メディアは、やたらと森友決裁文書の書き換え問題ばかり騒ぎ立てているのですけど。
この問題に関しては、
証人喚問がどうしたこうした、とか。
もうそう言う次元の話ではないと思うのですよね。
厚生労働省が「働き方改革」で出してきた資料における、
データの恣意的な使用、解釈も含めると、
果たして、役人提出している文書は信じていいのか、
数字は都合良く操作された物ではないのか、
という。
ある意味、
かつての中国行政に対して日本の政治家がバカにしていたような顛末が、
日本の役人の間でも平然と行われていたのかもしれない、って話で。
今の所、マーケットはそこまで反応してませんけど、
これがいったん反応を始めたら、
日本市場がまるごと吹っ飛んでいく話です。
実際のところ、
書き換えられた書類をダウンロードできるサービスを
NHKのサイトで始めたのですけど。
これで、現物を見るのが良いと思います。
すると、
今国会で行われている議論や、
マスメディアが取り上げている内容が、如何に局所に限定された、
矮小化された議論であることが、
丸わかりですので。
2年前にも文書の削除があった、とか。
やっとメディアが報じていますけど。
そんな話、前理財局長の佐川氏を証人喚問してもまったく関係ねーじゃん。
つまり、
佐川氏がどうこうとか、そういうレベルを遙かに超えたところで、
何かが動いていた、という。
そういう事実に、
今の国会とかマスメディアの論調が、
まったく対応出来ていません。
なにか、
みんなでグルになって隠したいことでもあるのでしょうか?
さっさと、
外部有識者を中心に組織した第三者委員会を立ち上げて、
そこに強力な調査・監査権限を持たせて、
内部調査させるべきだと思うのですけど。
全然、そう言う話にならないんですよね。
書き換え前の文書には安倍総理大臣の妻の昭恵氏など政治家やその家族の名前が数多く書かれていて、財務省や近畿財務局が森友学園と政治家などとのつながりを意識していたことがうかがえます。そして、こうした名前が書かれていた部分はこれまで開示されていた文書ではすべて削られていました。 このうち、昭恵氏の名前は国有地の貸し付け契約に関する決裁文書に添付された「これまでの経緯」という資料の中にありました。
削除される前は平成26年4月28日に行われた打ち合わせでの学園側の発言として、
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打合せの際、
「本年4月25日、安倍昭恵総理夫人を現地に案内し、
夫人からは『いい土地ですから前に進めてください』
とのお言葉をいただいた」との発言あり
(森友学園籠池理事長と夫人が現地の前で並んで
写っている写真を提示)
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と書かれていました。
さらに平成27年1月8日に森友学園が小学校の運営に乗り出すことを伝える新聞社の記事がインターネットに掲載されたとしたうえで、
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国会においては、日本会議と連携する組織として
超党派による「日本会議国会議員懇談会」が
平成9年5月に設立され、
現在、役員には特別顧問として麻生太郎財務大臣、
会長に平沼赳夫議員、副会長に安倍晋三総理らが就任
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さらに参考として国会議員などの学園の訪問状況も記されていて、平成20年から25年にかけて学園を訪れた5人の議員の名前のほか、昭恵氏についても平成26年4月に講演や視察を行ったことが記されていました。
このほか、籠池氏から事務所が相談を受けていたことを明らかにしている鴻池元防災担当大臣についても、
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「本件は、鴻池祥肇議員から近畿局への陳情案件」
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などと複数の箇所に秘書の名前がありました。
同様に平沼赳夫元経済産業大臣と故・鳩山邦夫元総務大臣の秘書が森友学園の国有地取引をめぐって財務省や近畿財務局に相談をしていたと書かれていました。
鴻池祥肇 元防災担当大臣について書き換え前の複数の決裁文書に
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「本件は、平成25年8月、
鴻池祥肇議員(参・自・兵庫)から近畿局への陳情案件」
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とか平成25年8月13日に
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「鴻池祥肇議員秘書から近畿局へ照会(受電)。
籠池理事長が、本件土地について購入するまでの間、
貸付けを受けることを希望しており、
大阪航空局に直接相談したいとの相談を受ける」
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などの記載があります。
そして、8日後の8月21日に近畿財務局の担当者が同席する形で籠池前理事長が大阪航空局を訪れたことが書かれていますが、こうした記述はいずれも書き換え後の文書から削除されています。
