいましたが、
中国で今日アズ等の党大会が始まりました。
中国で5年ごとに行われる、一大国家事業です。
これから来週半ばまで、
この5年間の報告と、
これから先5年間の計画を延々と話し合う、というよりも、
中国の指導層が国内外にアピールする場、と言えましょうか。
今回は、
習近平政権になってから初めての党大会、
ここでこれまでの実績をアピールして、
これからの5年で自らの権力基盤を作るための法文を制定し、
過去の権力達に並ぶ、
巨大な権力を手中に出来るのかどうか、という日々になります。
そこで、
以前にこの落書きブログで書きましたけど、
北朝鮮のミサイルが当てつけのように発射されるのだろう……と、私は予想していたのですけど。
これは、私だけでは無くて、結構多くの専門家もそのような予想を立てていたのですけれども――
――なんとなれば、ここ最近で他に効果的なメモリアル・デーが存在しませんので。
消去法で、今日ここしかないだろう……と、
多くの人が予想していたのですけど。
……飛びませんでしたねぇ。
朝から、ニュースをチェックして貼り付いていたのですけど。
深夜零時を回って今日のこの時間まで、
今のところ北朝鮮に大きな動きはありません。
中国の党大会に、短い祝電を送ったくらいです。
いったい北朝鮮はどうしてしまったのか、
今のところ、
ニュースのコメントなど見ていると、
まだまだ中国の党大会は続くので、時期を見計らっている……という意見が多く見られます。
という中で、
私的には、
2つの状況のどちらかではないか、と予想を立ててます。
一つは、
今、韓国近海で米韓が合同の軍事演習を行っています。
これは、16日から始まって20日まで続く予定ですが、
空母やイージス艦などが展開し、海上哨戒機、潜水艦まで参加している、かなり大規模なものです。
そんな状況の中で、
仮に北朝鮮が次のSLBM(潜水艦から発射するICBM)発射実験を行おうとしたら――SLBMは北朝鮮の次のミサイル実験の有力候補の一つですが、
アメリカに北朝鮮が保有する潜水艦の能力を察知される可能性が高いですから。
北朝鮮としては、
多数の米艦艦艇、哨戒機が展開している中へ、
潜水艦を出航させることができなかった。
それで、
18日にミサイルを発射できなかった、
という場合。
これはあり得そうかなぁ、と。思ったり。
それとも、
二つ目の仮定として、
今年の5月にも北朝鮮がミサイル発射を控えていた時期がありました、
そして、そのときは北朝鮮とアメリカが極秘裏に北欧で直接交渉していました、
その後、
例の帰国後亡くなってしまったアメリカ人大学生の解放などについて、
具体的に交渉があったりなかったり、
北朝鮮とアメリカが直接交渉を行っていたことが明らかにされたのですけど。
5月の当時は、
米朝の直接交渉は公には伏せられたまま、
ただ訳も分からず北朝鮮が突如としてミサイル発射を行わなくなったので、
その静けさが不気味であれこれと、
色々な解釈が飛び出して騒ぎになった、ということがありました。
そういう前例と同じで、ひょっとすると、
今も北朝鮮とアメリカの直接交渉が極秘裏に進んでいるのかもしれません。
そのため、
交渉がひとまず終わるまでは、北朝鮮もミサイル発射を控えている、
ということもあり得そうです。
とかまあ、
ざっくりと書きましたけど。
中国の党大会は始まったばかりですし。
今のところ、
北朝鮮はミサイルに関して何の声明も出していないので、
本当のところはよく分かりません。
たまたま機械の調子が悪くて、飛ばせなかっただけかもしれませんしね。
明日の朝、
というか
今日、この後、払暁未明にミサイルが日本の上空を飛んでいくかもしれませんし。
果たして、
どうなることやら。
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会は18日付で、同日開幕した中国共産党大会に宛てて「円満な成果を収めることを心から祈る」などとする祝電を送った。朝鮮中央放送などが定時ニュースで伝えた。
ただ、ラヂオプレス(RP)によると、2012年の前回党大会の祝電に比べ、分量が3分の1以下に短縮され、「兄弟的中国人民」「伝統的な朝中親善」といった文言がすっぽり抜け落ちた。北朝鮮は、トランプ米政権と同調し、国連安全保障理事会の制裁決議に賛成した習近平政権に不満を鬱積させており、最悪ともいえるほど冷え込んだ中朝関係を象徴した形だ。
祝電には、党大会を「熱烈に祝賀」「中国の特色ある社会主義建設偉業の遂行で大きな前進を収めたことを喜ばしく思う」といった紋切り型の文言はあるものの、中朝の友好関係に触れた言葉は一切見当たらない。
国連制裁が履行されれば、北朝鮮は輸出額の9割を失うとされるが、輸出先の大半は中国であり、北朝鮮はこれまでも公営メディアを通じ、名指しこそ避けつつも制裁に同調した中国を非難してきた。
米韓軍は16日、日本海と黄海で米原子力空母ロナルド・レーガンなどが参加する合同軍事演習を始めた。米空母の朝鮮半島への接近は、6月ごろに2隻が日本海に展開して以来。北朝鮮では先週から弾道ミサイルを搭載した複数の移動発射台の展開が確認されており、朝鮮半島を巡る緊張が再び高まりそうだ。
演習は米韓の空母、イージス艦や潜水艦などの艦艇40余隻のほか、戦闘機やヘリなどが参加。空母の護衛や対潜水艦戦闘、ミサイル探知などの演習を行う。米軍は合同軍事演習後も今月下旬まで半島近海で単独の演習を続ける見通しだ。
また、在韓米空軍は16日、ソウル空港で報道陣に、ステルス戦闘機のF22やF35Aを公開した。17〜22日に同空港で開かれる国際展示会では戦略爆撃機B1Bなども一般に公開する。同軍のハワード広報室長は16日の記者会見で「韓国との安保協力強化のためだ」と語った。
これに対し、16日付の労働新聞(電子版)は、「米帝は追従勢力まで動員し、反共和国策動に狂奔している」とし、米国との対決に備えるよう呼びかける社説を1面に掲載した。
朝鮮中央通信によれば、北朝鮮の政府機関紙「民主朝鮮」は15日、「米国が軍事的挑発の道を選ぶなら、米本土は即時に無慈悲な核の報復攻撃で焦土と化すだろう」と警告した。(ソウル=牧野愛博)