多分、選挙も台風もなかったら新聞の一面を飾っていたニュースだと思うのです。
日本人ではなかなか手が届かない階級での世界王者ですし。
TKOですから。
『リベンジ』といか『再起』というか。
これまた日本人好み……というか、
『因縁の対決』とかバックストーリーのある試合で、
日本人でなくても興行的に盛り上がる条件が出揃っています。
試合前の特番から見てましたよ。
選挙速報と台風速報とかぶっていなければ、ねぇ……
今日のワイドショーでも大きく取り上げられていた、と思うのですよ。
それがねぇ……
私的には、
この人はつくづく『逆境の星』を背負っているのだなぁ。と
そんな風に感じてしまいます。
今回の再戦の原因となった、不可解な判定もそうですし。
アマチュア時代の経歴にしても、
一度は選手引退してからのカムバック、オリンピック金メダルですから。
おそらく、
並の常人では持ち得ない強大な才能を備えた故の、
『波瀾万丈』なのでしょうけど。
私のような凡人は、
この素晴らしい偉業に憧れ、たたえるのみです。
おめでとうございます。
10月22日 23時13分
ボクシングの村田諒太選手が、WBA=世界ボクシング協会のミドル級タイトルマッチで、チャンピオンのアッサン・エンダム選手にテクニカルノックアウト勝ちし、世界チャンピオンとなりました。村田選手はオリンピックで金メダルを獲得していて、日本選手で初めてアマチュアとプロの両方で世界の頂点に立ちました。
村田選手はことし5月、WBAミドル級王座決定戦でエンダム選手に判定で敗れました。
しかし、村田選手がダウンを奪いながら敗れた判定に疑問の声が相次ぎ、WBAが再戦を指示する異例の事態となって、22日夜、東京・両国の国技館で再戦が実現しました。
村田選手は序盤から相手のパンチをブロックしながら積極的に前に出てプレッシャーをかけ、強烈な左右のパンチを的確に打ち込んで試合のペースをつかみました。
中盤以降はエンダム選手の足が止まり、ボディブローや得意の右ストレートが決まって、たびたび相手をふらつかせました。
そして、第7ラウンドが終了したところでエンダム選手が試合続行を諦めたため、村田選手のテクニカルノックアウト勝ちとなり、村田選手が5か月前の雪辱を果たし、新チャンピオンになりました。
村田選手はロンドンオリンピックで金メダルを獲得していて、日本選手で初めてアマチュアとプロの両方で世界の頂点に立ちました。
また、選手層の厚いミドル級の世界王者は、日本選手では竹原慎二さん以来、22年ぶり2人目です。