いや、私の勝手なヤマ勘というか。
昨今のニュースを繋げていくと、
そういうことになるのでないか、と。
そう思ってしまうのですよ。
いきなりかもしれませんけど。
けれども、
いきなりと言うなら、
北朝鮮が韓国の文オジサン大統領に訪朝を要請したとか。
首脳会談がしたいとか。
これもイキナリ過ぎる話ですよ。
前にもチョロっと書きましたけど。
北朝鮮にとって韓国との外交カードは下策も下策、
八方手詰まりになったような、最悪の状況で『溺れたときの藁』としての相手で、
『ブタ札』です。
前回の南北首脳会談が2007年でしたから、それから10年以上使っていない、
それほどの『クズ役』ですけども。
もはや、北朝鮮はそんな『クズ手札』しか切れない、
残された手段が『クズ手』しか残っていない、という事実の現れでもあります。
そして、
この『クズ手』すら失敗の結果で終われば、
残るのは『最悪手』――座して死を待つか、自爆覚悟で打って出るか=米国との戦争しかありません。
とかとか、
ゲスの勘ぐりですけども。
でもねぇ、
金正恩オジサンは、昨年末に白頭山にお参りしているのですよ。
この白頭山というのは、
北朝鮮にとっては、開祖所縁の地として、
とても重要な意味を持った『御山』なわけですけど。
そこへ登山して頭頂で何かしら『祈願』したことを、
北朝鮮国内にアピールしているのですね。
これは北朝鮮にとって、
かなり重大な『政治アピール』です。
果たして、
この『政治アピール』がいったい何に繋がるのか――
今の所、それはハッキリしていません。
明確な形になっていません。
北朝鮮は今年に入ってから明確な核実験、ミサイル試射を控えて、
大きな動きはしてません。
唯一と言って良いのが、平昌オリンピック前日の軍事パレードでしょうか。
一説では、
『2ヶ月の間、ミサイル試射、核実験を控えればアメリカが直接対話に応じる』
という裏交渉もあったそうですけど。
だとすると、
平昌オリンピックが終わる頃には、この期限を充たすことになります。
となると、
北朝鮮は韓国の文オジサンを呼び出して、
この後に予定されるアメリカとの直接対話のための条件を託す、
前交渉の意味を持っているのかも知れませんけど……
ここで、
アメリカが北朝鮮の出す条件を呑むかと言えば、
これまでの経緯から『No』じゃないですかね。
アメリカとしては、
もう現実問題として北朝鮮との交渉決裂を織り込み、
戦争準備を進めているフシがあります。
昨今の、
ニューヨーク市場の株価暴落はその一環ではないのか、
と噂する人もいるくらいですから。
果たしてどうなるのか。
そもそも、
平昌オリンピック終了もこの平穏な日々が続くのか、
それすら確かではないですし、ね。
北朝鮮の最高指導者、金正恩・朝鮮労働党委員長が韓国の文在寅大統領を平壌に招き、南北首脳会談の実施を呼びかけた。正恩氏の妹、金与正氏が、正恩氏の手書きの親書を文大統領に渡したという。韓国大統領府が10日、発表した。
韓国大統領府ではこの日、平昌五輪の開会式に合わせて訪韓した北朝鮮の金永南・最高人民会議常任委員長や、与正氏ら北朝鮮代表団が文氏と会談した。
文大統領と金正恩氏の会談が実現すれば、2007年10月以来の南北首脳会談となる。
文大統領は、南北首脳会談を「実現させるべき」と述べ、北朝鮮に米国との交渉を再開するよう促した。
党序列第2位の金永南氏や、金与正氏を含む北朝鮮側は、朝鮮戦争以降の訪韓代表団として最も高位。両国の代表たちはキムチやソジュ(焼酎)を共にしながら、約3時間にわたり会談したという。
韓国大統領府によると、与正氏は文大統領に、「できるだけ早い時期」の訪朝を促した。冬季五輪を機に北朝鮮が融和姿勢を重ねて示していることについて、米トランプ政権は強い警戒感を示している。
前日のレセプションや開会式で、マイク・ペンス米副大統領は北朝鮮代表団と言葉を交わすのを避けた。また、韓国と北朝鮮の選手たちが統一旗を掲げて「コリア」として合同入場した際、ペンス氏は座ったままだった。
文大統領は昨年5月、北朝鮮への融和路線を掲げて当選した。ただし、実際に対話を再開し、首脳会談を実施するようなことになれば、主要同盟国・米国の不興を買うことは必至で、大統領は難しい立場に立たされている。