鴻池氏の秘書は去年3月のNHKの取材に対し、籠池前理事長から国有地の売却手続きなどについて面談や電話で相談を受け、近畿財務局や大阪航空局に合わせて8回問い合わせの電話をしたことを明らかにしていました。
また鴻池氏の事務所が作成した「陳情報告書」には平成25年8月からおととし3月までの間に籠池前理事長から繰り返し相談を受けていたことが記録されていて、鴻池氏が同席した面談では「上からの政治力で早く結論が得られるようにお願いしたい。土地の評価額を低くしてもらいたい」と要望があり、「ウチは不動産屋ではありません」と答えたと記載されています。
また鴻池氏は去年3月の会見で4年前の平成26年4月中旬、国会のみずからの事務所で籠池前理事長の夫婦と面会し封筒のようなものを渡されそうになったことを明らかにしていました。鴻池氏は「財務省か大蔵省かわからないが、お願いの儀があるようなことをちらっと聞いた。同時に、紙に入ったものを差し出され、『これでお願いします』と言われた。一瞬で、カネだとわかった。だからそれを取って『無礼者』と言い、そういうのは教育者と違う、『帰れ』と言った」と述べ、差し出されたものを突き返したと説明していました。
去年3月の国会で当時、理財局長だった佐川 前国税庁長官は「籠池前理事長と近畿財務局の面会に政治家による仲介は一切なかった」と説明し、個別の面会記録は残っていないと答弁していました。
平沼赳夫元経済産業大臣について、書き換え前の決裁文書には
「H27.1.29平沼赳夫衆議院議員秘書から財務省に
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『近畿財務局から森友学園に示された概算貸付料が高額であり、
何とかならないか』と相談。
財務省は『法律に基づき適正な時価を算出する必要があるため、
価格についてはどうにもならないこと、
本件については学校の設立趣旨を理解し、
これまで出来るだけの支援をしていること』を説明」
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と記載されています。
平沼氏をめぐっては大阪府が去年4月、森友学園が開校を計画していた小学校の認可をめぐって、平沼氏側から問い合わせがあり、当時の大阪府の担当職員が、
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「『学園の理事長に対する大阪府の職員の態度が悪い』
という連絡があった」
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などと話していることを明らかにしていました。
これについて平沼氏の事務所は、去年4月のNHKの取材に対し、「森友学園の小学校の認可申請に関連して、平沼議員本人や事務所スタッフが大阪府に電話などで連絡を取ったことは一切ない」と説明していました。
おととし亡くなった鳩山邦夫元総務大臣について書き換え前の決裁文書には「H27.2.16鳩山邦夫衆議院議員秘書から国会連絡室に『森友学園が近畿財務局から国有地を借受ける件について相談したい』との連絡」とか「H27.2.17鳩山邦夫衆議院議員秘書が近畿財務局に来局し『近畿財務局から森友学園に示された概算貸付料が高額であり、何とかならないか』と相談。近畿財務局はH27.1.29の財務省対応と同様な説明を行う」と記載されています。
平成27年1月29日には平沼元経済産業大臣の秘書が森友学園への国有地の貸し付け料をめぐって財務省に相談し、
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「財務省は『法律に基づき適正な時価を算出する必要があるため、
価格についてはどうにもならないこと、
本件については学校の設立趣旨を理解し、
これまで出来るだけの支援をしていること』を説明」
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と記載されていました。
自民党の北川イッセイ元国土交通副大臣について書き換え前の決裁文書には
「H27.1.15森友学園が
国土交通省北川イッセイ副大臣秘書官に
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『近畿財務局から示された概算貸付料が高額であり、
副大臣に面会したい』と要請。
国土交通省は『貸付料は近畿財務局において
決定する内容であるため、面会しても意味はなさない』旨回答」
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という記載があります。
森友学園の籠池前理事長は去年3月の証人喚問で北川元副大臣について
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「国有地の土壌を除去する費用を大阪航空局に
代わって立て替えたが、『早く返還して欲しい』と依頼した」
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と述べていました。
一方、北川元副大臣は去年3月のNHKの取材に対し「籠池氏とは会ったこともなく知らない。何かを頼まれたことは一切ない」と発言を否定していました。
財務省が書き換えを認めた14の文書はあわせて78ページの分量があります。
このうち元の文書が削られたり、書き換えられたりした部分を一続きの文書や文言ごとに数えるとおよそ310か所にのぼりました。