kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

相撲界って救いがたいよね。本当に2 ―― いろいろ発言のおかしい貴乃花親方について

なんかマスコミだと、貴乃花親方は改革の旗手で、
今回の行動は内部告発で、
協会対貴乃花親方、
の構図になっているのですけど。
それがそもそもの大間違い、というか。
世間の
事実認定が迷走シテイル原因なんですよね。
というのも、
発言を辿っていくと、貴乃花親方もかなりおかしな事を言っているんですよね。
本人は、
雑誌インタビューや、
知人に事件のことを漏らした覚えは無い。と危機管理委員会の聴取で明言してますから。
危機管理委員会での発言だけに搾っても、
たとえばこれとか。

 元横綱日馬富士による暴行問題で、日本相撲協会が11月30日の理事会の場で処分をちらつかせながら貴乃花親方を説得し、弟子である被害者の貴ノ岩の事情聴取へ同意を取り付けたことが1日、分かった。
 貴乃花親方は八角理事長(元横綱北勝海)から調査の協力要請を受けたが断った。同親方は「一般の方に迷惑を掛けたかもしれないので、警察に届け出た。巡業部長として、自分の弟子でなくても同じことをした」と報告した。
 危機管理委の高野利雄委員長が鳥取県警に電話することを発案。自ら電話をかけ、協会による貴ノ岩聴取が捜査に支障がないことを確認した。それでも「協力できない」と貴乃花親方。高野委員長は「では定款に沿って対応させてもらう」と、協力しない場合は処分に発展することをにおわせた。伊勢ケ浜理事も「定款がある」と続く。最終的に貴乃花親方は、警察の捜査が終われば、聴取に応じる意向を示した。


 大相撲の元横綱日馬富士関の暴行事件で、11日に書類送検された元日馬富士への鳥取地検の判断が出るまで、日本相撲協会危機管理委員会による被害者の平幕貴ノ岩の聴取が遅れる可能性が12日、浮上した。貴ノ岩の師匠、貴乃花親方(元横綱)と聴取に応じる時期について認識に相違がある恐れが出てきたため。

 危機管理委の高野利雄委員長(元名古屋高検検事長)は11月30日の理事会で、書類送検を警察の捜査終了とし、この時点で貴乃花親方が聴取に協力する意向を示したと説明した。だが、同親方が捜査終了の解釈を明確にしていないとする理事会出席者もいる。鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は「あの人(貴乃花親方)が理解しているかどうか」と指摘した。

ブックマーク貼った記事は、もう1ヶ月も前のものです。あと、鳥取県警書類送検した後のものですね。
先の方のニュースは、
メインの情報は、
この後の貴乃花親方に聴取の同意を取り付けた交渉手法が、
これ以上協力を拒否するなら、相撲協会の定款に従って処分することになりますよ。
と協会と危機管理委員会側が定款に乗っ取った処分を持ち出して、貴乃花親方に対処を促して、
貴乃花親方も『それでは困る』と渋々聴取を受け入れた……と。そのこといついて書かれた記事です。
ただ、
この時点で、既に協会と危機管理委員会側は、『聴取を拒否するなら定款に従って処分する』と明言しているわけですから、
当初予定していた、12月11日過ぎの鳥取県警からの書類送検後の聴取開始から、
検察の捜査終了にまで聴取開始の引き延ばしをはかった
=危機管理委員会側からすると、確認した合意を一方的に反故にしたわけですからそうとしか見えません、
貴乃花親方は、当然、前言の通り定款に従って処分の対象となるわけです。
認識の相違があるなら、
当然、危機管理委員会が直後に記者会見で時期を公表した時点で、
すぐに異議を相撲協会と危機管理委員会に届け出て、再度協議するべきでした。
協会の『理事』なんですから。
協会の業務を円滑に進めるために、当然必要とされる行動です。
なのですが……
……ズルズルと何も報告せず、異議も申し立てず放置してました。
これは、
危機管理委員会としては認められませんよ。
危機管理委員会が『正当とする明確な理由が見当たらない』と言っているのはこの辺の貴乃花親方の行動をさしているのだろうと思われます。
で、
結果として前言の通り、
定款に従った処分になりました。処分の重さというか『理事解任』というのはこの一件でほぼ確定だったのではないですかね。
じゃないと、今度は危機管理委員会そのものがガバナンス不在になってしまいます。
恣意的に処分を軽減した……とも見られかねませんから。


と言うような事例があったり、
それに先の記事中に貴乃花親方の発言で、

>「一般の方に迷惑を掛けたかもしれないので、警察に届け出た。巡業部長として、自分の弟子でなくても同じことをした」

と書いてあるのですけど。
これも、
ほじっていくと、
じゃあ『力士同士だけの事件で一般の人が周りにいなかったから届け出を出さなかったのか?』と。
これはこれで、かなり首を傾げてしまう内容を喋ってます。
被害が重かったから届け出を出した、
被害が軽かったから届け出を出すまでのこともない、と思った、
そういう理屈なら分かるんですけどね。
あと、
被害者の『貴ノ岩』が届け出を出すことを望んだ、望まなかった、で被害届け提出の可否を判断するのもありでしょう。
でも、
一般人に被害が及んだか否か……というのは。
貴乃花親方のこれまでの発言ですと、
貴ノ岩は相当な重傷を負ったことになっていますが、
でも、一般人に被害が出なかったら、届け出ナシで済ます。とも裏に潜んでいるように聞こえます。
貴乃花親方が『隠蔽体質』と糾弾している、
今の相撲協会の現実と大差ないだろう……と。
三者からはそうとしか見えないのですが。
貴乃花親方の認識は、
『自分は相撲協会と違う』と自負しているようで、
その認識はやはりどこかズレてるんじゃないでしょうか。


で、
面白い事に、
これだけの事件なんですけど。
一連の情報をまとめたまとめサイトがいっさいないのね。
なんか、
まとめると都合の悪いことでもあるのかな。
じゃあ、
私がまとめサイト作りますか――と問われたら、情報が多すぎて面倒くさそうなので。
まったくヤル気ないですけど。ね。

というか、
今回の処分で貴乃花親方を庇っている人って、
どう見ても『情弱』か『マスコミに躍らされているバカ』としか言いようがないのですけど。
少なくとも、
この11月末に取り決めた、
貴乃花親方の聴取合意は無効だから、処分も無効、というのなら分かるのですけどね。
擁護する理由が、
『被害者と加害者が似たように処分されるのはおかしい』
って話ですし。
だって、処罰される原因が違うのに、それ比べることになんの意味があるの?
と思います。


ちなみに、
私は今の相撲協会の在り方が正しいとは思っていません。
でも、
相撲協会が間違っているから、貴乃花も無罪放免でいいだろ。
というのは乱暴すぎませんかね。
日馬冨士や他の力士に対する処分の正当性については、
それはそれで別の案件としてきちんと対処するべきでしょう。
そう思ってます。