いやぁ、長かったですね。
工事に着手したのが、もう20年以上も前の話ですよ。
というか、工事を始めたのがおおよそ30年前です。
私が、
北海道から町田に出てきたのが、今から10年くらい前ですけど。
ちょうどその頃に、『下北沢駅』が地下に移動して、
開かずの踏切として有名だった地上の踏切がなくなりました。
この辺は駅がなくなって、すっかり印象が変わりましたね。
昔のゴチャッとした感じがなくなって垢抜けたというか。
いや、
駅周りだけですけど。
それはそれとして、なんというか、
うーんただねぇ……
複々線化が進んで、
代々木上原から登戸まで高架線路が完備されて、
本当に電車の運行は早くなりました、よ。
もう、快速なんかは、
この区間は一切止まらずノンストップで走り抜けていきますから。
本当に早いです。早いんだけど……さ。
新宿から代々木上原までが単線なんですよね。
いや、
代々木上原から地下鉄にも乗り入れしているので、仕方がないことなんですけど。
結局、
高架の上を踏み切りナシで突っ走っても、
代々木上原から新宿の間で、各停、急行、快速が、同じ線路を使うことになるので。
ここで電車が詰まって、
遅延が発生するんですよね。
ちょうどボトルネックみたいに、
最後の最後、出口のところは線路が一本にまとまってしまうので、
大量のダイヤを捌ききれず、
詰まってしまうわけです。
いや、
新宿都心には高架を作るような土地もないし、
地下も地下鉄が通っていて、
これ以上どうしようもないことは分かっているのですけど。
それなのに、
町田から新宿までの所要時間をさらに短縮するとか。
代々木上原から新宿の間で、
ちょっとでもダイヤ乱れが発生したら、
玉突き状態で、すぐに後ろのダイヤが全部遅れを被ることになるのですけど。
そこまでして
増便しないとダメなんですかねぇ。
それより、いっそ12両編成作っちゃった方が、
確実だと思うのですけど。
ただ、
これを実用するには、ホームの延長工事が必要になるので、
それはそれで大問題だとは思いますけどね。
小田急線が電車の本数を増やすのは、
もう限界を超えているのじゃないかなぁ……
通勤ラッシュの緩和のため、小田急電鉄が29年かけて進めてきた複々線化工事が完了し、代々木上原(東京都渋谷区)―登戸(川崎市)間の11・7キロで3日に運転が始まった。17日から複々線を生かした新しいダイヤで運行し、混雑率の大幅な緩和などを見込む。
この日早朝、複々線化に合わせて地下化された下北沢駅(東京都世田谷区)の地下1階ホームでは、小田急関係者ら約40人が出席し、開通式が開かれた。初めてこのホームに入った上り電車の出発に合わせてテープカットした同社の星野晃司社長は「大工事が完了し感無量。新たな小田急のスタートです」と話した。
東京・多摩や神奈川から都心へのアクセスを担う小田急線は、長年「混む上に遅い」と言われてきた。世田谷代田―下北沢間のラッシュ時の混雑率はここ10年ほど190%前後で推移。2016年度は192%で首都圏の主要31区間でワースト3だった。
複々線化で、各駅停車と急行などが別の線路を走れるようになる。新ダイヤでのラッシュ時の輸送力は約40%増。混雑率は150%程度まで緩和すると見込む。通勤時間帯の快速急行の増発などで、新宿までの所要時間は町田から最大12分、小田急多摩センターから最大14分短縮される。(千葉雄高)◇
《小田急複々線化》 通勤ラッシュの緩和などを目的に、小田急電鉄は代々木上原―登戸の11・7キロで上下の線路を各2本計4本にする複々線化を進めてきた。1989年に、東京都が進める連続立体交差事業と一体で、東北沢―和泉多摩川の10・4キロに着工。今回、残っていた東北沢―梅ケ丘の地下区間1・6キロの工事が完成した。