北朝鮮問題の影に隠れて、あまり話題になっていないこの問題。
私的には、
ちょっと……いや、かなりマズいことになったなぁ、と見てます。
いや、
ロシアが平昌五輪に出場できなくなる、そのこと自体については、
あまり気にしてないんですよ。
ドーピングに対して、懲罰的な判断がくだるのだろうなぁ……とは、
この問題が始まっていた当初からの観測通りでしたから。
ただ、
この前知ったのですが、
来年の3月にくらいにロシアで大統領選挙があるのですね。
となると、
今回の平昌五輪にロシアが出場させない、って
国際オリンピック委員会が決定した場合。
プーチン大統領は再選に向けて、
大統領選挙の直前でかなり大きなマイナス点を背負うことになります。
平昌五輪が来年の2月で、
大統領選挙が翌月の3月ですから。
冬季オリンピックが終わったらロシアではすぐ選挙……みたいなスケジュールです。
この平昌五輪に、
仮にロシアが出場できない、となると。
プーチン大統領は、再戦に向けて相当な逆風が吹くことになります。
あと、
韓国の文オジサン、これも相当苦しい立場になるでしょう。
冬季オリンピックで、
多くのスター選手を抱えるロシアが参加しなかった場合、
ごっそり大きな穴が開くわけですから。
ただでさえ盛り上がっていない平昌五輪は、トドメを刺されて失敗確定。
チケットなんてどうやっても売れないし、
テレビ中継すらなくなるかもしれません。
五輪が終わった後、
その責任問題が発生するのは間違いなく、
文オジサンも当然、責任を問われます。
しかも、
韓国民が五輪失敗による多額の借金を背負わされた状態での追求ですから、
生半可な言い訳では許してもらないでしょう。
一気に政権崩壊の引き金になるかもしれません。
……で、
そういう切羽詰まった事態を回避しようと、
当然、プーチン大統領も文オジサンも考えるわけで。
じゃあ、どうしたらいいのか。
これは簡単で、
平昌五輪が、
ロシアとか韓国とは関係ない何か別の問題で失敗すればいいわけです。
それって何か……といえば、
一番簡単なのは、
北朝鮮との戦闘状態になればいいのですね。
朝鮮戦争が始まれば、
平昌五輪なんて、開催してられません。
その場合、韓国やロシアが責任を問われることはなく、
悪いのは全部、北朝鮮で、
両者の平昌五輪での失敗はなかったことになります。
まあ、
なんというか、
『風が吹けば桶屋が儲かる』的な陰謀論ですけど。
平昌五輪って、あと2ヶ月とちょっと、というこの時期に来て、
明るい話題が全然出てこないんですよね。
なんとしても開催しよう、って。そういうエネルギーに欠ける、というか。
どうもネガティブな情報ばかり積み上がってて、
これで本当に開催できるのかなぁ。
というか、
開催する気があるのか、見ててすごく疑問なんですよ。
世界反ドーピング機関(WADA)は16日、ソウルで理事会を開き、2015年11月から停止しているロシア反ドーピング機関(RUSADA)の資格回復を見送った。WADAの判断は、来年2、3月に迫った平昌冬季五輪・パラリンピックへのロシア選手団の出場停止につながる可能性があり、同国は厳しい状況に追い込まれた。
昨年のリオデジャネイロ大会からロシアを全面除外した国際パラリンピック委員会(IPC)は、RUSADAの資格回復が平昌大会出場の可否を判断する上で大きな材料になるとしており、年内にも判断する見通し。国際オリンピック委員会(IOC)はWADAの決定を踏まえ、12月の理事会で同国の五輪参加を最終判断する予定。(共同)