いや、何のことか……というと。
昨日、佐賀で自衛隊機のヘリコプターが墜落した時に、
ふとそんな風に思ってしまいました。という話です。
最近やたらと沖縄の在日米軍でヘリコプターが事故を起こしているわけですけど。
実は、
去年から日本の自衛隊もけっこうな頻度でヘリコプターが墜落、遭難しているんですよね。
いまだに事故機体不明なままのものもありますし。
事故件数で言えば
沖縄の米軍とどっこいどっこいだったりします。
けれども、です。
沖縄の米軍は不時着して、それこそ機体が炎上したりもしているのですけど、
それでも死者はそれほど出てないんですよね。
沖ノ鳥島で洋上訓練していた輸送機が墜落した事故で、
乗員が3人死亡したくらいでしょうか。
しかし日本の自衛隊、となると……
事故の度に死んでいる、くらいの頻度で、
けっこうな死者が出ています。
こういう風に見ると、
実は、
在日米軍の方がシビアにリスクをコントロールして、事故を防いでいる……と言えるのでしょうか。
テレビのコメンテーターは絶対にそんなこと認めないでしょうけど。
ところで、
今回墜落したのは、『アパッチ・ロング・ボウ』攻撃ヘリで、
対地戦闘でとくに優れた、通称『戦車キラー』と言われているヘリコプターです。
ハリウッド映画やゲームでも良く登場する、
攻撃ヘリですね。
オバ-ホール後の慣らし運転中に墜落したのだとか……
うーん、
やっぱり北朝鮮での地上戦、あるんですかね。
去年は、
主に哨戒機とか索敵機とか、そういう系統の事故が報告に上がっていたので、
北朝鮮のミサイル試射に対する備えとして、
索敵、哨戒系の稼働率があがって、
その分事故も増えたのかなぁ……と、
そんな風に思っていたのですけど。
攻撃ヘリまで事故を起こしてしまったとなると、ねぇ。
ここ最近、
つまり去年から今年にかけてですけど、
やたらと、
事故が増えているように思えるのですけど。
実際これは思い違いでは無くて、
在日米軍の事故なら、
平年だと年に2〜3件程度の数が、
去年から今年にかけて10件近くに激増してますし。
同じペースで激増したのは近いところで2004年くらいです。
2004年というと、
ちょうど北朝鮮が核兵器の不拡散に関する条約を脱退したのが2003年で、
アメリカが北朝鮮の核兵器開発に神経を尖らせて、
北朝鮮と戦争するかどうか、緊張が高まっていた時期ですね。
一歩間違えば、戦争が始まってもおかしくなかった、と言われている時期です。
もしかすると、
今度こそ本当に戦争が始まるのかも知れませんね。
でもまあ、
日本の対戦車ヘリが北朝鮮まで攻めていくわけではないので。
たまたまなのかもしれませんけど。
5日午後4時45分ごろ、佐賀県神埼市千代田町の住宅にヘリコプターが墜落したとの119番があった。墜落したヘリは陸上自衛隊目達原駐屯地(同県吉野ケ里町)の第3対戦車ヘリコプター隊に所属するAH64D戦闘ヘリコプターで、佐賀県警によるとヘリの墜落で住宅が燃えた。
防衛省によると、ヘリには男性隊員2人が乗っており、うち1人が死亡、別の1人は捜索中という。ヘリが墜落した住宅には4人が暮らしており、小学5年の女児が右膝を打ち軽いけがを負った。両親と兄は外出しており、無事だった。近くには幼稚園や小学校もあったが、ほかにけが人は確認されていない。
小野寺五典防衛相は当初、ヘリには2人が搭乗しており、2人とも心肺停止が確認されたとしていた。墜落したヘリは5日夕に異常を感知したため着陸を試みたが、機首から落下した。現場は目達原駐屯地から南西に約4キロ離れており、ヘリが西方向に飛行した後、陸自隊員が機首から落下する様子を確認したという。
ヘリが墜落した周辺には市立千代田中部小があり、同校教頭は「小学校の数百メートル先の住宅街に落ちたようだ。黒煙と火が見える」と話した。
平成24年4月15日 青森県の陸奥湾で海上自衛隊ヘリが護衛艦に接触し墜落、機長が死亡
27・2・12 宮崎県えびの市の山中で海自ヘリが墜落、乗員3人死亡
28・4・6 鹿児島県鹿屋市の山中で航空自衛隊の飛行点検機が墜落、6人死亡
29・5・16 北海道北斗市の袴腰山付近で大破した陸上自衛隊のLR2連絡偵察機を発見。乗員4人死亡
8・17 山口県岩国市の海自岩国航空基地で、海自のCH101多用途ヘリが横転。4人が病院に搬送
26 青森県沖の日本海上で海自の4人乗り哨戒ヘリが墜落。3人が行方不明
10・17 浜松市沖で空自の救難ヘリが墜落。3人死亡、1人行方不明