kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

そろそろ終わりが近いのかも ―― 北「米国と対話の用意」 金英哲氏が表明

さて、オリンピックが終了しました。
というわけで、北朝鮮がさっそく動いてきましたよ。
なんか最近、日本メディアの論調を眺めていると、
思いっきり的外れというか、勘違いも甚だしいコメントが垂れ流されていて、
苦々しい限りなのですけど……
注目するべきは、
北朝鮮が次のミサイルを発射するのか否かで、
北朝鮮が文オジサンと会談した、とか。
北朝鮮のミサイル開発進度は問題の本質ではありません。
というか開発進度なんて時間で計れる物ではないですし、
内部情報がリークでもされない限り、外から見てるだけで判断つくものではありません。

北朝鮮アメリカと争っているわけで、
北朝鮮がいくら口で「アメリカに到達する核ミサイルを作った」と言っても……というか、
既にそんなことを言い始めてますけど。
これまで何度も言ってきたわけで、
今更言葉だけで誰も信じません。信じられません。
口で言うだけでは交渉のカードになりません。
なので、どこかで実際にサンプルの核弾頭を載っけて試射してみせる必要が有るわけです。
太平洋上に。
もしくは、自国内での核実験です。
北朝鮮が国外に技術提供するにしても、実績のない兵器を買う相手はいません。
アメリカや他国を交渉のテーブルに引きずり出すためには、
『核戦力の完成を示すためのプロモーション』と『データ』が必須になります。
実際、今までそうしてきたわけですし。
そういう風に結果を見せられてきたからアメリカは警戒しているわけです。
アメリカは、北朝鮮のこれまでの進展から
次の核実験、もしくはミサイル発射でそれが『完成』する、と警戒を高めているわけです。
それがこの春から夏か……という話です。
そして、
ここにも日本人の多くが勘違いしているらしい点があって、
仮に次のミサイル発射があった場合、
これはアメリカにとって安全保障の危機にほかなりませんから、
即座に武力行使に踏み切るでしょう。
大量破壊兵器保有した独裁者が『アメリカに向けて使う』と公言しているわけですから。
排除しか選択肢がありません。
つまり、
完成したから次のフェイズに移る……ではなくて。
完成した場合は『排除』が即発動です。
その手段は、現状だと武力行使しか考えられない。
それは、北朝鮮側も理解してます。
核戦力の完成を見せてしまった場合、
アメリカと交渉する手段は『戦争』しかあり得なくなる。
オリンピック後に行われる米韓軍事演習のアメリカ戦力、
これが北朝鮮がミサイル発射した場合の即応部隊となるのでないか。
これが北朝鮮側の懸念です。
つまり、
アメリカと北朝鮮はいま『戦争』をかけて交渉しているわけです。
それが今、目の前で繰り広げられている米朝交渉の内容ですよ。
そして、この米朝間の争いに韓国が入る隙間なんてどこにもありません。
最初からずっと韓国は蚊帳の外で交渉の相手にはならないのです。
とまあ、
そんな具合に現在は緊張に充ちた状態なのですけど、
平昌オリンピックですっかり平和ボケに戻ってしまった日本のメディア人は、
現状が戦争直前ってことも忘れて、
的外れなコメントを垂れ流して笑い話にしかなりません。
アメリカと北朝鮮の高官が簡単に接触しないのも、
言葉一つ間違えたらそれが『戦争の引き金』を引いてしまう、って現実をよくよく理解しているからです。
だから軽々しいカジュアルな接触は避けているわけですし、
極秘会談の直前になってドタキャンしたりしているわけです。
韓国と会談しているのは、まったく交渉相手として認めていないから。
北朝鮮にとって躊躇する必要が無いわけです。
アメリカも北朝鮮も、
どちらも『お前が戦争を始めたんだ』と非難される立場にはなりたくない。
かといって、
アメリカは北朝鮮の核戦力保有を認められないし、
北朝鮮は、独裁政権の維持は譲れない。
じゃあ、落としどころをどうするの……って話ですね。
で、武力行使で力ずくで北朝鮮から核戦力を取り上げる以外に、何か手段があるのか……って話ですけど。
実はあります。
あるでんすよね……というか既出なんですよね。
去年の話になりますけど、
北朝鮮と核放棄について予備交渉をした時に、このときの交渉相手は中国ですが、
北朝鮮から『年間6兆円の資金援助を10年間続けてくれるのなら核放棄に応じる』という話が出たそうです。
『毎年6兆円の資金援助』と『アメリカとの平和条約の締結』がセットです。それで核兵器の廃棄に応じる、と。
この条件にアメリカが応じることが考えられます。
平和条約の締結は無理でしょうけど、資金援助なら可能でしょう。
ただし、年間6兆円の援助を払うのは韓国です。
つまり『南北融和』のコストですね。
資金援助開始の前提条件として、
国連の核査察を受け入れること。核濃縮施設などの放棄、核兵器を階的に廃棄することなど色々な条件が付帯するでしょうけど。
それらの条件の履行と平行して、
かつて稼働していた開成工業団地を再開するとか、
色々な手段で韓国が6兆円支払うことにすれば、米国と北朝鮮のどちらもお互いの要求を満たせて、
今の緊張状態を緩和することができるわけです。
米国の戦略として
韓国が6兆円出せないなら北朝鮮と戦争になるけどそれでいいか? って話ですね。
ただ、この6兆円も現実問題として韓国一国が支払うのでおそらく交渉で3兆円くらいに値切られるとは思いますけど。
なんか日本の朝鮮ラブラブパヨク勢力が聞いたら、
こめかみから血を噴き出しながら抗議しそうな話ですけど。
日本にもアメリカもちゃんと言い分があって、
日本は拉致問題が解決されない以上、北朝鮮に資金援助なんて一切出来ません、
そんなことは世論が許しません、
アメリカは北朝鮮の人権問題が解決しない限り、これまた北朝鮮に資金援助なんて議会が許さない、
それから北朝鮮は、
この話を出した段階でロシアと中国にも資金援助をするように求めていたらしいですけど。
ロシアも中国も『そんな金を出すくらいなら戦争を選ぶ』と断言するでしょう。
となると、
今の枠組みで北朝鮮に資金援助が可能なのは韓国だけ。
南北融和を謳って北朝鮮との戦争回避を第一に掲げる韓国なら毎年6兆円くらい出して当然じゃない?
って組み立てですね。
そして、
ここで米朝交渉として韓国が資金援助するなら北朝鮮は核ミサイルを放棄する、って話まで
アメリカが先に詰めてしまうことで、
その後の南北交渉で韓国がこの話を飲まなかった場合には、
交渉決裂で、その結果行き着く先が北朝鮮アメリカの『朝鮮戦争』に発展しソウルが火の海になっても、
その責任は全てに和平交渉を決裂させた韓国にある、って展開です。
つまりここから先は、
韓国が北朝鮮の望む金を払うのか否か、
払えなければソウルは火の海、
それは平和交渉を決裂させた韓国の文オジサンの責任、
という極めてシンプルな交渉一本に絞られるのではないか……
と、
私的には勝手に予測しております。
アメリカの外交って、
そんなものじゃないですか?
北朝鮮と戦争になるにしても、融和に進むにしても。
どちらにしてもタイムリミットが来た、ってことでしょう。



 【平昌=桜井紀雄】北朝鮮金正恩朝鮮労働党委員長の側近で、2010年の韓国哨戒艦撃沈などのテロを主導したとされる金英哲党副委員長兼統一戦線部長ら代表団が25日、訪韓し、平昌五輪の閉会式出席に先立ち、文在寅大統領と平昌で会談した。
 韓国大統領府によると、金英哲氏は、文氏に対し米国と対話を行う「十分な用意がある」と表明。南北関係と米朝関係が「ともに発展しなければならない」との意見で一致した。
 閉会式には、トランプ米大統領の長女、イバンカ大統領補佐官ら米代表団も参加した。